ツーリングにはおやつを持って行こう!アウトドアバイカーにオススメの携行食!!

天気がいいから・なんとなく外に出たくなったから、バイクに乗りたい理由なんてものは、周囲が考えている以上に簡単でわかりやすいものです。さて、ほんの少しだけ走ろうとバイクに乗ったのに、かなり遠距離までバイクを走らせてしまうのはバイカーにとっては日常茶飯事です。

ちょっと休憩した時、疲れを感じたときにお気に入りのおやつがあれば、ツーリングはもっと楽しくなります。
今回はツーリングに持ち歩きたいおやつをご紹介しますので、参考にしてみてください。

実はツーリングに「おやつ」は欠かせない!?万が一のときにも役立ちます!

ツーリングでおやつを持ち歩くと聞いて、そんなの必要?と思うかもしれません。
バイクでどこに出かけるか決まっているとしても、知らない土地ではコンビニや飲食店がどこにあるのかわかりません。

山間部に入ってしまうと、右も左も山や谷で何もなかったり、コンビニまで距離がある、飲食店が営業していないケースもあります。街外れや温泉街に入ると営業時間が短い店が多いので、食べたい時に食べられないなんてことが起こらないとはいえないのです。

また、バイクの運転は「乗っているだけ」と思われがちですが、意外と体力を消耗します。
風を受けると体温が奪われますし、長時間同じ姿勢でいるのは体力を使いますからね。
あまり長時間栄養補給をしないでいると、軽いハンガーノック状態になって集中力が低下し、事故に繋がることも!
こまめな栄養補給は、実はバイクに乗る上でとても大事なことなんです。

おやつというよりも携行食として、エネルギーになる食べ物を持ち歩いた方が万が一の時に安心できます。困ったときの非常食はもちろん、絶景スポットで一息入れる時に飲み物だけでは寂しいものです。

そんな時に、気の利いたおやつがあればリフレッシュできますし、疲れを癒せます。ロングツーリングは集中力も必要ですし、長時間の運転は疲労がたまるので回復するためにもおやつは必要です。

おやつは万が一何かがあったときにも心強い非常食になります。ツーリングは街中だけでなく、山間部や林道など人の気配がない場所も走ります。山間部は急に天候が変わりやすいので、スリップしてマシントラブルを起こしてしまう可能性もあります。

バイクを押して下山しなければならないような時には時間もかかるので、携行食を食べて体力と疲労回復しましょう。このようなトラブル時の携行食としてだけでなく、ツーリングをもっと楽しくするためにもおやつは役立ちます。

ツーリング前に、どんなおやつを持ち歩こうか考えるのも楽しいですし、おいしい空気とおやつがあれば疲れも吹っ飛んで、さらにバイクを走らせたくなるはずです。では、どんなおやつをツーリングの携行食にすればいいのかをご紹介していきましょう。

おやつといえばやっぱり甘さ!甘い系のオススメおやつはこれだ!

しょっぱいおやつもありますが、ツーリングの疲れを取るには甘めのおやつが欲しくなります。
同じ姿勢で走り続けるバイクに長時間乗り続けていると、体がこわばってしまい疲労感が強くなっていきます。

また、大好きなバイクとはいっても、体がガチガチに固まってしまうとストレスが溜まってしまい疲れが倍増します。

ツーリング途中で集中力が低下したと感じたり、疲労感が襲ってきたときには、血液中のブドウ糖が不足しているのかもしれません。血糖値が低下すると、脳がストレスを感じ体が重くなったように感じたり、集中力が無くなっていきます。

そんな時には、ほんの少しだけ甘いものを口にすると脳が満足感を覚え、元気がみなぎるようになるはずです。とは言っても、食べすぎは良くありませんので、一気に食べ過ぎないように小分けにして持ち歩くなど工夫しましょう。

持ち歩きおやつは、トランクに入れて運びますが駐車場が外であったり、炎天下にさらされるような場合にはリュックタイプのクーラーボックスがおすすめです。ポーチに入れて出し入れしやすいようにしておくと、べたつきや消費期限切れおやつを持ち歩かなくなります。

