東京都江東区木場

江東区木場はその名の通り、木材を扱う町として発展してきました。江戸時代の初めから隅田川河口に貯木場があり、各地から建設用の資財が運び込まれさまざまな建築に大きな役割を果たしてきたのです。石造りの建物が無いうえ、長屋風の住宅が多く密集していた江戸時代には小さな火事が発端となって、たびたび大火事が起こりました。そのたびに災害の復興を目指して各地から大量の木材が木場に集まり、新たな町づくりに役立てられたのです。明治時代になると、木場付近の埋め立てが始まります。海が遠くなったことで貯木場としての役割は新木場へと移っていき、埋め立て地には木場だけでなく平野・三好両町をも含む木場公園が造成されました。
木場公園の中には、所在地は三好になりますが「東京都現代美術館」があります。江東区木場は1丁目から6丁目まで設定されており、南北に細長い町です。月極駐車場は、国道475号近くや最寄駅である東京メトロの木場駅付近を中心に見つけられるでしょう。永代通りや三ツ目通り、葛西橋通り、さらに首都高速9号深川線木場出入口・塩浜入口などを利用して、自動車による移動が多い地域です。
町のランドマーク的存在として、2000年11月に完成した「深川ギャザリア」があります。ここにはイトーヨーカドー木場店が出店し、木場に住むたくさんの人達の暮らしを支えている複合施設です。