バイクが大好きなら、一度は憧れる2台持ち!
「好きなバイクを2台並べてニヤニヤしたい」「先週はオフロードに乗ったから、今週はツアラーでゆっくりツーリングしよう」……バイクが大好きな方なら、一度は憧れるライフスタイルですよね。
しかし「あのバイクもこのバイクも両方欲しい!」という理由だけで購入してしまうと、結局維持できなくなってしまう可能性もあります。そうならないよう、事前に「2台持ちするとはどういうことか」について知ってみませんか?
というわけで今回は、バイクを2台持ちするメリット・デメリットについて解説します。バイクの2台持ちが自分に合っているかどうか、この記事を読んで考えてみましょう!
メリット①:用途別に使い分けることで、バイクライフが楽しくなる
2台持ちはライダーの憧れです。しかしやみくもにバイクを2台持つとどのように乗っていいか分からず無駄になってしまう可能性があります。用途別に使い分ける場合、以下のような基準で選んでみてください。
ロング/ショートツーリング用で分ける
趣味性が強いバイク(見た目がかっこいいが癖があり運転にコツが必要なバイク、安定して走りやすいが足つきが悪いバイク、高級な国産や外車などの気を遣うバイクなど)はライダーの憧れですよね。
しかしそういったバイクは故障した際に消耗品の部品代が高くつきます。そうなるとかえって維持費が高くなってしまうので、頻繁に使うよりも、月に数回ほどのロングツーリング用に使用することがおすすめです。
ちなみにロングツーリングでは大型バイクの方が楽に運転することができますよ。
逆に、ショートツーリングや街乗りには、小さなバイクや気軽に乗りやすいバイクがおすすめです。ショートツーリングや街乗りの場合、400ccの排気量ではパワーを持て余してしまうことがあるので、125cc〜250ccまでのバイクがちょうどいい排気量となります。
ジャンルの違うバイクで分ける
バイクにはスポーツタイプからネイキッドバイク、アメリカンタイプ、オフロードタイプなど様々なバイクの種類があります。
メインで所有しているスポーツバイクに乗るのも良いですが、サブでオフロードタイプなど全くタイプの違うバイクに乗ると、新たなバイクの世界が広がり飽きることがありません。
また、バイクはタイプごとに運転の仕方や癖が違う為、気分転換だけでなく、ライディングスキルの向上を狙ったりすることもできますよ。
メリット②:パーツの劣化するスピードを抑えられる
バイクの2台持ちは、バイクのパーツの劣化スピードを抑えられるというメリットもあります!
バイクは車に比べ、激しく消耗する部品が多いです。ツーリングで使うような大きなバイクを通勤や買い物などの日常でも使用していると、エンジンオイルやタイヤなど、交換する部品代が小さなバイクよりも高くついてしまいます。
バイクのタイヤ代やオイル代、整備代は決して安くはありません。1台ですべてこなそうとすると、日々のメンテナンスの回数が増えるので大変です。
ツーリング用とショートツーリングや通勤、買い物用で2台を使い分けることで、パーツの消耗するスピードを遅らせることができます。
2台持ちをするとバイクを綺麗な状態に保ちやすくなるので、外装の綺麗さは長く保つことができます。ただし、乗る回数や距離が多いライダーはメンテナンス時期が重ならないように注意しなければいけません。
メインのバイクを長くきれいに維持するためにセカンドバイクを持つ
メインで乗るバイクはツーリングに使う為、大きめの排気量のバイクにしていることが多いです。高価なバイクや車検があるバイクには走行距離が増えると、通常のメンテナンスに加えて定期的にメンテナンスをする箇所が増えてきます。
高価なバイクは通常のバイクと同じような部品でも値段が倍近くになったり、部品の納期が遅くなったりするので、チョイ乗りなどの用途に使うことはあまりおすすめできません。
また、高価なバイクをメンテナンスでお店に預けてしまい乗れなくなる時期が出てくることもあるので、そういった時のためにセカンドバイクを持っておくことをおすすめします!
バイク2台持ちのデメリットは?