持ち歩きやすさや、腹持ちのしやすさ、疲労回復効果なども考えておやつを選ぶといいでしょう。ここからは、バイクにおすすめの甘いおやつをご紹介します。

氷砂糖

氷砂糖は白砂糖を固めて作るわけではなく、サトウキビやてんさいを蒸発させ結晶化したものです。純度が高い氷砂糖は、自然の糖分そのままに味わえるので、甘いものが苦手な人でも美味しいと感じられます。舌触りがひんやりとするので、リフレッシュしたい時にぴったりです。

ゆっくり溶けていくので、糖質を控えている人でも食べすぎずに疲れを取れます。保存食としても利用できるので、災害用のおやつとしても注目されているんです。氷砂糖は溶けにくく持ち運びしやすいため、バイクのトランクに入れっぱなしでもべたべたしません。

また、氷砂糖にはカリウムや亜鉛、鉄分が含まれているだけでなく、セロトニンの分泌を活発にするので疲れた時に食べると効果的なのです。休憩する場所がなかったり、水分を取るタイミングが難しいような時には、氷砂糖を口に入れて運転すると良いでしょう。

一口ようかん

持ち歩くとなるとコンパクトサイズで、手が汚れにくく取り出してサッと食べられるものがおすすめです。腹持ちで考えると、クラッカーやクッキーなどを思い浮かべますが、これらは携行食としては少々問題があります。

1食ずつ包みになったクッキーなどもありますが、トランクやボディバッグの中で潰れてしまうとがっかりです。いざ食べようとした時、楽しみにしていたおやつが粉々ではテンションも下がってしまうでしょう。

そんな時におすすめしたいのが、一口ようかんです。コンビニでも見かけますし、スポーツショップでもスポーツ向けに一口ようかんが販売されています。すっかり、ドライブのお供やツーリングのおやつとして人気のおやつになりました。

人気の老舗和菓子店でも、ちょっとしたお土産に一口ようかんが売られているそうです。味はそのままで、手を汚さずに一口で食べられることやコーヒーや紅茶のお供として気軽に口にできるのが魅力です。

ようかんは、小豆・寒天・砂糖と材料は非常にシンプル。水分の多い水ようかんは日持ちしませんが、真空パックの一口ようかんは携行食としても優秀で常温で1年ほど保存できるものもあります。真夏のツーリングや汗をかくような晴天に出かける場合には、塩分補給できるスポーツタイプようかんもおすすめです。

レーズン(ドライフルーツ)

果物にはビタミンやミネラル、鉄分など豊富な栄養が含まれています。保存性が高いだけでなく、食べても口腔内の水分を奪われませんから、食べながらバイクを走らせても水を飲んで乾きを癒す必要がありません。

時間があればようかんなどの、腹持ちしそうなものでも構いませんが、急な雨で休憩もそこそこに出発するような場合にはドライフルーツをおすすめします。

果物を乾燥させただけの手軽な栄養食ですし、ゆっくり噛んで食べることで満腹感も得られます。酸味もありますから、甘いだけのおやつが苦手な人も手軽に食べられて栄養も摂れ、一石二鳥の携行食です。ナッツ類が入ったものであれば、満腹感も栄養もアップして軽快にバイクを走らせられます。

甘さだけじゃなく塩気も必要?おいしく食べられるオススメ塩系おやつ!

疲れていたり、お腹がすいていると甘いものが食べたくなりますが、大量に汗をかいてしまいミネラル不足に陥ってしまうと塩気のあるものが食べたくなります。食べ過ぎは良くありませんが、ほんの少し口にすることで体が軽くなったり、元気がでたりすることは間違いありません。

夏場はカリカリ梅や塩餅など、塩味を感じるおやつもおすすめですが、腹持ちの面では不安があります。ここからは、ちょっと塩気のある携行食をご紹介します。

バタピー

バタピーはバターを使っていませんが、コクとうま味をしっかり感じられるおやつの1つです。不溶性の食物繊維なので腹持ちがよく、おやつとしても携行食としても優秀です。1粒あたりのカロリーは低いですが、食べ過ぎるとハイカロリーになるので20粒程度が丁度いいでしょう。

