東京都文京区小石川

文京区小石川は、東京都23区東部にある文京区の西半分のエリアを指します。いわゆる「山の手」といわれる区域で、昔ながらの邸宅が並ぶ閑静な高級住宅地として知られる場所です。
小石川といえば、歴史系ドラマで登場する「小石川療養所」を思い出す方は少なくないでしょう。その300年の歴史は幕を降ろし、現在は「小石川植物園」として静かに緑を讃えています。小石川の地名は古く、鎌倉時代にはすでにその地名が記された記録があります。小石が多い場所だったことが、「小石川」地名の由来のようです。
小石川は北西から南へ伸びる縦長の区域で、西側には春日通り、東側には白山通りが走ります。丸の内線の茗荷谷駅や三田線・大江戸線の春日駅、南北線の後楽園駅などもあり、周辺地域へのアクセスは非常にスムーズです。そんな小石川は、住宅街と神社仏閣がその面積を大きく占めています。将軍徳川家の菩提寺である「伝通院」や、こんにゃくえんまで知られる「源覚院」など、歴史ある建物が多く散策におすすめです。
また、文京区は坂の街でもあります。播磨坂や三百坂、善光寺坂など坂道が多く、その分だけ道幅がせまくなっています。路地が多いので、車での移動は注意が必要でしょう。月極駐車場地域内に点在していますが、それほど数は多くありません。