初めての高速ツーリング!ちょっぴり不安な方は、この記事を最後まで読んでいってください!

バイク初心者の皆さん、こんにちは!下道でのツーリングには慣れてきましたか?下道で走るのに慣れてくると、バイク仲間から「高速を使って遠くまで行こうよ」と誘われることもあると思います。

高速道路には、一般道(下道)とは異なるルールがあります。また、一般道と違い、料金も払わなくてはなりません。

ですが、事前に高速のルールや料金の支払い方をチェックしておけば、初めてといえども心配無用!バイクも車と同じく「高速を走れる車両」の仲間ですから、高速のルールを理解して、胸を張って高速ツーリングを楽しみましょう!

まずは自分のバイクが高速道路に乗れるかチェック!

バイクは、免許の種類と排気量で高速道路を走行できるか確認ができます。
排気量50ccまでの原付は車の免許に付帯します。51cc〜125ccまでの原付2種は小型限定普通二輪免許です。126cc~400ccまでは普通二輪免許になります。401cc以上は大型二輪免許となります。

このうち原付の50ccから原付二種の125cc以下のものは、高速道路はもちろん自動車専用道路を走行する事は出来ません。
普通二輪免許や大型二輪免許は高速道路を走行する事が可能です。

高速道路でのバイクの最高速度は100km/h、最低速度は50km/hと決められているので、この範囲までのスピードが出るバイクでなければいけません。

これでもう慌てない!高速料金の支払いの流れを予習しよう

高速道路はチケットを取ったり料金を支払ったりなど多くの動作が必要です。初めは緊張してしまい、要領が掴めませんよね。

焦りながら料金所を通過してしまったり、バイクの操作を間違えてしまったりなどするかもしれません。そうならないよう、事前にシミュレーションをしておきましょう!

基本的な支払い手順

高速に乗る時、または高速に乗って少し走行すると料金所を案内する看板が見えてきます。そこから約1kmくらい走ると料金所のレーンが見えてきます。料金所のレーンの上には信号がついていることがあるので、その場合は青信号のレーンに入りましょう。

①:一般レーンに入り、バイクを停車してチケットを取る

チケットを受け取った後、車ならバイザーに挟んだり色々な方法で保管できますが、バイクは走行中に風で飛ばされてしまうので、チャック付きのジャケットのポケットやバッグに入れましょう。

ギアを1速に入れ、エンジンを切ってサイドスタンドを出すと、料金所での動作に集中できます。

②:出口の料金所でチケットを出す

パーキングエリアやサービスエリアでチケットを確認し、料金所出口ですぐにチケットを出せるようにしておきましょう。料金所で探し始めると後続にも迷惑がかかってしまいますし、探しているときにチケットや持ち物がポケットやカバンから落ちてしまう事があるので注意が必要です。

現金で支払う場合

バイクはグローブを付けていたりするので細かいお金は掴みにくいことがあります。
事前にサービスエリアやパーキングエリアで高速料金を調べておき、お金を準備しておくと良いでしょう。

また、ヘルメットを被っていると手元まで見えないことがあるので、ハンドル周りやタンクに付けるバッグに財布を忍ばせておくと良いでしょう。

クレジットカードで支払う場合

一般レーンでクレジットカード支払いもできます。
料金所入り口で受け取ったチケットと一緒にクレジットカードを出すと、クレジットカードで支払いができます。こちらも現金と同じようにすぐに取り出せるようにしておきましょう。

ETCが搭載されているバイクの場合

最近のバイクはETCが標準で付いていることが増えてきました。ETCは停まって財布を出す必要がないので、スムーズでとても便利ですよ!
ETCを搭載している場合はETCのレーンに入り、20km/h以下で走行し、ゲートが開けば無事に通過できます。

高速から出る時も同じようにETCレーンを通過して出ていきましょう。

高速道路のルールって?ココが一般道と違います!

高速道路には特別なルールがあるので、ここで覚えておきましょう!

