ツーリング中のメイク崩れを防ぐ!バイク女子の化粧術!

ツーリング中も、オシャレを楽しみたい!

女子でも楽しいツーリング。しかし、ヘルメットを被っているとメイクが崩れやすいのが困りものです。

かといって、スッピンで行くのは「メイクの楽しさ」を諦めてるみたいでイヤですよね。また、「そもそも化粧無しで出かけるのは、ちょっと恥ずかしい」と感じる方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、バイク女子向けの崩れないメイク術について解説します!「ヘルメットの中は蒸れるから……」と諦めないで!少しの工夫で、オシャレもバイクも両方楽しんじゃいましょう!

そもそも、ツーリング中のメイクはなぜ崩れやすい?

バイクは車と違い、ヘルメットの着用義務があります。また、走行風や直射日光をさえぎるものがほとんどありません。

「遠出するから」「日頃会わない人と会うから」とフルメイクでツーリングに挑んだら、休憩で立ち寄ったトイレの鏡でメイクがドロドロになっているのに気付きショックを受けた経験ってありますよね。

ツーリング中のメイク崩れの大きな原因は3つありますよ。

気温が高い季節、直射日光を浴びながらのツーリングは大量に汗が出ます。

ヘルメットの中は特に蒸し暑くなってしまいます。バイクの運転中はほとんどハンドルから手を放すことができないので、目的地や休憩地点に着くまでハンカチで汗を抑えるなどの簡単なケアさえ難しいです。

走行中は風を感じるので涼しさもありますが、信号待ちなどで停車してしまうと道路の照り返しや車の排気ガスなどで暑さが増して汗が吹き出すこともありますよね。メイクが大量の汗で流れ落ちてしまいます。

皮脂

涼しい季節になると、汗をかくのは抑えられますが走行風や紫外線の影響で肌は乾燥しやすくなります。

乾燥した肌は、外部刺激から守るために皮脂が過剰に分泌されます。皮脂もメイク崩れの原因となるので、汗をかかないからと油断は禁物です。

粉体が皮脂に混ざると浮いてしまい、メイクのテカリやヨレの原因になります。メイクが崩れると、気になってしまいせっかくのツーリングが楽しみにくくなりますよね。

こすれ

ツーリング中、ヘルメットを着脱する回数は多いです。

ヘルメットの中でも安全性が一番高いフルフェイスタイプでは水分補給だけでも着脱しなければなりません。

ヘルメットの内装には、厚めのパットがついています。頭を保護する目的の為、頭全体、頬の部分までしっかり密着するよう作られています。

そのパットが着脱の度に激しく肌をこすり、皮脂で浮いてしまったメイクを取れてしまったり、色移りをさせてしまいます。

対策①:フェイスガードをつける

ヘルメットの着脱の時に、内装が肌を激しくこするのでメイク崩れの原因になると説明しましたが、その影響を抑えてくれるのがフェイスガードです。

頬から首の後ろまでしっかりカバーしてくれます。思いきりヘルメットの着脱をしてもフェイスガードがしっかり肌を守ってくれるので、こすれによるメイク崩れを防げます。

また、首の後ろをカバーしてくれるので、つい忘れがちな首後ろの日焼け対策にもなりますよ。

ヘルメットの内装にメイク汚れが付くのも防いでくれるので、内装のメンテナンスの回数も減らせます。

ヘルメットの内装は汗などが悪臭の原因になるので定期的なメンテナンスが必要ですが、内装パッドの着脱は慣れないと難しいですよね。回数を減らせると、型崩れ防止にもなります。

耳掛けタイプのフェイスガードだと、着脱時のフェイスガードのずれを抑えてくれるので便利です。通常のマスクでも顔をカバーしてくれるので、こすれ防止になりますよ。

対策②:崩れにくい部分のメイクに集中する

ツーリング中、ヘルメットもあるのでフルメイクは難しいものがありますが、ポイントメイクできちんとメイクしている感を出すことは可能です。

ヘルメットの影響を受けにくい目元のメイクを派手めにしてみましょう。他の部分は目立ちにくくなりますし、ヘルメットを着用した状態でも華やかさがでます。

また、アイテムはウォータープルーフのものを使うと安心ですよ。

アイブロウ

ツーリングでも落ちにくいアイブロウの手順です。スクリューブラシがあると便利ですよ。

まずはスクリューブラシでベースメイクの眉だまりを取り除きましょう。

それから、ペンシルアイブロウやパウダーアイブロウで自眉の薄い部分から書き足していきましょう。

眉尻→眉頭と薄くしていくときれいに見えますよ。次に、スクリューブラシを眉全体に使用して色の浮きを防ぎましょう。

それから、パフにフェイスパウダーをとり折り曲げてギュッと眉に押さえ込むと色が定着して落ちにくくなります。最後に眉マスカラがあれば眉尻から重ねていくのもおすすめです。

