秋はバイクでお祭りに行こう!ツーリングにオススメの秋祭りをご紹介!

秋はバイクでお祭りに行こう!

秋といえば、皆さん何を思い浮かべますか?紅葉、おいしい食べ物、お米の収穫など、様々なイメージが湧いてきますよね。そんな秋には、日本各地で多くのお祭りが開催されます。

今回は秋のツーリングにオススメなお祭りを紹介します!
※実際に足を運ぶ際は、事前に最新の情報をご確認ください

高山祭(八幡祭)(岐阜県)

高山祭は、16世紀後半から17世紀に起源を持つお祭りで、春の「山王祭」と秋の「八幡祭」の2つの祭りで構成されています。高山の人々によって代々語り継がれてきた伝統あるお祭りです。

秋の「八幡祭」は櫻山八幡宮の例祭です。毎年10月9日と10日には、国の重要文化財に指定されている屋台が11台集まります。2日間ともからくり奉納を披露する「布袋台」は八幡宮境内に、他の10台は表参道に登場します!

特に9日の午後に行われる屋台曳き回しは、迫力満点の行事で、秋の高山祭ならではの貴重な光景となっています。

「布袋台」の36本の綱さばきによる、からくり人形の生き生きとした演技は必見です!
屋台の彫刻や見送幕、構造の細部まで見れるため、多くの人が屋台を囲み、感嘆の声が挙がります。

また、9日の夕方からは宵祭りが行われます。約100個の提灯で飾られた各屋台が町を巡り、伝統の「高い山」の歌を歌いながら、各屋台蔵に帰って行くのですが、提灯のゆらゆら揺れる灯りが夜に映えて、秋の情感を掻き立ててくれます。

高山祭の八幡祭は、豪華な屋台と伝統的な行事が織り成す秋の風物詩です。ぜひバイクで近くまで足を運び、このお祭りを楽しんでみてください。

  • 高山祭(八幡祭)
  • 神社:櫻山八幡宮
  • 開催場所:岐阜県高山市桜町178櫻山八幡宮周辺
  • 開催日:10月9日、10日
  • 開催時間:要確認
    ※天候や感染症の影響で時間変更や中止の可能性あり。
  • 駐車場:有
    ※当日は混雑が予想されるので朝早い時間からの駐車場確保がオススメです。
  • 公式ホームページ:http://www.hidahachimangu.jp/index.html

時代祭(京都府)

時代祭りは、毎年10月22日に開催される平安神宮の大祭です。
このお祭りは、伝統工芸技術の粋を内外に披露することを目的としていて、明治28年(1895年)に、平安遷都1100年を記念して開催されたのが始まりとされています。

約2000人の市民が時代ごとのスタイルに扮して、町を練り歩く「時代風俗行列」が見どころの一つです!

「時代風俗行列」では、衣裳やヘアスタイル、祭具など、時代による変化が正確に再現されています。
例えば、同じ平安時代の女性でも清少納言は十二単を着ていたり、紫式部は小袿をまとっていたりと、個々の違いが見られます。行列を見ながらファッションをチェックするのも楽しみ方の一つですよ。

また、時代を彩った庶民たちも京の町によみがえり、京の町衆の風流踊りを再現した「室町洛中風俗列」や「白川女」「大原女」といった行列も見ることができます。そして、新しい時代の明治維新から古い時代の延暦時代に遡った後に「神幸列」が登場します。

実は今までの行列はこの「神幸列」にお供する為のものだったため、神幸列には桓武天皇と孝明天皇の御神霊が乗る2基の御鳳輦(天皇が外出する際に用いられる正式な乗り物)があります。

時代祭の行列を全て見ると2時間位かかりますので、有料観覧席でゆっくりと見るのもいいですね。

  • 時代祭
  • 神社:平安神宮
  • 開催場所:京都御所、平安神宮付近
  • 開催日:10月22日(雨天順延、当日判断)
  • 開催時間:7:00~
  • 駐車場:無※付近に有料駐車場有
  • 公式ホームページ:http://www.heianjingu.or.jp/festival/jidaisai.html

長崎くんち(長崎県)

「長崎くんち」は寛永11年(1634年)から続く長崎の氏神「諏訪神社」の秋季大祭で毎年10月7日・8日・9日の3日間開催されます。

「くんち」の語源は旧暦の9月9日を重陽の良き日として祝う中国の風習が伝わり、9日(くにち)を「くんち」と読み、祭礼日の意味とした説が一般的なようです。

博多おくんち(福岡県福岡市)や唐津くんち(佐賀県唐津市)とともに、日本三大くんちとして有名であり、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

祭りの前日(7日)は諏訪神社で奉納踊りが始まり、そこから庭先回りが行われます。
中日(8日)には八坂神社やお旅所で、後日(9日)にはお旅所や諏訪神社で神輿が神社に戻ってきます。

