近年はイヤホンで音楽を聞きながら自転車を運転したことによる事故が多発しています。もしかしたら、これを読んでいる人の中には自転車だけでなく、バイクでの通学や通勤中に音楽を聞いている人もいるのではないでしょうか。
コロナ禍から、通勤風景にも変化があらわれ自転車だけでなくバイク通勤の姿も増えてきました。電車やバスでの密を回避できるだけでなく、通勤時間の短縮なども要因となっています。
自転車と歩行者の接触事故の増加に伴い、2015年6月1日、道路交通法改正に伴い自転車でのイヤホンやヘッドホンの使用は安全運転義務違反とされるようになりましたが、バイクに関してはあまり聞きなれないため「バイクは問題ない」と思われているかもしれませんね。
しかしながら、「もし違法だったら」と気になるのは事実。今回はバイクで音楽を聞くのは違法なのか?違法でないなら、ツーリングや街乗りで聞きたいオススメの音楽をご紹介します。
目次
バイク走行中に音楽を聞いていると違反になる?!
車好きはハンドルを握るとテンションが上がるといいますが、バイカーはアクセル全開で風を切って走る時がテンションMAX!全身で風を感じることで開放感いっぱいになり、鼻歌を歌いながら運転してしまいますよね。バイクと一体化して走ることで、ついつい独り言も増えてしまったり、マイワールドに入り込んでしまったりするのもバイカーあるあるなのではないでしょうか。
自分が好きな曲やつい歌ってしまう曲など、自分が気持ちいいと感じる曲を聞いてバイクを走らせていると嫌なことも忘れて頭がスッキリしますよね。自転車の場合、イヤホンなどを使っての運転は安全運転義務違反となりますが、バイクにはそのような法律は今のところは定められていませんので違法にはあたりません。
「バイクで音楽を聞く」ということが想定されていないことや、インカムが合法であることからも注目されにくかったこともあるのかしれませんね。ただし、各自治体によっては条例及び規則があるので注意しましょう。また、救急車などの緊急車両の音が聞こえない、周囲の車の音などが判断できないような音量にはしないなど良識的な運転を心がけましょう。
最近のバイクには音楽プレーヤーなどが装備されているものもありますが、一般的に音楽プレーヤーは別装備です。バイクはちょっとしたハンドルミスが命取りになりますから、安全運転するためにイヤホンやインカムを使う方法がオススメです。
Bluetooth機能を使ってイヤホンやスピーカーに接続すれば、コードでハンドルが取られることもなく安全運転ができます。バイクショップではスピーカーとBluetoothレシーバーセットもあるので、一人旅に出かけることが多い人や普段からバイクに乗っている人は用意しておくといいですね。
熱い曲、テンション爆上がりな曲などシーン毎に聞きたい曲を集めてみました!
便利な音楽アプリを使えば、毎日好きな音楽を聞きながら通勤や通学できますよね。お気に入りの曲をリストアップしたら、自分だけのツーリング用プレイリストを作りましょう。
ここからはテンション上がりまくり間違いなしのツーリングオススメ曲を紹介します。
テンション爆上がりの曲
アンパンマンのマーチ/ドリーミング
先ずは軽快なライディングのために元気の出る曲でテンションアップといきましょう!
みんな大好きアンパンマン!子供の頃は誰もがお世話になったことのある不動のヒーローアンパンマン。ついつい口ずさんでしまう「アンパンマンのマーチ」は、大人になっても耳にするだけで元気をもらえますよね。「ア・ア・アンパンマンやさしい君は♪いけ!みんなの夢守るため♬」と大きな声で歌えばストレスも吹っ飛んでしまいそうです。
気分上々↑↑/mihimaru GT
リリースされてから10年以上経ちますが、未だに人気のある曲です。キャッチーな音楽にアゲアゲな歌詞で、「気分上々↑↑ ~ニッポン応援バージョン~」が2006 FIFAワールドカップ日本代表応援歌となり盛り上がったのを覚えている人もいるかもしれませんね。体でリズムを取ってしまうノリノリの曲なので、アクセル全開で走らせるタイミングで聞きたいですね。
Rockstar/Dappy
イギリスの3人組ヒップホップグループ「N-Dubz」で活躍するDappyのソロに、伝説のロックバンド「Queen」のブライアンメイがフィーチャリングで参加している曲です。ヒップホップを聞きなれていなくてもリズムに簡単に乗れてしまうし、どんどん体に力がみなぎってきます。一人でふらっとバイクを走らせたい時、これを聞けばすぐに笑顔になれますよ。
暑さを忘れさせるクールな曲
Driver’s High/L’Arc~en~Ciel
爽快感のある曲にHIDEのボーカルがマッチした、L’Arc~en~Cielの代表曲。アニメ「GTO」のオープニングテーマ曲なので、聞いたことがある人も多いですよね。ラルクを「Driver’s High」で知った人も多いんじゃないでしょうか。運転しながらサビの「Clash!」「Flash!」「Yeah!」でジャンプしないように注意してくださいね。
静かにハンドルを握るときに聞きたい曲
Sugar/Maroon 5
