近畿・関西でおすすめの「道の駅」巡りのバイクツーリング

バイクを買うとツーリングに行きたくなりますよね。風を切って走る感覚がクセになり、遠出する回数が増える気持ちがとても理解できます。ただ走るだけでなくルートの途中に道の駅を含めると、さらにツーリングが楽しくなります。そこで、今回はツーリングの際に立ち寄っておきたい、個人的におすすめな近畿地方の道の駅5選を厳選しました。

また、あわせて面白いアイデアや商品、そしてユニークな建物があるところも紹介していますのでぜひ参考にしてください。

個人的におすすめな近畿地方の道の駅5選

これから個人的におすすめの近畿地方の道の駅を5つ紹介しますので、実際にツーリングに行った時に立ち寄る際の参考にしてください。

愛彩ランド（大阪府）

大阪府岸和田にあるJAいずみのが経営する農作業直営所をメインとする道の駅です。駅名は公募によって「野菜を愛する」から愛彩ランドに決定しました。駅名の由来に野菜とあるように、駅の正面に農作物直売所が広がっており、野菜や果物が販売されています。

地域の方々が愛情を込めてつくった、さまざまな野菜や果物が新鮮な状態で売られています。それらをお土産や食材として商品を購入できるのが特徴です。

また、レストランが併設されており、ブュッフェ形式で70種類以上の料理が堪能できます。中学生以上は1650円とリーズナブルな価格で、地域の旬な野菜を使った料理を楽しめます。到着時刻がわかっていれば、事前予約も可能なので、確実に席の確保も可能です。

席が確保できなかった場合は、テイクアウトを利用する方法もあります。大好評な「愛彩弁当」が販売されており、お持ち帰りで旬な野菜を味わえます。

さらに、7品か10品の2種類が販売されているのも魅力的です。ただし、営業時間が11:00〜15:00とランチタイムのみとなっています。時間に注意してください。愛彩ランドは飲食に関する施設だけではなく、体験交流館も用意されています。

体験を通じて農家と消費者の交流の場を増やす狙いがあり、地域社会づくりの拠点です。TwitterやInstagramなどのSNS発信にも力を入れており、地域との交流を深めています。

針T・R・S(奈良県)

三重県と奈良県を結ぶ名阪国道にある道の駅です。地名の「針」とTea time Resort Stationの略で、複合的商業施設の名称に使われるテラス「T.R.S」を合体させ、「針T.R.S」と名付けられています。さまざまな店舗や施設があり、休めて楽しめる道の駅となっています。

まず特徴として、関西の特産品が販売されている点が挙げられます。三重や奈良だけでなく、京都の生八つ橋や兵庫の神戸プリンなどの特産品も手に入れられ、バリエーション豊かなお土産が購入可能です。

また、「針テラスBerryFarm」と呼ばれる、手作りジャム専門店も出店しており、他の道の駅とは違った楽しみ方ができます。くわえて、レストランも豊富に備えられています。和食、洋食、中華、軽食から選べるのも特徴の1つです。

気分に合った食事を堪能できるメリットもあります。そして、針テラス最大の特徴は、温泉施設「はり温泉ランド」が併設されている点です。ナトリウムイオンを含んだアルカリ性の温泉。関節痛や冷え性、疲労回復など効能が多く、長時間の運転で疲れた身体を癒してくれます。

サウナや露天風呂がついているにもかかわらず、700円で入場可能です。営業時間が10:00〜22:00と長い点も、魅力的です。

丹波おばあちゃんの里（兵庫県）

兵庫県丹波市に位置する黒豆好きには、魅力あふれる道の駅となっています。なぜなら、一歩足を踏み入れると黒豆に関する商品が並んでいるからです。たとえば、「黒豆みそ」や「黒豆ごはんの素」など普段の生活では、見かけない商品が並べられています。

また、ネットで話題となった「黒香白香」も購入可能です。このように、黒豆に関する商品が取り揃えられています。さらに、フードコートでも料理が黒豆と関連づけられている徹底ぶりです。「黒豆うどん」や「黒豆ちらし寿司」など、黒豆に関する料理を食べられます。

黒豆以外の料理も用意されているため、苦手な方でも楽しめる道の駅です。丹波おばあちゃんの里は、丹波市の玄関口としての役割も果たしています。観光情報センターが併設されており、丹波市の観光地を紹介してくれます。丹波市の魅力が、知れるのも特徴の1つです。

農匠の郷やくの（京都府）

京都府福知山市に位置する道の駅「農匠の郷やくの」。一見スタンダードな道の駅ですが、レストラン「やくの本陣」には、60%が地産食材という表示がされています。夜久野産の食材をふんだんに使った料理が楽しめます。売られている料理としては、ロースカツ定食や天ぷら定食など種類も豊富です。

また、予約が必要ですが4000円程度支払えば会食メニューが堪能できます。ドライブの休憩として最適です。食事だけでなく、600円という低価格で温泉に入れます。弱アルカリ性単純温泉に浸かりながら、大きな窓から夜久野の自然を見られます。

