東京都中野区

中野区は東京23区の中で唯一、区内に国道が通っていない地域です。しかし青梅街道や目白通り、山手通り、環七通りなど10を超える都道が走っているため、車でのアクセスは問題ないでしょう。しかしJR線や西武線の踏切と交差している地点では、「開かずの踏切」という問題を抱えています。区内の月極駐車場はかなりの数にのぼり、その多くが平置きのため車種を問わず利用には困らないでしょう。
中野区のランドマーク的存在といえば、中野サンプラザと中野ブロードウェイでしょう。中野サンプラザはもともと｢全国勤労青少年会館｣の愛称でしたが、新しくなってからは音楽ホールだけでなくホテルやレストラン、結婚式場、スポーツクラブ、ボウリング場などを備えた複合施設としてたくさんの人が利用しています。
また、東洋大学創設者で哲学者の井上円了によって造られた哲学堂公園は、東京都の指定名勝になっています。現在は中野区立の公園で、ソクラテスやカント、孔子、釈迦の4人を祀った「四聖堂」がはじまりとなり、これを哲学堂と呼びそれが公園の名前になりました。そんな中野区は、平成22年の統計によると夜間人口314,750人、昼間人口289,176人です。区外へ通勤・通学している人の割合が高いことから、ベッドタウンとしての役割を果たしている区といえます。