結婚式ソングとしても有名な「Sugar」は、アメリカの人気バンドMaroon 5大ヒット曲。楽曲の素晴らしさはもちろんですが、MVで有名になりましたね。女性に猛烈にアプローチする男性の気持ちを歌った甘いラブソング。大切な人の顔を思い浮かべながら、静かにハンドルを握るときに聞きたい。
山道ツーリングで聞きたい曲
となりのトトロ/井上あずみ
子どもが散歩をしながら歌うのが「歩こう」なら、「となりのトトロ」は山道を散策する時に聞きたくなる曲です。映画のエンディングにふさわしい爽やかな曲は、本当にトトロがいるかのように感じてしまう軽快さがありますよね。物語の舞台は都会ではなく、農村という田舎。自然いっぱいの中で、2人の少女が出会う不思議な生き物「トトロ」。最後までトトロが何であるかはわかりませんでしたが、大人にも子どもにも夢を与えてくれる素敵な曲ですね。
海沿いツーリングで聞きたい曲
栄光の架橋/ゆず
NHKアテネオリンピック中継の公式テーマソングでも有名ですね。挫折と栄光は表裏一体であること、挫折をしても立ち上がり努力することで大きな夢が叶うことを歌っています。
スケールの大きなテーマの曲でもあり、サビの部分の「いくつもの日々を超えて 辿り着いた今がある~」からの盛り上がりは海に夕日が落ちていくところを見ながら、バイクを走らせるタイミングで聞きたくなります。
洋楽ならレニー・クラヴィッツ「自由への疾走」もオススメ。海沿いをバイクで走るときは、疾走感より大きく包み込むような曲が聞きたくなります。
街乗りで聞きたい曲
Family/デヴィッド・ゲッタ
デヴィッド・ゲッタはグラミー賞を2度受賞したこともある世界NO.1DJ。ビービ-・レクサ、タイ・ダラー・サイン、エイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディと豪華メンバーとコラボしたのが「Family」です。「家族」をテーマにした楽曲ですが、親兄弟姉妹だけでなく友人をもFamily(家族)として支え合い信じあう事の素晴らしさを教えてくれます。リズムに乗って「I got family」とつぶやくと胸が熱くなります。
Cher Lloyd/I Wish
ノリがよくつい口ずさんでしまうのがCher Llodyの「I Wish」。アメリカの人気番組「Xファクター」に出演したことがきっかけでデビューしてますね。モテる彼氏にイラつく女の子の心理を歌った曲で、透明感のある声が街乗りにピッタリ。
田舎道で聞きたい曲
カントリー・ロード/本名陽子
映画「耳をすませば」主題歌である「カントリー・ロード」は、透明感あふれる本名陽子さんの声がツーリングを特別なものにしてくれるはず。ジョン・デンバーの原曲と聞き比べしてみても楽しいですよ。
明日はきっといい日になる/高橋優
「明日はきっといい日になる」落ち込んでいる時もこの曲から元気をもらえますね。当たり前のことを歌っているのに胸に響く、自然いっぱいの中で聞くと涙腺が弱くなります。
夏に聞きたい曲
上海ハニー/ORANGE RANGE
「夏はTUBEとサザン」という人もいるんだけれど、ツーリングのお供には爽やかすぎる。少しクセはあるけれど、これを聞くと「夏!」って気分になるのが上海ハニー。
真夏の果実/サザンオールスターズ
サザンは名曲が多いので絞り切れないのですが、1曲選ぶなら「真夏の果実」!人を好きになった気持ちをこんな風に表現できるのはサザンだけ。夕暮れの海岸線を走りながら聞きたい曲です。
冬に聞きたい曲
Let it Go~ありのままで~/松たか子
冬がテーマの名曲はたくさんあるのですが、松たか子さんの澄んだハイトーンボイスの「ありのままで~」を聞きながらバイクを走らせるのが何とも言えない高揚感です。
インカムで音楽を聞いている途中に電話が来たらどうなる?
ツーリングでお馴染みのインカムは、ナビ音声を聞いたり、スマホと連動させたりして音楽も楽めします。
自分が使っているのはB+COM6X(ビーコム)で最大6人と同時に通話が可能です。
大人数でツーリングに出かける時は便利なのですが、さすがに最大6人では車間距離の問題からか最後尾になると、先頭の声が切れてしまって会話が進まなくなり困りました。
それに、仲間とのバイクの間に車が入ると、通話が途切れ気味になるので交通量の多いところでインカムは役に立ちません。こればかりは不可抗力なので、何か工夫が必要です。
B+COM6は音楽をシェアすることもできるので、お互いに作ったプレイリストを聞きあったり、仲間内で盛り上がる曲を募ってプレイリストを作ったりしておくのもいいと思います。
もし、運転中に電話がかかってくると、基本的には会話優先になります。会話しながらナビ音声や音楽を聞けるインカムもありますが、少々値段は高いのでご検討ください。
まとめ
さて、今回はバイクのツーリングで絶対口ずさんでしまうノリノリの一曲をお届けしました。皆さんの好きな曲はありましたか?
バイクで音楽を聞くのは違法ではありませんが、周囲の音がしっかり聞こえるように配慮しましょう。違法じゃないとはいっても、事故に繋がってしまうような音楽の聞き方は良くありません。
イヤホン・インカム・ヘルメットスピーカーは、自分が使いやすいものを選んでバイクライフを楽しみましょう。