食物繊維が豊富なことから、「多少は食べ過ぎても大丈夫」と思う人も多いようですが、それは大きな間違いです。ピーナッツは不溶性食物繊維ですから、適度な量であれば問題はありませんが、こなれるまでに時間がかかるので消化不良を起こしやすくなります。

運転中、急にお腹が痛くなったりしてしまうと、集中力が低下し事故を起こしたり巻き込まれる危険性があります。あくまでも、軽いおやつとして食べすぎには注意しましょう。

夏場は塩を振ったバタピーを携行食として利用すれば、塩分補給にもなりますし炎天下の中持ち歩いても傷みにくく安心です。食べ過ぎが気になるなら携行食サイズに小分けになっているものを選びましょう。

魚肉ソーセージ

子どものおやつとしても人気のある魚肉ソーセージ。登山やキャンプの非常食としても重宝されるように、持ち歩きやすくエネルギーとなり腹持ちが良いのが特徴です。最近では、スケトウダラ以外にサバやイワシなどの魚肉ソーセージも発売されていますから味変で持ち歩きもできるようになっています。

災害時の非常食にも利用されているように、食べ応えがあり腹持ちするので軽食としてもおすすめです。
ボディバッグのポケットに入れられますし、フィルムで覆われていますので、潰れて中身が飛び出すこともありません。サイズも色々あるので、好みで選んで持ち歩くといいでしょう。

魚肉ソーセージには良質なタンパク質と脂質、炭水化物が含まれており、塩味と甘味もバランスよく味わえます。手も汚れにくいですし、ゴミも小さくポケットに入るので邪魔になりません。

番外編:おやつを持ってくるのを忘れた……そんなときは自販機で買えるハイカロリー飲料!

とはいえ、事前に携行食を持ってくるのを忘れてしまうこともありますよね。
「どこかのコンビニや飲食店で食事ができるだろう」と油断して、何も持ってきておらずピンチ……という場面に出くわすこともあるかもしれません。

そんなときは、自販機で買えるハイカロリー飲料でエネルギーを補給しましょう!
そうした状態に陥らないことが理想ですが、「この飲み物を買えば大丈夫!」というのを知っておくだけでも、ツーリングする際の安心に繋がるのではないでしょうか。

では、オススメのハイカロリー飲料を紹介します!

コーラなどの炭酸飲料

定番のハイカロリー飲料ですね。
コカ・コーラやデカビタ等は1本で200キロカロリー前後と、お茶碗1杯のご飯より少し少ない程度のカロリーを補給可能です。
飲み物に含まれている糖はすぐに吸収されて体に行き渡りやすいので、ピンチの時も即回復!
大抵のメーカーの自販機で取り扱っているのも嬉しいところですね。
補給ポイントを探すためにあちこち動き回る気力もない、というときにオススメです。

おしるこ

500mlのペットボトル飲料を一気飲みするとトイレが心配……という方にはおしるこがオススメ。
200mlで190キロカロリーを補給可能と、カロリー密度は炭酸飲料以上。まさにエネルギーの缶詰です。
冬になると時々自販機で売られているので、見かけたら買っても良いかもしれません。

コーヒー牛乳・カフェラテ等のラテ系飲料

「エネルギー補給にコーヒー牛乳?」と思われるかもしれませんが、侮るなかれ。
実はこちらも案外カロリーが高く、ペットボトル1本で炭酸飲料と大差ないカロリーを補給可能です。
原料のコーヒーにカフェインが入っているので、眠気覚ましにも良いですね。
トイレが近くなるというデメリットもあるので、その辺りはご注意を!

まとめ

携行食は休憩しながらこまめに口にするのがポイント。一気に食べてしまうよりも、分けて口にした方が血糖値の上昇をゆるやかにします。疲れたな・小腹が空いたなと思うタイミングではなく、休憩時にこまめに食べるのがポイントです。

さっと取り出し手早く食べれば、ながら食べを防げますし、おいしく補給ができるでしょう。バタピーやドライフルーツを持ち歩くのであれば、コンテナ容器が便利です。一口ようかんや魚肉ソーセージは、そのままボディバッグに入れて持ち歩きます。

好きなおやつがあれば、ツーリングがもっと楽しくなりますので、お気に入りおやつを見つけて持ち歩きましょう。