バイク乗りのご近所付き合い!マナーを守ってトラブルを防止しよう

バイクを買ったら、ご近所付き合いについても考えよう

暖かい季節になってきましたね。春になって引っ越しをしたり、バイクを新しく購入された方も多いのではないでしょうか?
ですがバイクの取り扱いは気をつけないと、近隣トラブルに発展してしまうこともあります。

バイク好きは問題ないと感じるものでも、バイクに乗らない・興味がない方からしたら不快に感じることもありますよ。

というわけで今回は、「バイク乗りが気をつけたいご近所トラブル」について解説します。ご近所付き合いのマナーを守って、バイクライフを楽しく過ごしましょう!

注意したいポイント①:騒音

バイクで一番気にしなければならないのは騒音問題です。バイクのエンジン音やマフラー音はライダー達が思っている以上に響いています。

バイクのマフラーの音はライダーにとっては心地いい音ですが、バイクに興味がない人や小さなお子さんがいる家庭などにとってはそうではありません。

エンジンやマフラー音はノーマル状態でもよく響く

バイクはノーマルでは音が響かないようになっていますが、その音すらバイクに興味がない人からしたら騒音と感じてしまいます。

バイクを所持していると、早朝や日中に出かけて深夜に帰ってくることもあるかと思いますが、早朝や深夜はいつも以上にバイクの音が響くため、周囲で暮らしている人達に不快に思われてしまいます。

住宅街やマンションではエンジンはかけずにバイクを押し、大きな道路に出てからエンジンをかけるようにしましょう。

さらに、バイクはマフラーをカスタムすることが多いです。ライダーあるあるですが、カスタムするとついたくさん空ぶかししてしまいます。

ノーマル状態でも深刻な騒音問題ですが、カスタム後はさらに音が大きくなってしまうので、より注意が必要です。

整備中の音やにおい

チェーン清掃や簡単なメンテナンスやカスタムなど、ライダー自身が整備をすることは多いと思います。駐車場や家の前でバイクのメンテナンスをしている時、工具の音やケミカル類のにおいや話し声なども、周囲の人からしたら気になってしまいます。

エンジンをかける時やメンテナンスをする時は時間帯を気にするようにしましょう。また、メンテナンスは朝早くや夜遅くの時間に行うのは避けましょう。

ツーリング終わりにメンテナンスをする場合、作業時間が夜遅くにならないよう、早めにツーリングから帰ってくるようにしましょう。

注意したいポイント②:駐車場への停め方

トラブルを避けるため、駐車場の使い方やバイクの停め方に注意しましょう。

駐車場を使う許可を貰う

バイクを購入すると置き場所を決めなければなりません。マンションやアパートの駐車場は、事前に許可を取らなければ停めてはいけません。

勝手に停めたり、許可を取る前に停めてしまうと大家さんや管理会社とトラブルになるので注意です。

また、バイクの場合は排気量に制限があったり、幅や長さなどの寸法に決まりがあったりするのでこちらも注意が必要です。

決められたルールに従って駐車する

駐車場への停め方には多くのルールがあります。賃貸契約書にルールが記載されていることもあるので確認しておきましょう。

バイクは周囲の人にとって「高価なもの」という印象があるので、傷をつけないように気を遣ってもらえることが多いですが、なかには隙間に無理矢理自分の自転車などをねじ込んでくる人もいます。

バイクを駐車する時は、両側に自転車やバイクがないように壁際に停めることで、傷などのトラブルを避けることができます。停める際は斜めに停めたりせずにまっすぐ停め、スペースを多く取り過ぎないように気をつけましょう。

バイク以外の物を駐車場に置かない

駐車場は共用スペースなので、バイク以外の物を置くのはNGです。バイクカバーやバイクロックは、バイクがそこにある時は使って良いですが、その場に置いたままにしておくと、邪魔なので動かされてしまったり、場合によっては捨てられてしまうこともあります。

また、チェーンオイルなどのケミカル類も置きっぱなしにしないようにしましょう。バイク関連の物は面倒かもしれませんが家の中で保管するようにしましょう。

注意したいポイント③:いたずら、嫌がらせ

残念なことですが、時にはバイクにいたずらや嫌がらせを受けることがあります。1回だけでなく何回も被害に遭うこともありますので、ここではいたずらや嫌がらせを受けた時の対処法を紹介します。

停め方を変える

バイクを停めている位置が周囲の邪魔になっている可能性があります。横の人がバイクや自転車を出しにくいということでいたずらをされているかもしれないので、壁際や周囲の邪魔にならないようなところに停め直して様子を見てみましょう。

