二輪教習所

前回の記事:【教習日記】大型二輪免許取得までの道のり~教習所4日目~

みきわめのテストも終わり、教習も5日目に入ります。久しぶりにテストのドキドキも味わって何とか苦手なスラロームもクリア。次の回避をかんばるぞ!と思っていたら、予約の取り方がちょっと違っていたので予約を取り直しになり、やっと回避・危険予測に入ります。

通常の教習とは違い、シミュレーターなどになると専用予約が必要な場合もあるので、教習カリキュラムと予約のことについて、よく説明を聞いておくこと、予約案内などよく読んでおくことが必要ですね。

さていよいよ教習も5日目、予約から苦労した回避・危険予測も頑張ろうと思います。回避や危険予測は、いわゆる道路上でなにかを回避しなければならないときや、事故を起こす前に危険を察知できるように訓練するものです。学生の頃とは違って瞬発力とか色々落ちているのでちょっと心配ですが、ここもしっかりクリアできるように頑張ります。

回避と危険予測の教習は実際バイクに乗るようになってから特に役立つ教習だと思います。バイクに乗る前に、バイクってこういう危険があるよと知ることができる、また危険予測って自分、そして他の人たちの命を守るために重要なことだと理解できるでしょう。自分もこの回避と危険予測の教習は、改めてバイクはしっかり意識して乗らないといけない乗り物だと感じられるようになりました。

回避は実際にバイクに乗って体験できますし、危険予測はシミュレーターで危険な場面の体験ができます。回避も危険予測も、自分が思うよりずっとできなくて驚く人が多いと思います。では、教習5日目、回避と危険予測の教習です。
シュミレーター

教習5日目~回避~

教習5日目、回避の体験と見学を行います。

危険回避の教習は実際の運転時でも起こりうることを想定して行うので、この教習は実に貯めになる体験だと思います。バイクに楽しく乗るためにも、元々危険な乗り物といえるバイクをどうコントロールすればいいのか、教習で理解できることはとてもいい体験ですね。

課題「回避」はこんな感じ

予約を入れ直すことが必要でバタバタしてしまったのですが、予約もとれて回避の体験、そして見学を行います。この回避の体験は、「教官に向かい直進走行し、そこで教官がサインを出すのでその教官の指示に従って進路を変更する」という体験です。反射神経ゲーム的なものですが、バイクに乗っていれば危険回避のために進路変更しなければならないときがあるので、重要な体験だと思います。

この進路変更の体験の前に、減速しないでカーブに入ってしまった体験から行うのですが、これは中型免許のときと変わりありません。まずはプロテクターを装着して万が一転倒しても大けがをしないように準備。ウォームアップ走行を行ってから一本目に入ります。一本目の教官の指示は、セカンドギアで20km/hを維持、そのまま曲がるようにといわれましたが、これは普通にクリアできてほっとしました。続いて二本目の教官の指示はサードギアで30km/hを維持して曲がるというものでした。10km/hの違いですが、これが結構膨らむんですね。

最後に三本目として、スローイン・セーフティアウトを行います。40km/hまで加速してカーブの前で減速する、これを行って終了となりました。やっぱり、スピードが少し変わるとカーブで膨らむっていうことをより強く実感しました。バイクに乗り続けていると、こういう基本的なことを忘れがちで、油断して事故を起こすこともあるため、この体験って結構大事です。頑張ろう

回避のお手本走行を見学

次はこの回避の本題、お手本走行の見学です。

出された誘導棒を反対側に除けるのが難しいという説明を受けました。回避のお手本を見せる教習なので、どうやって危険を回避するかを見せるわけです。誘導棒がでて反対側に除けるのが難しいのは、出された誘導棒の方に向かってしまうことがあるからと聞きました。なるほど、これは納得できます。

例えば自転車で走っていてもとなりを走る友人を気にしているとついその友人の方に近寄ってしまうことがあります。車で走っているときも何か気になったものを見ていると気が付かないうちに見ているものの方に寄っていってしまうことがありますので、出された誘導棒の反対側を除けるのが難しいのでしょう。回避を見せるための時間ですから、そうならないようにしなければなりませんし、この回避ができるようになることが、危険回避につながります。

手順のルールは、左右に逸れたときも進行方向を戻し体制を立て直し減速というルールです。教官同士が行うのではなく、走るのは教習生、指示を出すのが教官ですから、教官だって恐怖でしょう。教官から見れば教習生がバイクに乗って突っ込んでくるような感じです。でも実際に自分がやってみるとわかるのですが、指示を出す教官の方に突っ込んでしまうんじゃないかって思いと、しっかり回避できるのかという不安で左右に逸れてもルール通りいけず、体勢を立て直す前に減速してしまって教官に指摘されました。今回はあくまでも体験ですけど、実際の走行でこういうことってあるので、気をつけなくてはいけないという訓示をうけて回避体験を終えました。
メモ

