夏のバイクは早朝が楽しい!?早朝ツーリングのすゝめ

夏でもバイクに乗りたい!それでは、早朝ツーリングはいかがでしょう?

皆さんは夏の時期、どんな時間帯にツーリングをしていますか?一日がかりのツーリングの予定を立てるタイプ、早起きして朝の早い時間に走り終えるタイプ、夕方の涼しい時間にサッと走るタイプなどいろいろな時間帯でツーリングをする方がいると思います!

夏だから仕方ないとはいえ、炎天下の中走るのはキツいですよね。そんなときは、早朝に片道1時間程度の距離を走る「早朝ツーリング」を試してみてはいかがでしょうか?猛暑日のような真夏でも早い時間なら、まだ涼しいですよ!

というわけで、今回は早朝ツーリングのメリットと、オススメスポットについて解説します!
朝の涼しい時間にツーリングをして、夏もバイクライフを満喫しちゃいましょう!

早朝ツーリングのメリット

気温が上がる前で涼しい

早起きするのはまあまあ大変な事ではありますが、目覚ましをセットしてしっかり起きることができれば早朝ツーリングには良い事がたくさんあります!

お住まいの地域にもよると思いますが、朝5時起き、6時出発、8時〜9時頃帰宅なんてスケジュールはいかがでしょうか?このスケジュールですと、往復100キロ位は走れます。しかも、早朝なので快適。非常におすすめです。

朝の早い時間は真夏でも、20度前後ぐらいの気温なので涼しさを感じてツーリングができますよ。朝の山間部で少し冷たく重い湿度を感じる森の中を走り抜ける爽快感は言葉にできません。また、海辺に沿った道路を走ると見えてくる波が朝日を反射してキラキラ光る中を走るのは心まで明るく照らされるようでストレス解消になります。

昼間の炎天下で暑くなりすぎて熱中症などで体調が悪くなりそう。。。といった事を避けることもできる夏の早朝ツーリングはとてもおすすめです。

交通量が少ない

朝早いと交通量もかなり少ないところが多いため渋滞や車の横行に引っかかることなく、気持ちにゆとりをもって自分のペースでバイクを走らせることができます。

軽い休憩で公園などに寄って自動販売機で飲み物を買うこともありますが、朝早くはあまり人の出入りがないので世界に自分だけの様な開放感に浸ることができます。

いつもとは違う一味変わった景色、非日常感を味わう醍醐味こそ朝ツーリングのメリットです。

時間のゆとり

家族がいるライダーは朝早くに出発して昼頃までに戻れば、そこから家族の時間も確保できます。家族サービスもしっかりして、バイクも応援してもらう。自分の趣味だけでなく家族も大事にできれば、最高な1日になりますよ。

ツーリングが終わった後でも時間に余裕があるのも早朝に動き出すことのメリットですね。

早朝ツーリングではどこに行く?オススメスポットは?

普段のツーリングも楽しい事が多いですが、早朝ツーリングには朝の早い時間にしか体験できない事がたくさんありますよ!

展望台

よくあるスポットとしては近場の展望台などはいかがでしょうか?片道30分〜1時間程度でいける展望台を目指して走り、休憩は展望台で綺麗な朝日を眺めながらのんびりコーヒーなど朝のお気に入りの1杯を楽しんでみてください。

日常から一歩離れたゆとりある優雅な時間を感じることができます。しかも展望台は標高が高い所が多いので朝の早い時間はひんやりしていて涼しいことが多いです。

砂浜

海辺の砂浜もおすすめです!こちらも朝日を眺めるというのは一緒ですが誰もいない砂浜で波の音をゆったりと聞くと、世間と離れた気分になれ生活の中で積み重なった複雑な感情、考えも不思議と整えられ頭がスッキリし癒し効果も得られます。

道の駅

最近はいろいろなところに道の駅がありますね!道の駅には通常の自販機はもちろんですが珍しいものが入っているご当地自販機がある事が多いです。店内でちょっとしたお土産を買い物してもいいし、他のライダーや散歩をしている人に会うこともあるでしょう。

挨拶だけのつもりがツーリング話で盛り上って、お得情報など聞けることもあるかもしれませんね。

地元の観光名所

道の駅繋がりで、地元の見慣れた観光名所を改めて見に行くのも意外と楽しいものです。映画やアニメの記念碑や聖地、がっかりスポットなんていわれる場所、有名で近くだけどわざわざ行ったことないスポットを巡ってみましょう。

日常に溶け込んでしまったスポットも朝ふらっと見に行くと、また違った雰囲気があり日中や人の多い時には感じない特別感がありますよ。

みんなが知っている当たり前の風景も改めてみると新しい発見もあったりして、話のネタにも繋がることもあるでしょう。見に行ったけどやっぱりたいしたことがなかった。という事があっても、笑い話になりますしね。

朝市

お買い物好きっていう方には、朝市もおすすめですよ。バイクなのでたくさんは買えませんが新鮮でいいものを選んで買う楽しみもあります。もちろん、家族へのお土産にもおすすめです!念のために、買い物バッグ、保冷剤はお忘れなく!