特に7年に一度担当する踊り町が披露する異国情緒たっぷりの奉納踊りは必見です。諏訪神社や八坂神社、お旅所、中央公園など、市内の広い範囲で奉納踊りが行われるため、町の賑わいを感じながら祭りを楽しむことができます。

県外からも多くの観光客が訪れるため、ゆっくりと鑑賞するためには観覧券の確保がおすすめです。

  • 長崎くんち
  • 神社:諏訪神社
  • 開催場所:諏訪神社周辺
  • 開催日:10月7日(前日)、8日(中日)、9日(後日)
  • 開催時間:諏訪神社 7日 7:00~、16:00~、9日 8:20~
    中央公園 7日 8:10~、17:10~、8日 8:00~
    お旅所 7日 9:10~、9日 7:00~
    八坂神社 8日 7:00~
  • 観覧料金:諏訪神社 S席¥36,000、A席¥30,000、B席¥24,000、C席¥18,000、立見席¥1,500※立見席は当日販売
    中央公園 砂被り椅子席¥7,000、スタンドS席¥6,500、スタンドA席¥4,500、車いす席¥7,000
    お旅所 S席¥24,000、A席¥22,000、B席¥20,000
    八坂神社 S席¥30,000、A席¥28,000、B席¥26,000
  • 駐車場:有
    ※朝の時点で満車になる可能性が高いので余裕を持って確保する必要あり。
  • 公式ホームページ:https://nagasaki-kunchi.com/#about

長野えびす講煙火大会(長野県)

「長野えびす講花火大会」は、商売繁盛を祈願するために行われる「えびす講」の一環として、明治時代(1899年)に始まりました。
西宮神社(善光寺の近く)で開催され、全国的にも珍しい晩秋の花火大会です。規模も大きく、約13000発の花火が打ちあがります!

かつては未熟な花火師の参加が許されなかったため、この花火大会への参加は全国の花火師にとって「出世煙火」とも言われています。
そのため、高い技術と構成力を持った花火師による芸術的な花火を見る事が出来ます!

花火大会は約2時間にわたって行われます。どの花火も質が優れており、新作10号玉コンテストなど迫力満点の花火を鑑賞することができます。観覧席には有料と無料のものがありますが、寒い中で良い観覧場所を探すよりも、有料の観覧席を確保しておく方がおすすめです。

  • 長野えびす講花火大会
  • 神社:西宮神社
  • 開催場所:長野大橋西側 犀川第2緑地、第1緑地
  • 開催日:11月23日(例年)
  • 開催時間:18:00~
  • 観覧料金:無料
    ※有料席あり1名¥3,500(一般・団体席2500席)※当日券無、売り切れ次第終了
  • 駐車場:会場周辺に駐車場無
    ※長野駅周辺や中心市街地付近の有料の長野まちなかパーキング等を利用
  • 公式ホームページ:https://www.nagano-cci.or.jp/ebisukou/index.php

だんじり祭り(大阪府)

300年の歴史と伝統があり、この地で生まれ育った庶民の手によって受け継がれて育まれてきた由緒あるお祭りです!

岸和田だんじり祭りで特に有名なのは「やりまわし」です。重さ4トンを超えるだんじりが勢いよく直角に方向転換する様子は見る者を圧倒します。

だんじりそのものの彫刻も魅力の一つです。そのすばらしさは動く芸術品と呼ばれるほどですので、そちらも必見です!

また、だんじりが豪快に街を駆け抜ける様子を目の前で見ることもできます。この迫力満点の光景は、岸和田だんじり祭りならではのものであり、一度は体験してみる価値があります。豪快さと華麗さが共存する素晴らしお祭りを、ぜひ生で味わってみてください!

※迫力もありますが危険も伴います!見物の際は会場の決まりや係員の指示に従って行動しましょう!

  • 岸和田だんじり祭り
  • 開催場所:岸和田地区周辺
  • 開催日:9月祭礼 試験曳き 3日、15日、宵宮 16日、本宮 17日
    10月祭礼 試験曳き 1日、宵宮 7日、本宮 8日
  • 観覧料金:要確認
  • 駐車場:無※周辺のコインパーキングを利用
  • 公式ホームページ:https://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/danjiri/

まとめ

今回は各地の代表的な秋のお祭りを紹介しました。
各イベントの見どころをしっかり把握してクライマックスを見逃さないようにしましょう!

また、どの会場も多くの人で賑わうため、会場周辺が規制されることが予想されるため、事前に会場周辺の情報をチェックしてから向かうのがおすすめです。

バイク用の駐輪場は場所指定されている場合が多いため、地元の方や他の観光客に迷惑をかけないよう、ルールを守った駐車を心掛けましょう。

また、歩く距離も長くなるかもしれませんので、軽めの靴や予備の着替えを持っていくと安心ですよ。
心ゆくまで秋の祭りをたっぷり楽しみましょう!!