東京都大田区

大田区は東京23区の中で最も南に位置し、区の東側には羽田空港があります。羽田空港は大田区のシンボルともいえる存在で、国際化に伴って飛行機を利用する人だけでなく、それ以外の人も楽しめるような施設になりました。その面積は大田区全体の3分の1を占めるほどです。
大田区は、東京湾を埋め立てによって大きくなりました。1992年（平成4年）に国際化を目指した羽田空港の沖合埋立て工事が終わったことにより、現在は東京23区の総面積の9.6%を占めます。それまで1位だった世田谷区を抜き、大田区が最大面積を誇る区になったことを表します。羽田空港があることや工業地帯であることを背景に、大田区は交通アクセスには恵まれた地域といえるでしょう。月極駐車場も平置きタイプを中心としてたくさん点在しており、車種を問わず見つけやすいはずです。
大田区には、歌川広重の「名所江戸百景」に描かれた名勝洗足池があります。ここには以前、池のそばに勝海舟が晩年を過ごした住まい「千束軒」がありました。しかし、残念ながら空襲で焼失してしまっています。現在は大田区の文化財に指定されている、勝夫妻のお墓だけが残っています。桜の名所でもあり、お花見の時期にはたくさんの人で賑わう場所です。また、大田区は都内最大の工場地帯という側面も持ち、大手企業の本社も構えられています。