JAF VS バイク保険のロードサービス 自分に合ったロードサービスを考える


JAF VS バイク保険のロードサービス どっちが自分に合ってる?

バイクでツーリングをしていると大なり小なりトラブルに見舞われることがあります。そんな時には、JAFやバイク保険のロードサービスを使うことができます。
JAFはバイクを複数台所持していたり、ファミリーバイク特約に加入しており、ロードサービスが使えない原付バイクを使うライダーにオススメです。

バイク保険のロードサービスはバイク一台に対しての補償なのでバイクの所有台数が少ない方や、回収の範囲が広いので遠出をするツーリングで使うライダーにオススメですよ。自分のライディングスタイルやバイクの種類にあわせて選びましょう!

JAFの特徴

CMなどでJAFの名前だけは知っている、というライダーは多いと思います。
車にしか使えない、と思っている方もいるかもしれませんが、バイクでもしっかりと使うことができて便利なサービスがたくさんあります。

JAFは契約した「人」につくサービスのため、乗っているどの車両にも使う事ができます。JAFではレッカーサービスはもちろん、パンク修理やガス欠、バイクの転倒、鍵のとじ込みなど様々なサービスがあります。

125ccまでの原付にはファミリーバイク特約という保険がありますが、ロードサービスが使えません。原付ユーザーはもしもの為に入会しておいて損はありません。会員でない場合でもJAFを呼ぶことは可能ですがレッカーで15,230円〜、バッテリー上がりで13,130円と高額になってしまいます。

JAFにはその場でも入る事ができますが、無料でサービスが受けられるのは次回からとなるのであらかじめ加入しておくと急な出費を防ぐ事ができます。

レンタルバイク使用中にもJAFのサービスを受ける事が可能です。しかし、レンタルバイク店がJAFに加入していたり、独自の補償サービスを提供している場合がありますのでJAFを呼ぶ前にレンタルしているお店に確認しましょう。

JAFでは、鍵の作成は出来ないなど、対応できないサービスもありますので事前にどのようなサービスが受けられるのか確認しておきましょう。

また、JAFのロードサービスは15キロまで無料ですがそこから先は有料(1キロ毎に730円)となるので呼ぶ際には距離に注意してください。

バイク保険のロードサービスの特徴

バイクを購入した際に、ほとんど全てのライダーがバイク保険に入っているかと思います。

バイク保険のロードサービスはJAFとは違い、車両に補償が付くので他のバイクには使う事ができません。様々な保険会社、プランがありますので、バイクに必要なプランを選ぶことが大切です。

保険会社によってロードサービスの内容は異なりますが、JAFよりも長い距離を無料でレッカー可能なところが多いです。

JAFでも説明しましたが原付にはこのサービスはありませんので注意してください。

保険会社やプランによってはバイクに乗る本人だけでなく、被保険者から承諾を得て運転している場合にロードサービスを使えることもあります。他人からバイクを借りる際には、自分もロードサービスを受けられるのかチェックするとよいでしょう。レッカー以外の救援ができない保険会社もありますが、その場合は、オプションを付けるなどによって強化しておきましょう。

バイク保険は充実したロードサービスが多いですが、サービス内容によって回数制限があったり天災には対応していないなど、但し書きもあります。まずは、自分のバイクの保険のプランを確認し、オプションを検討してみるのも良いでしょう。

バイク保険会社3社のロードサービス比較

※ご検討の際は各社の最新情報をご確認ください。

保険会社 アクサダイレクト 損保ジャパン チューリッヒ
レッカー無料サービス 100キロ 15万円までの距離 100キロ
事故受付 24時間365日電話受付 24時間365日電話受付 24時間365日電話受付
帰宅費用サポート
距離制限なし
宿泊費用サポート
宿泊1万円程度
移動2万円程度

1泊分全額補償
ガス欠のガソリン補充無料
保険期間中1回10リットルまで

保険期間中1回10リットルまで
JAF会員は2回まで

保険期間中1回10リットルまで
バッテリー上がり
保険期間中1回のみ

保険期間中1回のみ

アクサダイレクト:https://www.axa-direct.co.jp/bike/services/claims/accident_assistance/
損保ジャパン:https://www.sompo-japan-i-jibai.net/bikehoken_road.html
チューリッヒ:https://www.zurich.co.jp/motorbike/feature/road-service/comparison/

それぞれの特徴を踏まえた上で、自分に必要なロードサービスを考えよう!

