街中でラッピングされたタクシーやバスを見かけることはあっても、ラッピングされたバイクは見かけないし…。バイクのラッピングってどうなんだろう?やってみたいけど、周囲にやってる人が少ないから勇気が必要かも…と迷っていませんか?

本記事では、気軽にバイクのカラーを変えられるラッピングについて紹介します!
バイクの色を変える?そんなことができるの?と驚いている人も最後までご覧ください。

バイクの色を変えたい……純正カラーにほしい色がない……

バイクの色って、そこまで変わったものはありませんよね?
購入した当時は、それが気に入っていたわけですが「周りと同じで個性がない」「純正カラーは好きじゃない」などの悩みを抱えていないでしょうか。

「自分のバイクをもっと派手にしたい」「色を変えたい」「他人のバイクと同じような色は嫌だな」…そんな悩みを持っているなら、「ラッピング」に挑戦してみませんか?

バイクラッピングは、ホームセンターなどでカッティングシートを購入してバイクカラーをDIYする方法です。レーシングバイクなどでは一般的に行われている方法で、初心者も自分の好きな色や柄にラッピングしてバイクをDIYできます!

ギアのカスタムとは違いお金もかかりませんし、ラッピングシートにイラストを印刷して貼ることで、痛車…超個性的なバイクにすることもできます!気軽なDIYカスタムとして、ラッピングを楽しんでみませんか?

そもそも、バイクの色を変えるにはどんな方法があるの?

愛車の色を変えたいけれど、どんな方法があってどれくらい長持ちするのか調べないと始められませんよね。
今回は初心者向けのラッピングを詳しくご紹介します!

①塗料(スプレー等)での塗装

バイク専用の塗装スプレーを使って、ボディを好きな色に塗装できます。

メリット

純正カラーにはない色に変えたいのであれば、スプレーでのカスタマイズがオススメです。
繊細な作業になるので、庭やガレージ(自宅の)があればビニールシートを敷いてDIYできます。

カスタマイズ専門や板金屋でもやってくれるところもあるので聞いてみるといいでしょう。調色ができますし、耐用年数が5年~とかなり長持ちします。

デメリット

乗り切るつもりなら問題はないのですが、万が一売却するとなると純正カラーでなければ「売れない」「値下がり」することは覚悟が必要です。

自分でDIYする場合、スプレーが飛んでしまうので「貸ガレージ」では行えず、自宅で場所が必要になります。

専門業者の場合、完成するまでバイクを預けることになりますし、作業工程をチェックできないので、希望の仕上がりにならないこともあります。

②ラバースプレー

マットな質感に仕上がるカラースプレーで、クラシックやアメリカンバイクに似合います。

メリット

バイクをマットな色に変えたい時に便利なスプレーで、価格もリーズナブルで簡単にヴィンテージ風バイクにDIYできます。

通常のスプレーとは違い、乾燥するとゴム状になるのでバイクのホイールも色を変えたい人にオススメです。簡単にはがせるので、気分でバイクの色を変えたい場合には便利です。

デメリット

塗料スプレーは飛び散りがあるので、広く汚れてもよい場所が必要になります。
通常の塗装スプレーよりも乾燥までに時間がかかり、耐用年数は最高で半年と長持ちはしません。

マフラーに塗る場合には、耐熱温度を確認する必要があります。

③ラッピング

好きな色のフィルムを購入し、そのまま貼ったりプリントしたものを貼ったりして簡単にバイクがDIYできます。

メリット

貼るだけで作業も簡単ですし手も服も汚れないので、貸ガレージを使って簡単に行えます。
塗料スプレーのような色ムラもないですし、部分的に色を変えて楽しむことができるのも魅力です。

剥がせば元に戻るので、イベントや気分で貼ったり楽しめます。

デメリット

パーツにもよりますが、広範囲に貼るのは大変で凸凹したりよれたりしやすいです。
たまに、剥がすと糊が残ってしまうので始末が少々面倒なこともあります。

ラッピングってどんなカスタム?初心者でも自分で(DIY)できる?

バイクの色を変える・塗装を変えるのは、時間がかかりますし、本格的にカスタムするとお金もかかります。

「色を変えたいけれど失敗はしたくない」初心者には、ハードルの低いラッピングがオススメです。

ラッピングの特徴

バイク専用のフィルムをタンクやカウルなどに貼ることで、バイク自体の雰囲気を一新できます。
マフラーやサス、ホイールなどのカスタムにこだわるのとは違い「見た目重視のDIY」がラッピングです。

期間限定で列車やバスがラッピングされているのも、専用フィルムによるもので剥がせば元の状態に戻せる気軽さがあります。

塗装と違って、汚れることがないので場所を選びませんし、自分が思うような色や柄にできるのがラッピングです。
自由度が高く、売却時には剥がしてしまえば純正カラーのまま高額買取も夢ではありません。

また、立ちゴケなどで細かい傷が入るバイクを、ラッピングが守ってくれるので愛車を傷つけたくない時にもオススメです。

海外メーカーのフィルムはカラフルでおしゃれなものが多いのですが、剥がしにくく糊が残りやすいとも言われています。国内メーカーの方が比較的きれいには剥がせますが、あまり頻繁に貼ったり剥がしたりはオススメしません。

貼るなら「貼ったまま乗り切る!」くらいの気持ちで、ラッピングした方がいいでしょう。

ラッピングすると、こんなに見た目が変わる!

