東京都江東区大島

江東区大島（おおじま）は、町域の北を竪川、西を横十間川、南を小名木川、東を旧中川に囲まれた下町です。最寄り駅は都営地下鉄新宿線の「西大島駅」「大島駅」「東大島駅」となっています。全国的に見ても珍しい川の上にある東大島駅は、その下に旧中川が流れ、旧中川に沿って遊歩道が整備されています。水と緑豊かな環境は、都会の喧騒が遠くに感じられる安らぎのスポットとして人気があります。

大島稲荷（おおじまいなり）神社には、松尾芭蕉の句が書かれた江東区の登録文化財「女木塚（おなぎづか）碑」があります。慶安年間（1648-1652）に建てられた大島稲荷神社は大島神社とも呼ばれ、厄除け、衣食住、さらには出世開運などあらゆる産業の神様として崇拝されています。また、境内には芭蕉像や小林一茶の句碑などがあり、俳句に親しむ人々の聖地として有名な神社です。

旧中川と小名木川が合流する位置につくられた旧中川・川の駅では、水陸両用バス「スカイダック」が勢いよく川に進水していく様子を見られるでしょう。さらに水の街である江東区の歴史を後世に伝えるため、小名木川の中川口に設置されていた関所「中川番所」近くに資料館が設置。ジオラマなどを使って中川番所を再現し、江戸時代の水路を使った物流や歴史・文化に関する資料を展示しています。江東区大島は何世紀も前から続く歴史ある街であり、その魅力から移り住む人も少なくありません。車移動も多く、月極駐車場が多い地域です。