目的地までの道のりでランディングが楽しい道路をみつける事も多いです。経路の確認もぬかりなくしてくださいね。

早朝ツーリングの準備・流れについて解説!

ここまで早朝ツーリングの良い所、スポットなどを紹介してきましたが、通常のツーリング準備にプラスして早朝から動く自分自身の事前準備も大切になってきます。

前日までに

スタートは早朝なので、前日までに2時間程度で往復できるツーリングルートを大まかに決めておきましょう。だいたいの予定をイメージしておくことで目覚めてから出発までの朝の涼しい時間帯を無駄せずに済みます。もちろん前日の睡眠時間もしっかり確保して体調は万全にしておきましょう。

当日の朝

当日の朝はすぐにバイクに乗るのではなく軽く腹ごしらえや水分摂取をした後、軽くストレッチをしてからが良いでしょう。空腹状態だと脳にエネルギーが回らずに集中力がなくなってしまいイライラして運転が上の空になってしまうことがありますし、軽いストレッチで全身を動かすことによって血流がよくなり頭がすっきりした状態で運転ができるようになります。

ただ、食べ過ぎは注意!満腹での運転でお腹の圧迫で気持ち悪くなったり、車と違い振動や動きが大きくて多いのでトイレが近くなるかもしれません。コップ1杯の水とおにぎりやパンなど軽いもので済ませておきましょう。

出発の前はツーリングをする予定のエリアの天気の確認をして念のためのレインスーツなど必要な物を準備して出発しましょう。ツーリングだけに限った話ではありませんが、無理は禁物です。余裕をもった準備、ルート、体調管理をしてくださいね。

早朝ツーリングを楽しむために、気を付けるポイントは?

目的地の営業時間の確認

早朝というだけあって、いろいろなイレギュラーもあります。世間のお店が開店し始めるのは9時〜10時位と遅めなのです。朝早い時間に出発したら、寄りたいお店がまだ閉まっていた、もしくは準備中に遭遇してしまうことがあります。

あまりお店に寄らないスケジュールを立てるか、お店での買い物が目的の時は開店時間をしっかりと調べ、行きではなく帰りの時間で寄るといった対策が必要でしょう。

早朝のエンジンの騒音

騒音にも気を付けなければなりません。バイクはノーマルでも車と違いエンジン音が大きい事が多くあります。朝早くに車よりも響く始動音、エンジン音であれば、家族やご近所のバイクに乗っていない人達からすれば驚くかもしれませんし、耳障りでうるさいと感じてしまうでしょう。

壁が近い駐車場でそのままエンジンをかけるよりは、近くの道路まで押して出てしまってから、音が反響せず近所迷惑にならない場所でエンジンかけたほうが良いでしょう。

また、エンジンを気遣い、暖機運転と言ってすぐには出発しないライダーも多いですが、重低音が響いてしまうので1分程度でバイクをスタートして、はじめはゆっくりとしたスピードでエンジンなどの各部を暖機運転すると、周囲の目も気にすることが少なくなるでしょう。

路面のトラブル

早朝にバイクで走り出すと日中と比べて路面が少し濡れている所が多いのに気づく機会もあると思います。濡れた道路を走るときはゆっくりと走りましょう。

早朝から短時間となるとソロツーリングになることが多いと思うので、トラブルは一人で対処することになります。楽しいツーリングにする為にも安全運転を心掛けてくださいね。

また早朝は山間部などを中心に思いがけず動物が道路を横切ったりする可能性もあります。地域によってはうさぎ、いたち、いのししなど交通量が増えると山に潜む動物も早朝だと道路にでてくることがあります。ヒヤッとしてハンドル操作を誤る可能性も否定できません。

ギリギリで運転せず、余裕を持った運転をすることが1番の安全対策になります。何事もないのが1番ですが、もしもの事態になった時の為、通常のツーリング同様に携帯の準備や連絡先の確認をしておいた方がよいでしょう。

まとめ

真夏の全身で風を気持ち良く感じることができるツーリングはとても楽しいし最高の気分を味わえますね。でも、日中は信号待ちや渋滞などで、上から炎天下の直射日光、下からアスファルトの照り返しという状況も珍しくなく、全身が汗だくになってしまうのも夏のツーリングのきつい現実です。

バイクに乗りたいけど暑さが辛いという方に、ぜひ早朝ツーリングをオススメします!朝早くに起きるのが苦手な方も、事前にしっかり準備しておけば子供の頃の遠足の日の朝みたいにすんなり起きられる方も多いと思います。

朝早く起きられた時は、涼しいなか気持ちよくバイクに乗るご褒美が待っていますよ!暑い時間帯を避けてのツーリングになるので、目的地、距離に少しだけ制限はありますが、いつもと違った景色や場所に触れてきっと有意義なツーリングになること間違いなしです。