速度に注意

一般道とは違い、高速道路は70〜100km/hぐらいのスピードで通行している車両がほとんどです。高速道路は50km/h以上で走行しなければなりませんので、スピードに慣れないうちは一番左側の車線を走りましょう。

追い越しをするときは、3秒前にウィンカーを出してミラー、そして直接確認をしてから追い越し車線に車線変更をしましょう。

また、最近は煽り運転等が問題になっています。追い越し車線を走行中に後続車に追いつかれたら、トラブルにならないように速やかに走行車線に移って道を譲りましょう。

高速では駐停車禁止

高速道路では緊急時や故障時、料金の支払い時を除いて駐停車は禁止となっています。停まりたい時や確認したいことがあっても、サービスエリアやパーキングエリアまで我慢しましょう。

車間距離・強風・大型トラック……ココに気を付けて運転しよう!

高速を運転する時に注意するポイントを紹介します。

車間距離を充分に空ける

高速道路では一般道と違いスピードが出ます。一般道でも車間距離は空けなければなりませんが、高速道路でもしっかりと空けなければなりません。前の車が急ブレーキを踏んでも安全に止まれるように、車間距離を広めに取りましょう。

緩やかな運転操作、早めの合図

車線変更の為に急にハンドルを切ってバイクを傾けると、転倒の危険があります。また、後続の車と衝突してしまう可能性もありますので、事故の危険性もあります。余裕をもった操作をするようにしましょう。

バイクは小さいのでウィンカーやブレーキランプを付けても気付かれない事があります。早めにランプを付けて周りに知らせるようにしましょう。

強風や天気に注意

高速は平地でも少し高い所を走ることが多いので、風が強く吹いていることがあります。強風でバイクがぐらつかないように、ニーグリップをして運転しましょう。
また、防風ジャケットの装備がおすすめです。風に吹かれてもジャケットがバタつかないように、袖や裾は絞っておきましょう。

早めの給油を!

ガソリンスタンドはサービスエリアやパーキングエリアにあります。しかし全てにガソリンスタンドがあるわけではないので、ギリギリでの給油を目指してしまうとガス欠の危険があります。

高速を走行していると、「この先〜km先までガソリンスタンドがありません」といった注意書きの看板があるところもあるので、注意しながら走行しましょう。

高速道路を走る際に持って行きたいアイテム・オススメ装備をご紹介!

高速道路を走る時に持っていくと役立つアイテムや装備を紹介します。

三角表示板や発煙筒

高速でトラブルがあって停車しなければならない時は、「三角表示板」をバイクの後ろに置かなければなりません。「三角表示板」は道路交通法で1辺が45cmのものと決められていて、これを置かずに高速で停車している場合は違反となるので注意しましょう。

タンクバッグやパニアケースに入りそうな時にはバイクに入れておくのがおすすめです。
どうしても入らない時は、基準を満たしている小型のLEDのライトがあるので、そちらをシートの下に入れておきましょう。

ちなみに「発煙筒」は装備の義務はありませんが、こちらも小型なので常備しておくと良いでしょう。

バイクウェア選び

高速道路を走る時にはウェア選びも気を付けなければなりません。
100km/hで走行をすると、風圧でジャケットがかなりバタつきます。バタつきが長時間続くと疲れてきたり、ジャケットが壊れたりしてしまいます。

革のジャケットであればバタつく心配はありません。
ただ、革のジャケットは価格が高くメンテナンスが大変なので、手が出ないというライダーもいると思います。

そういった方には、ウエストや袖を絞る事ができてバタつきを抑える事ができるジャケットがおすすめです。(これはライディングパンツでも同様です。)

また、夏でもフルメッシュの素材では風通しが良すぎて寒くなってしまうので、所々にメッシュが入ったジャケットやパンツを選ぶと良いですよ。

まとめ

いかがだったでしょうか。高速道路は、バイクの経験が浅いと走るのが怖いと不安になると思います。
高速道路を走る際は普段よりもスピードや急ハンドル、周りに出す合図にも気を配りましょう。

故障があった時に使う「三角表示板」や、自分の体が疲れないようなウェアを選び、準備をしっかりすることで、安全でスムーズな高速ツーリングを楽しみましょう!