バイク保険のロードサービスは比較表で見たように優れたサービス内容が多いです。しかし注意事項や回数制限などいくつかの条件があります。

ロードサービスの回数制限

バイク保険のロードサービスは以前よりも充実してきました。レッカー自体は何回も使う事ができますが、ガス欠やバッテリー上がりなどの現場対応は保険期間中1回のみの利用が可能と制限がついていることがあります。

何回も使うことはできないのでツーリング回数が多く、遠方までツーリングをするライダーは注意しなければなりません。

JAFは年間で使用回数に制限がなく、会員になっていれば無料で受けられるというメリットがあります。

バイク保険はオプションを付けなければならない場合がある

バイク保険の無料ロードサービスだけでは全てをカバーできない場合があります。オプションでバイクの保険を強化する事ができますが、その分保険金の支払いが多くなりますので金銭面に余裕がないといけません。

JAFは年会費4,000円で、オプションの追加費用がなく地震や台風などの天災によるトラブルにも対応しています。

バイク保険のロードサービスは便利ですが、上手く使わないと損をしてしまいます。バイク保険で有料のロードサービスを何度も利用すると、すぐにJAFの年会費4,000円を超えてしまいます。

比較的新しいバイクやいつも短い距離のツーリングをするライダーであれば、保険にオプションを付けるか否か、プラスでJAFに入るか、金銭面等から比較検討するとよいでしょう。

JAFとの連携サービスがあるバイク保険を選ぶとさらにレッカー距離が伸びたり、サービスが無制限や無料になったりなど、多くのメリットがあるので、バイクの台数が多い方や不安な方はバイク保険に加えてJAFへ入ることをオススメします。

オマケ:JAFは意外と柔軟!バッテリー上がり・キー閉じ込みにも対応してくれます

JAFは車だけでなくバイクのサービスも充実しています。
バイクのロードサービスでトラブルが多いのはバッテリー関係やパンク、また燃料切れなどのガソリン関係です。

バッテリー上がり

古いバッテリーを使用していて出先でセルが回らずにバッテリー上がり……というようなことも。そんな時にJAFを呼ぶとエンジンをかけて近くのバイク屋に案内してくれます。

ガス欠

ついついガソリンスタンドに寄るのを忘れたり、まだいけるとギリギリの残量で走行することによって、ガス欠となります。バイクはハイオク指定の種類も多いため、地方に行くとレギュラーのみのスタンドしかない!などの理由で、タイミングを見失う事もあります。

JAFはガソリンの補給サービスがあるので、もしもの時にも便利ですよ。

キー閉じ込み

バイクはキーの閉じ込みは少ないと思いますが、スクーターのシート下にキーを入れて閉めてしまう、なんてことも。「出先でのトラブルはバイク屋さんに連絡して、レッカーするしかないのか……。」と思うかもしれませんがその場で解決、応急処置をしてくれるようです。

自分のバイクか、借りたバイクかの比較

自分のバイク

もちろんバイク保険のロードサービスとJAFのどちらも使う事ができます。

レンタルバイク、個人間で貸し借り

JAFは人につく補償のため、レンタルバイク、人から借りたバイクでもロードサービスを受けることができます。
ただ、レンタルバイクを扱うお店が既にJAFに加入していたり、バイク保険に入っていたりなど、レンタルバイクのお店からも説明がある場合があります。

バイク保険のロードサービスはバイクにつく補償ですが、保険によっては相手からの承諾を得ていれば、借りた場合でもロードサービスを受けることができるようです。
しかし、運転者本人限定というものもあるため、相手のバイク保険のロードサービス利用条件を確認をしてから貸し借りする方が良いでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回はJAFとバイク保険のロードサービスのメリット・デメリットを紹介しました。

JAFは「人」につく補償、バイク保険のロードサービスは「保険に入っているバイク」につく補償、という違いがありました。
持っているバイクの台数や種類、普段の移動距離、利用頻度などから、バイク保険のロードサービスで十分かどうかをまず確認しましょう。

足りないかもしれない、と感じる場合はバイク保険のオプションをつけるか、JAFにも加入するかを検討するのがよいでしょう。
安心してバイクに乗るためにもこの機会に自分のロードサービスを見直してみましょう。