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カウルの取り付け
カウル(カウリングやフェアリング)は空気抵抗を減らし、走行風からライダーを保護する目的でつけるパーツです。
豆知識💡
逆に、カウルが装備されていないバイクを一般的にネイキッドと呼びます。(「裸」、「剥き出し」、「ありのまま」の意味をもつ英単語”naked”に由来しているそうです。※カウルを装着して派生したタイプもネイキッドと呼ぶこともあるそうです。)
カウルの種類
カスタム前のニュートラルな状態でバイクを購入するので、自分のスタイルが決まっている方が多いと思いますが、乗っていくうちに変化がほしいなという方は、カウルカスタムは存在感抜群なのでおすすめです。
‣フルカウル
名前の通り、全てカウルで覆われたバイクのことです。
空気抵抗を考慮して取り付けられているので、高速道路を使う機会が多い方や高い走行性能を求める方におすすめです。
フルカウルが純正で採用されているメーカ/車種
ホンダ/CBR250R、スズキ/GSX250R、カワサキ/ninja、ヤマハ/YZF-R25
‣ハーフカウル
名前の通り、上半分だけカウルが付いているバイクのことです。
フルカウルのようにエンジン回りまでカウルが付いていませんが、空気抵抗を減らして走ることができるので、防風効果が高く、特に高速道路を走る際の疲労軽減にも役立ちます。
ハーフカウルが純正で採用されているメーカ/車種
ホンダ/CB400 SUPER FOUR、スズキ/GSR250S、カワサキ/Z750S、ヤマハ/FZ250
‣ロケットカウル
ハーフカウルとフルカウルのものがあり、見た目は、主に先端に丸形のヘッドライトが付くようになっています 。
フルカウルのように全体が覆われているわけではないので、風を足元まで流してくれるまでの効果はありませんが、走行時の風を直接受けなくなるので、疲労軽減が期待できます。
また取付位置やカウルの構造にもよりますが、雨除けにもなり、ライダーが雨で濡れることを軽減できます。
ロケットカウルが純正で採用されているメーカ/車種
ホンダ/CBX400Fインテグラ、BMW/R nineT Racer
‣ビキニカウル(ミニカウル)
ハンドル回りを中心にヘッドライトを覆う比較的小型のカウルです。
一般道では効果が分かりにくいですが、高速道路を走行するとネイキッドとの違いが分かります。
(出展:https://www1.suzuki.co.jp/)
ビキニカウルが純正で採用されているメーカ/車種
ホンダ/CB1000SF、スズキ/SV650X、カワサキ/Z900RS、ヤマハ/XSR900アバルト
‣アンダーカウル
名前の通り、車体下回りを覆うものをアンダーカウルと呼び、エキゾーストパイプを覆うように装着します。
装着する目的としては、雨風が足元に吹き込むのを防ぐためや、オイル漏れを防ぐなどの理由が挙げられます。
‣シートカウル(テールカウル)
バイクの後ろに装着されたカウルです。そのためロケットカウルやビキニカウルよりは効果を感じにくいです。
ですが、見た目が少しワイルド&スポーティーになるので、外見をスタイリッシュな印象に変えたい方におすすめです。
‣ダストビンカウル
車体前部の全体を覆う大型のカウルで新幹線の頭に似ている形です。横風に前輪を持っていかれやすい形状で、テアリングが十分に切れないため禁止されたそうです。
‣メーターカウル(メーターバイザー)
メータを覆う小型のカウルです。
覆われる範囲がかなり限られますが、防風効果は多少はあります。
‣ウインドシールド
メーターカウルよりも大きいものが多いので、風よけにもなり、疲労軽減効果が期待できます。
取り外しが簡単なものもあるので、スタイルに合わせて選んでみると良いと思います。
おわりに
今回はカウルの紹介でした。かなり種類が豊富で見た目を変えるのにも良いアイテムです。
走行風から守ってくれるので、特に高速道路などをよく走られる方は、一度付けたら手放せなくなるかもしれないですね。