バイクも初心者マーク(若葉マーク)をつける義務あり?つけるならどこ?

バイクも初心者マーク(若葉マーク)をつける義務がある?

自動車では免許を取ってから1年以内は設置しなければいけない初心者マーク(若葉マーク)。そのことを聞くと、「バイクも初心者マーク(若葉マーク)をつけないといけないのかな?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

実際のところ、バイクの初心者マーク(若葉マーク)設置は義務ではありません。つけていなくても、法律違反になることはないのです。

ですが、初心者の方・リターンライダーの方は運転に不慣れなことを知らせるために、つけておいた方が良いかもしれません!

この記事では初心者マーク(若葉マーク)のつけ方についても解説しますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

バイクは初心者マーク(若葉マーク)をつける義務なし!でも、初心者・リターンライダーはつけるのがオススメ?

車の場合、初心者が運転する時は前後に初心者マーク(若葉マーク)を付けなければなりません。
それに対し、バイクは初心者マーク(若葉マーク)を付ける義務はありません。付けていなくても違反にならないので罰金や免許の点数が引かれることはありません。

初心者マーク(若葉マーク)をつけた場合のメリット

車間を空けてもらえる

初心者マーク(若葉マーク)を付けていると周りの車が気付いてくれて、車間距離に余裕をもって走行してくれます。

運転に慣れていないうちは、公道での運転は緊張しますよね。車間距離を空けてもらうとゆとりのある運転ができますので、初心者の方でも安心して運転しやすくなるのではないでしょうか。

車線変更がしやすい

初心者マーク(若葉マーク)を付けていると後ろの車が車間距離を取ってくれることが多いので、余裕をもって車線変更をすることができます。

突然の操作ミスによるエンストでも大目に見てもらいやすい

バイクの経験が少ないと操作に慣れずに発進でエンストしてしまう事があります。このような時に初心者マーク(若葉マーク)を付けていれば、急かすようにクラクションを鳴らされる可能性が低くなります。

エンストするとパニックになり、今エンジンがどうなっているのか、ギアがどうなっているのかなどを考える余裕がなくなってしまいます。その上後続車からプレッシャーをかけられたらそれがトラウマになってしまうことも…。

そうならないためにも、バイクの運転に自信が無いうちは初心者マーク(若葉マーク)は付けておいた方が良いでしょう。

バイクの初心者マーク(若葉マーク)はどこにつける?どこで買える?

初心者(若葉)マークを取り付ける場所は?

バイクの場合、付ける場所や枚数は決まっておらず、場所さえ気を付ければ好きな場所に貼ることができます。テールランプやウィンカーなど保安部品を隠さないよう注意して貼るようにしてください。

例えば、周りに気付いてもらえるようなリアフェンダーやナンバー横、リアボックス、ヘルメットなどに貼り付けると良いでしょう。

取り付けの仕方

バイクは樹脂やアルミでできている部分が多く鉄の部分が少ないため、マグネット(タイプのもの?)では取り付けることが難しいです。ですので、貼る場合はステッカータイプのものを使うようにしましょう。

直接貼りたくない、もしくは貼れる場所が見つからないという方には、ナンバープレートの横に設置できるタイプのパーツが売っているのでオススメです。

どこで買える?

車用の初心者マーク(若葉マーク)は、カー用品店やホームセンターなど多くの場所で購入する事ができますが、バイク用の初心者マーク(若葉マーク)はどこにでも売っているわけではなく、バイク用品店だけで扱われていることも…。

車用のものを使ってしまおうと思っても、バイクに貼るには大きすぎるものばかりです。
バイクに貼る場合の大きさなどの決まりはありませんが、小さなものを購入するのがオススメです。

1枚入りのものから3枚入り、極小サイズまでさまざまな種類が売られています。また、最近はネットショップで多くの種類が売られているので、一度探してみてください。

初心者マーク(若葉マーク)をつけると煽り運転される?煽り運転されないためのポイントをチェック!

残念なことですが、初心者マーク(若葉マーク)を付けていても煽り運転をする方がたまにいます。
ここではバイクでありがちな煽り運転の原因や対策のポイントを紹介します。

煽り運転の原因

バイクのすり抜け

バイクは、渋滞中でも車の横をすり抜けて一番前まで出て来ることができます。通行する道によっては追い越し禁止などの法律がありますが、すり抜けを直接禁止する法律はありません。
バイクに乗っていない人から見れば、横入りされたと感じてしまうこともあります。

バイク特有の原因

車とは違い、バイクのヘッドライトやテールライトは常時点灯が決まりとなっています。古いバイクはライトスイッチがついていてON/OFFができますが、最近のバイクはエンジンをかけたらずっと付きっぱなしです。

車を運転する人からすると、「昼間なのに故意にライトをつけてミラーに反射させている」と勘違いしてしまう事があります。

車体が車に比べて小さい

大型バイクでも後ろから見ると車に比べて小さく見えるので、軽視されてしまう事があります。

車よりもマフラー音が大きい

車に乗っている人からすれば、デフォルトのマフラーの音でも大きく感じます。さらに音が大きくなるようにカスタムしていると印象が悪くなってしまうことも。

煽り運転への対策

渋滞を避けて走る

「渋滞をすり抜けて行かなければエンジンが熱くなってダメージが出る!」という意見もあるかと思いますが、まずは渋滞になるべく遭遇しないようにマップやナビであらかじめ空いている道を選んで走りましょう。

渋滞に遭遇しても、長い距離のすり抜けや悪質な追い越し運転は控えましょう。渋滞の中にいるドライバーはイライラしている事もあるので、余計なトラブルは未然に防ぎましょう。

車間距離の確保

バイクからしたら車間距離を広く取っているつもりでも、傍から見るとものすごく近いということがあります。その状態でのヘッドライトは、ローの状態でも眩しいので気を付けましょう。車のミラーに反射しないようにハンドルをどちらかいっぱいに切るのが効果的ですよ。

車にとってバイクは小さく見えるため、悪気がなくても車間距離が詰まってしまう場合があります。ライダーのみなさんもイラっとせずに落ち着くようにしましょう。

また、自分が運転する際には、車間距離を広く取って、前の車を威圧しないよう気をつけましょう。後ろから車が来たら張り合わずに譲るようにしてくださいね。

自分の存在を知らせる

車の無理な追い越しを避ける為、道路の路肩に寄り過ぎず真ん中を走るようにし、自分の存在を強調していきましょう。また、ドライブレコーダーを付けることで、トラブルがあった際にビデオで確認できるだけでなく、トラブルを未然に防ぐこともできるのでオススメです。

市街地や車が多いところでは静かに大人しく走る

バイクのマフラー音はデフォルトでも響きます。音を聞きたくてアクセルを捻ってしまいたくなる人もいるかと思いますが、音と排気ガスを迷惑と感じる人もいます。デフォルトでもカスタムしていても必要最小限のアクセルワークで丁寧に走るようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回はバイクに付ける初心者マーク(若葉マーク)について紹介しました。バイクに関しては初心者マーク(若葉マーク)を付ける義務はありませんが、バイクの運転に慣れていない、または久しぶりで運転に自信が無いライダーは付けることをオススメします。

バイク用の初心者マーク(若葉マーク)は小さいですが、付けることによっていざという時に助けてもらいやすくなります。

近頃問題になっている煽り運転への対策としては、ドライブレコーダーを付けることが効果的です。しかしそれだけではなく、自身の運転の仕方や癖を把握し、トラブルの元になるような運転はしないよう日頃から心がけることが大切です。