また、1戸建ての敷地内や自宅に近い駐車場の場合、もう少し家の方に近づけて外部の人が手を出しにくいようにしましょう。

バイクを停める場所を変えるだけでいたずらや嫌がらせが止まることがあるので試してみてくださいね。

防犯グッズを付ける

バイクを丸裸の状態で停めているといたずらや嫌がらせを受けることがあります。バイクカバーを付けるとバイクを直接見ることができなくなりますし、バイクカバーをめくることは面倒で音もなるので、いたずらや嫌がらせが無くなることが多いです。

また、バイクの重量が軽いと勝手に動かされてしまうことがあるので、バイクロックやセキュリティーアラームを取り付けておくのも良いかもしれません。

防犯のポイントは、どれだけいたずらを面倒くさくさせるかが重要です。しかし、防犯グッズを付け過ぎると自分自身も何を付けているかわからず、バイクに乗る時に外し忘れる可能性もあるので、付ける物は限定して付けましょう。

ドライブレコーダーや防犯カメラを設置する

最近はバイク用のドライブレコーダーも出てきているのでバイクに設置してみるのも良いでしょう。

設定で感度を調整することができ、エンジンをかけていなくても振動や動きを検知して録画してくれます。前後カメラなど様々な種類がありますが、360°全体を見渡すことができるドライブレコーダーがオススメです。

防犯カメラはマンションの駐車場には付いていないこともあります。個人で付けることはできませんが、あまりにもいたずらや嫌がらせの回数が多い時は大家さんや管理人さんに防犯カメラが設置できないか相談してみましょう。

このように対処法や対策を紹介しましたが、トラブルが起こるのには何かしらの原因があるはずです。原因を究明しないといたずらや嫌がらせがエスカレートしていく可能性があります。

駐車場を平和に使えるよう、まずは周囲の状況や自分の使い方をよく見て、マナーを守り、バイクに危害が及ばないように最大限に対策しておきましょう。

近隣トラブルの防止には、挨拶とちょっとした気遣いが大事

周囲の人達のことを考えずに行動してしまうのはトラブルの元になります。特にマンションの共用部を使っている方は、近隣の方々とのトラブルを起こさないよう気をつけていきましょう。

挨拶をしっかりとする

バイクに乗るライダーに限りませんが、近所の人に挨拶をせずにいると感じが悪くみえてしまいます。そうなるとバイクが少しでもうるさかったり邪魔な場所にあったりするだけで、怒られたり傷つけられたりなどのトラブルになりやすいです。

周囲の人と仲良くなって世間話をする、ということではなく、最低限の挨拶はするよう心がけましょう。(可能なら少しの会話をするといいですね。)

そうすることで、バイクに興味が無い人からも理解を得ることができ、少し寛容になってくれるのでトラブルになりにくいですよ。

バイクを購入する前に周囲へ伝えておく

ライダー本人は気付かないかもしれませんが、周囲の人にとってバイクは、たとえノーマルの状態でも大きな音がする乗り物です。

バイクを納車して少ししてから周囲の人に報告しても良いのですが、報告前にうるさいと思われていたら挽回が大変です。

そうならないよう、可能であればバイクを購入したこと、あと数日で納車する旨などを周囲に伝えておきましょう。

その際、どんなバイクを買ったのか、どんな音がして賑やかになるのかを簡単に説明しておきましょう。

共用スペースに駐車する場合は気遣い多めに

マンションの共用スペースなど自転車とバイクが混在するタイプの駐車場では、些細なことでトラブルが発生しやすいです。

バイクを綺麗に停めていたとしても、そもそもバイクを気に入らない人もいるのでいたずらをされやすいです。これも周囲の人達や管理人さんと普段から交流をはかり良好な関係を築いておくことで、できる限り原因を作らないようにしていきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回はバイク乗りのご近所付き合いのマナーを紹介しました。

バイク乗りの間では静かと感じるノーマル状態の音でも、カスタムした心地よい音でも、どちらも周囲のバイクに興味がない人達からしたら騒音と感じ、不快に思われることがあります。

普段から近所の人達と挨拶やちょっとした話をしたり、バイクを買う予定は事前にお知らせしたりして良好な関係を築いておきましょう。
小さなトラブルを放置すると後々大事になりかねません。そこに長く住む予定なのであれば尚更注意しましょう。

また、いたずらや嫌がらせを受けた時には、解決することも大事ですが、まずは自分に落ち度はないかどうかを考えて、対策を一つ一つ立てていきましょう。

バイクを購入した時は駐車場の使用ルールやマナーをしっかり守り、バイクライフを楽しいものにしていきましょう!