バイクの2台持ちはバイクを綺麗に維持したり、パーツの消耗を防ぐことができるので良い事ばかりですが、2台持ちならではのデメリットがあります。
保険料が2台分かかる
自賠責保険や任意保険料はバイクごとにかかります。自賠責保険は排気量と本州、離島による区分で毎年決まった保険料となっていますが、任意保険はライダーの年齢や保険会社、補償内容によって金額の差があります。
手厚い任意保険はその分高額になりますので、月々の保険の支払いだけで財布を圧迫してしまう可能性があります。
(任意保険は強制ではないですが、事故の時に自賠責保険ではカバーすることが出来ず、大変な思いをすることがあるので任意保険は入っておくことをおすすめします。)
バイクを2台持つ場合は、保険料も考慮するようにしましょう。
駐輪場の料金が2台分かかる
一軒家でバイクを置く場所があれば駐車料金はかかりませんが、賃貸で暮らしていればバイク2台分の駐車料金がかかります。1台で数千円から数万円するので、2台になるとその料金も倍になります。
それぞれの駐車場を同じ場所に出来ればいいですが、賃貸によっては1人1台までとなっていることもあり、2台目は別の場所に借りることになることもあるので、事前に大家さんに聞いておく必要があります。
もう1台のバイクに乗らなくなる
2台のバイクを所有するライダーの中でよくあることですが、買ったはいいものの、どちらかのバイクに乗らなくなってしまう…ということがあります。
サブでバイクを買ったら、そのバイクの方があまりにも楽・維持費が安いなどの理由でメインのバイクを放置してしまったり、逆に、メインのバイクでツーリングはするが、セカンドバイクには乗らず、車に乗ってしまうというパターンもあります。
他にも、防犯グッズやバイクカバーを外すことが面倒で、簡単に乗りだすことが出来るバイクの方を選んでしまうこともあります。
それでも2台バイクを持ちたい!維持するための工夫ポイント
これまでお話したように、2台を交互に乗るのは実は大変です。
上記の理由以外にも、整備の時期や車検時期が迫っていたり、何か不具合があったりして、そのバイクから遠のいて愛情が薄くなってしまうことがあります。
そうならないよう、2台のバイクを維持するためのポイントを紹介します!
家族や周りの人の理解を得る
バイクを2台持つ良さはライダー同士でしか分かり合うことができません。「体は1つなのでバイクも1台でいい」というのが周りからよく言われる言葉です…。バイクに乗っていない周りの人から理解を得られるよう、日頃から交流をもち、良い付き合いをするようにしましょう。
2台目はあまりお金のかからないバイクにする
2台目は維持費があまりかからないようにすることで、2台持ちが上手くいきます。2台目は250cc以下にすると車検が無いので維持費が安くなります。しかし、車検が無いからと言って点検をしないとバイクが壊れてしまうので、定期的に点検をするようにしましょう。
また、250ccは大型バイクと比べて排気量は小さいのですが、保険料や駐車場代など多くの部分が250cc以上のバイクと変わらないことが多く、金額を安く抑えるには限界があります。
さらに安くしたい場合は125cc以下のバイクがオススメです。125cc以下のバイクなら自動車の任意保険に年間500円でファミリーバイク特約という保険を付帯させることができるので、コストパフォーマンスが高いですよ。
バイクに捻出できる資金を把握する
バイクの2台持ちはどうしてもお金がかかります。お金を安く抑えることも重要ですが、そもそもバイクに出すことができるお金はいくらなのか自分で把握しておくことが大切です。
バイクの点検や車検時期には、いつもよりも多くの費用がかかります。その時の為に余裕を残しておき、いつでもバイクが元気な状態にできるようにしておきましょう。
自分のバイクの乗り方や性格を把握しておく
2台のバイクを交互に乗れるのかは、ライダー自身の性格や気分にも左右されます。2台目に維持費が安いバイクを選んだはいいものの、本命のバイクではないので興味が薄れたり、愛情が無くなってメンテナンスをしなくなったりすることがあります。
2台とも綺麗に維持できるよう、自分の性格を理解してバイクを選びましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はバイクの2台持ちのメリットやデメリットについて紹介しました。
ライダーなら誰もが2台持ちをしたいと思っていると思います。2台持ちはジャンルが違うバイクを選ぶと気分転換ができたりして楽しく乗ることができるのがメリットです。
しかしその分、メンテナンス、駐車場や防犯グッズ、保険、バイクウェアなどの必要な資金はバイクの台数分かかってしまうというデメリットがあります。
今回紹介したメリットやデメリットを見たうえで、自分のバイクの所有方法やライディングスタイルを良く考えて2台持ちを検討してみましょう。
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