教習5日目~危険予測~

回避体験と見学の次は、危険予測のカリキュラムに入ります。街の中で普通に存在する「危険な人たち」がたくさん潜むシミュレーターの街の中を走るコマです。ここでいう危険な人たちというのは、例えばいきなり車の陰から飛び出してくる子どもたちや、信号がない横断歩道で渡るのか渡らないのかわからないおばあちゃんとか、いきなり右車線から左折してくる強引なトラック運転手さんとか。それに最近はバイクや車が困るのを楽しむように、バスの脇をすり抜けていく自転車のお兄ちゃんもいますよね。

シミュレーターでこうした危険な人たちが出てくるのでは?と危険予測しながら冷や汗だらだら体験をして、結構疲労しました。車以上にバイクはシミュレーターの感覚をつかむのが難しく、操作するだけでいっぱいいっぱいです。何度も事故を起こし(現実だったら本当に怖い)体験走行を終えました。いきなり出てくる子どもたち、くるのかこないのかわからないおばあちゃん、こっちくるなよって思っているのにいきなり車線変更してくるトラック、でもこういうことって実際にあるんですよね。

既に中型のバイクに乗っているので、公道に出るとこういうことってたくさんあるんだよなって思いながらシミュレーターを受けていたのに、実際にはぶつかるぶつかる・・・。普段何気なく運転していたけど、自分ってこんなに危険回避できていなかったんだ・・・と驚きました。バイクの免許をもっている人も、こういうシミューレーター、経験してみるといいと思いますよ。ああ、こういうことってあるんだって、安全運転をしているつもりでも、結構危険な運転をしていたことに気が付きます。

今のシミュレーターってグラフィック技術もすごくて、以前のシミュレーターと同じように思っているとびっくりします。操作しているとその映像がキレイで見とれてしまうくらいです。街並みも美しくて「Hair station VASARI」の体験は最高でした。
最高

一番涼しい夏の服装ってなんだろう

バイクは車のように体を守ってくれるものがヘルメット以外何もないので、長そで長ズボンが基本となりますが、日本の酷暑でバイクの教習を受けるって思ったよりも辛いです。だからこそ教習所も空いているのですが、今回自分が感じた暑さを少しでも軽減するために、酷暑の夏の教習を乗り越える涼しい夏服を紹介しますね。紹介するものの中には、教習以外、公道でバイクに乗るようになってからも利用できるものがありますので、バイクライフを楽しくしてくれますよ。

メッシュ素材を選ぶ

⇒スポーツウェアによく利用されていますが、メッシュ素材のウェアは涼しくて気持ちがいいです。通気性がとてもよく、特にバイク用のウェアでメッシュ素材のものは機能性もありおすすめできます。最近はデザインも様々なものが出ているのですが、あくまでも今回は夏のバイク教習におすすめのウェアなので、なるべく体に密着しているもので長袖を選ぶのが基本です。

夏用インナー

⇒夏用のインナーは機能性素材を利用し、体を涼しく保ってくれます。冬にはヒートテックという有名な素材がありますが、その逆ですね。体にしっかりフィットしてくれるのでTシャツの下のインターに着用すると涼しく過ごせます。今バイクに乗っている方も、夏の通勤通学やツーリングの際、夏用インナーを利用している人が多いと思います。体にフィットしていても動きやすくて、汗が出てもすぐに吸収し、速乾機能をもっているタイプもあるので1つ持っていると様々なシーンに利用できます。
インナー

リキッドインナー

⇒リキッドインナーはメントール成分を素材にしみこませた特殊なインナーです。メントール成分がスースーして気持ちがよく、少しの風で涼しさを感じられるので、こちらも夏の暑い時期にいいですね。特殊な成分をしみこませているので、洗濯してもしっかりメントール成分が残っています。教習の際にもおすすめですし、夏のツーリングにも利用できますよ。

空調服

空調服は炎天下で作業する人や空調がないところで仕事をする人の必需品といわれていますね。バイクに乗っていると風を浴びるので、走行しているときにはそんなに暑く感じません。しかし教習中って教官から話を聞くこともあるし、教習所内ではそんなに速度を出すこともないので暑さを感じます。そこで空調服もおすすめですよ。

まとめ

教習5日目、今回は回避と危険予測の教習についてお伝えしました。バイクを運転していると正直、ヒヤッとすることが何度もあります。いつもと同じ道、いつもと同じ運転をしていても、危険なことに遭遇することがあるため、危険回避、危険予測は体験しておいてよかったと思います。

イレギュラーで危険な出来事に巻き込まれることがないのが一番ですが、車にしてもバイクにしても危険なことが起こりかねない乗り物です。今回の体験を活かして安全第一を意識した運転をしようと思いました。

免許取得まで残り5時限!

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