ヤマハYZF‐R6オレンジの車体から紫へのカラーチェンジです。

本体カラーを変えるだけで、バイクも違うものにみえるのが不思議ですね。紫のトラックは見かけたことはありますが、紫は珍しいのではないでしょうか?

バイクに合わせて、ヘルメットもさり気なく色合わせしているのがおしゃれ。

こちらは女性ライダーの所有「HONDA CBR1000RR」です。

メタリックなカラーですが、しなやかさもありカッコよさとかわいらしさを同時に感じます。色を変えるだけでなく、ロゴを入れたことで躍動感もありますね。

ヘルメットも同じカラーで、めちゃくちゃかわいい!ツーリングでライダーの視線を集めること間違いなしですね。

ラッピングをやってみよう!必要な道具と手順を解説!

バイクの色を貼るだけで簡単にできるとはいっても、いきなりフルラッピングするのは難しいですよね。
始めやすいところでサイドカバーやフェンダー、タンクあたりからやってみましょう。

ラッピングに必要なもの

ラッピングに必要なのは下記の通り。

【絶対に必要なもの】

  • ラッピングシート
  • デザインカッター
  • ヒートガン

【あると便利】

  • スキージー
  • ナイフレステープ

ラッピングシートは自分が好きな色を選びましょう。
デザインカッターがなければ、普通のカッターでも代用はできますが、細かい処理はデザインナイフの方が便利です。

ヒートガンは、シートを熱して圧着させるために必要で、ドライヤーで代用する人もいるようですが熱量が違うので上手くいきません。

用途が幅広いので、バイクラッピング以外にDIYにも使えます。

スキージーはシートに気泡が入らないようにするもので、なければ定規でも代用は可能です。
ナイフレステープはデザインカッターの刃先でバイクが傷つきやすい箇所で使います。

ラッピングの手順

①ラッピングしたいパーツを取り外してきれいに洗い乾かしておきます。

②パーツがしっかり乾いたら、シートをパーツに合わせてカットしていきますが、やや大きめにカットします。

シートがギリギリだったり、小さいと縁から剥がれてしまいますので、パーツの縁の裏側にまで折り込めるくらいの大きさにカットしましょう。

③ヒートガンで熱風を当て、パーツに貼り付ける

ラッピングシートは加熱すると伸びるので、無暗に引っ張って貼り付けると熱が冷めてから元に戻ろうと縮んでいきます。粘着力にも影響するので、「できるだけ貼る部分だけに熱を加える」ように施工していきましょう。

④パーツの内側まで折り返せたら完成

表面から徐々にヒートガンで熱を加えて貼り付けたら、パーツの内側まで折りこんで貼り付けます。折り込んだ部分は、ポストヒーティングしておけば剥がれる心配もなく、バイクラッピングを終えることができますよ。

ラッピングなら、アニメキャラをプリントした「痛車」も作れる!

イベント列車やタクシーのように、アニメキャラクターを印刷したフィルムをバイクに貼りたい!という人もいるはずですよね。実際に見たことがある人ならわかりますが、かなり細部まで再現可能なんです。

器用な人がカッティングシートでDIYするにしても、相当の技術が要求されますし、色彩の鮮やかさではフィルムに軍配が上がります。

バイクやマウンテンバイクなどを痛車にする専門業者がありますので、キャララッピングしたいなら業者に依頼しましょう。

ただし、痛車にアニメキャラクターをプリントする場合「著作権法」の問題が立ちはだかります。
痛車としてデザインすることを禁止していないのか、公式サイト等に掲載されている「二次的著作物に関するガイドライン」を必ず確認してください。

お馴染みの「初音ミク」の痛車ですね。
ミクはオリジナルイラストも多く、こちらは「ブシロード」の初音ミクでしょうか?

初音ミクは、著作権を持つクリプトン社の公開画像をモチーフにした二次創作物に関しては、非営利目的で公序良俗に反しない限り使用が認められています。

まとめ

好きで購入したバイクも長く乗っていれば、カスタマイズして見た目を変えてみたくなるものです。部品を変えてカスタマイズすると高額になりますが、カラーラッピングでのDIYならリーズナブルに愛車の外装を変えられます。

気軽に貼って剥がせるラッピングフィルムで、あなたの愛車をイメージ通りにカラーチェンジしてみてください。

 

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