ただし、内風呂しかなく、露天風呂やサウナはありません。ぜひ農匠の郷やくので、癒しのひとときをいかがでしょう。

東近江市あいとうマーガレットステーション

滋賀県東近江市に位置し、花畑がきれいな道の駅です。名前にもマーガレットが使用されており、この道の駅では四季折々の花畑が楽しめます。駅名の由来は、旧町名である「愛東町」と愛東の町の花であったマーガレットを使用しています。

4月は菜の花、5月はポピー、6〜7月はラベンダー、8月はヒマワリ、9〜10月はコスモス、11月は秋コスモスとさまざまな花を楽しめます。花の摘み取り体験も人気となっています。

ただし、マーガレット畑はどの季節も開催しておらず、注意が必要です。特産館では、花とハーブの香りをテーマに、多くの商品が並べられています。ドライフラワーやアロマなど癒しグッズが販売。店内もアロマの香りが充満しており、入店するだけで癒されます。

さらに、特徴的なのが「花工房ミモザ」と呼ばれる体験教室が併設している点です。中ではフラワーアレンジメントが体験でき、かわいい作品づくりができます。ぜひ旅の思い出としていかがでしょうか。

道の駅の面白いアイデアや商品他にはないユニークな施設など

ここからは道の駅の中でも独特な雰囲気や施設がある場所を紹介しますので、実際に立ち寄る際の参考にしてください。

とっとパーク小島（大阪府）

大阪府にある関西国際空港の埋め立て土砂の積み出し桟橋を有効活用し、遊び場へと変化させた道の駅です。大阪湾が広がっており、そこでは釣りが行えます。桟橋が220mもあり、多くの方が楽しめるスペースを確保。胸ぐらいの高さがある柵によって囲まれているため、お子さんがいるご家庭でも、安心して遊べます。

64台が停められる無料駐車場も完備されており、多くの方が足を運んでいます。また、大人は1500円、小・中学生は750円で終日釣り場が使用可能。ただし、時期によって開園時間が異なるため、注意が必要です。

丹後王国 食のみやこ（京都府）

甲子園約8個分の広さを持つ、西日本最大級の道の駅です。名前を「食のみやこ」と謳っていることもあり、さまざまな料理が食べられます。「自家製ソーセージ」や伊勢海老が丸ごとのった「王様ラーメン」、丹後王国内で醸造された「丹後クラフトビール」などを味わえます。

また、小さな動物園やアスレチック広場が併設されており、楽しみ方もさまざまです。広大な敷地を有効活用し、ヒツジやヤギを飼育。餌やりなど触れ合い体験も可能です。四季折々の自然を横目に散策できる森の散策路があります。

澄んだ空気を吸いながらリラックスタイムに癒されましょう。冬になればイルミネーションも開催しており、どの季節も楽しめます。そのため、テーマパークのような道の駅となっています。

アグリパーク竜王（滋賀県）

滋賀県蒲生郡竜王町に位置する体験をメインとした道の駅です。動物ふれあい広場やグランドゴルフ場などテーマパークのような遊び場がたくさん用意されています。それぞれ入場料が300円と安く、一日中遊んでいられる施設です。

また、体験にも力を入れており、果樹狩りや米作りが体験できます。春はいちご狩りや夏はブルーベリー狩りなど、季節に合わせた果物を収穫可能です。

そのため、採れたての新鮮な果物を堪能し、疲れも吹き飛びます。さらに、貴重な体験となる田植えにも参加できます。お土産として新米のご飯とお茶がもらえる特典付きです。アグリパーク竜王は体験だけでなく、飲食にも力を入れています。

焼き立てパン工房「ドラゴンママ」では、地産食材で作った焼き立てパンを販売しています。近江牛ハンバーガーや亀型のメロンパンなど品揃えも良く、さまざまなパンを味わえます。ほかにも、バーベキュー会場もあり、手ぶらでも近江牛が食べられます。ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

神戸フルーツ・フラワーパーク大沢（兵庫県）

兵庫県神戸市に位置し、園内に10000株の美しい花が咲く花と果実のテーマパークです。もも園、りんご園、なし園、ぶどう園が広がっており、果樹園を横目にゴーカートが楽しめます。最大の特徴として、園内に遊園地「神戸おとぎの国」も併設されています。

入場料が無料で費用がかかりません。ただし、アトラクションを体験するには料金が必要となっています。大人からお子さんまで満喫できる施設が多く用意されています。

また、愛犬と旅行の途中で寄っても安心です。遊具が備え付けられているドッグランも完備。頑丈なゲートで囲まれているため、逃げ出す心配もありません。存分に走り回って楽しんでもらいましょう。一日中遊んで疲れ切ったとしても、泊まれるホテルも存在します。

洋風の建物で異国に迷い込んだかのような体験が可能です。金色に輝く温泉に浸かって疲れを吹き飛ばせます。神戸市で採れた新鮮な野菜を使用した料理を堪能できるレストランもあり、地元の野菜で舌鼓ができます。

まとめ

今回ご紹介したように、近畿・関西にはその土地独特の料理を楽しめるレストランや特産品があります。また、小さな動物園やアミューズメント施設などツーリングの疲れをいやしてくれるユニークな場所もあるので、気分によってルートを作成するといいかもしれません。
この記事によってみなさんのバイクライフが充実したものになれば幸いです。