アイメイク

アイシャドウの前にクリームタイプのアイシャドウやリップクリーム等で下地をしておきましょう。

アイメイク用の下地を使うとアイメイクが帰るまでしっかりと残ってることが多いです。クリーム系の下地があると落ちにくくなります。

アイシャドウは好みの物でいいですが、いつもより少し濃い目にすると目元が際立ちます。

アイシャドウ、アイライナーが終わったら、フェイスパウダーで押さえておくとメイク崩れが防げます。

そのあと、ビューラーでまつげをしっかり上げましょう。マスカラも上下のまつげにもしっかりしておくと印象的な目元になりますよ。

下まつげの崩れが気になる場合は下まぶたにフェイスパウダーを仕込んでおくと落ちにくくなりますよ。

リップ

ヘルメットやマスクで隠れるからと油断しがちですが、食事などでガサガサ唇が気になってしまうことがあります。

走行風で唇に深い縦ジワができてしまってる方も多いです。リップクリームでケアするのを忘れないようにしましょう。

また、色が落ちにくいリップティントなどを使うと食事時も安心ですよ。

対策③:ベースメイクの時間を長めに取る

メイクの基本のベースメイクも時間をかけて、しっかりと肌に密着するように仕上げると落ちにくくなります。

ツーリング当日の朝は出発時間が早い場合も多いので慌ただしくなりがちですが、ひとつひとつの工程にしっかりと時間をかけると、メイクもちが段違いに変わりますよ。

前日は早目に寝る、刺激物はできるだけ避けるなど、肌のコンディションを整えておくことも大切です。

保湿

保湿はメイクの基本です。しっかりと保湿しておくと、メイクが肌に密着してメイク崩れを防いでくれます。

化粧水は多めにしっかりと肌に浸透させましょう。時間があれば、ローションパックがおすすめです。

乳液は薄く広げ肌になじむのを待って、次の工程に移りましょう。

日焼け止め

日焼け止めは忘れずに塗りましょう。バイクに乗ったら1日中直射日光にさらされてしまいます。

紫外線対策は1年中必須です。冬だから、曇りだからとつい塗るのを怠ったら、帰宅後真っ赤な顔になっていることもあります。

日焼けは将来のシミの原因にもなりますので、しっかりとケアしていきましょう。

おすすめの日焼け止めはSPF50+/PA++++です。肌が弱いなどの事情がある場合は、その中でも使える効果が強めの日焼け止めを選んでくださいね。

化粧下地

日焼け止めが肌になじんだら、化粧下地を使いましょう。

おすすめは、毛穴カバーや皮脂テカリ防止の効果があるものです。毛穴落ちやテカリを防いでくれます。

長時間の移動や気候の影響で皮脂は自然と出てくるので、対策はしっかりとしておきましょう。また、BBクリームなど兼用のタイプで工程を減らすのもいいですね。

重ねるメイクの数が減ると落ちにくい、メイク直しがしやすいなど利点があります。

ファンデーション

ファンデーションはティッシュオフして軽く顔の油分を取り除いてから塗り始めましょう。

目尻から口角までの三角ゾーンはしっかりめに、その周辺は薄めに仕上げると、立体感が出て肌がきれいに見えますよ。

ヘルメットの内装が触れる部分が薄くなるので、汚れ防止になる嬉しい効果もあります。

普段のメイクよりは全体的に薄めが良いでしょう。しっかりと肌に密着させ、最後に再度ティッシュオフし、フェイスパウダーを軽くつけるとメイクもちがよくなりますよ。

その他のメイクポイント

チーク、シェーディング、ハイライト

チーク、シェーディング、ハイライトを使いたい場合は、スティックタイプや練りタイプがおすすめです。

少量をしっかりスポンジで伸ばしてくださいね。こちらも普段のメイクよりはかなり控えめがおすすめです。ヘルメットの着脱でメイクの色移りもしやすいので、ティッシュオフ+パウダーでカバーしてあげましょう。

コラム:メイク直しポーチの省スペース術

ツーリングでは荷物は極力少なくしたいです。しかし、メイク直しの道具は持ち歩きたいですよね。

最低限、パウダー、リップ、日焼け止めは持ち歩きましょう。リップクリームは唇のケアの他にも乾燥の応急処置にも役立ちます。

フェイスパウダーは色付きを選べば化粧直しとテカリ防止に、アイブロウはアイライナーのヨレ直しになります。

全てを持っていくというよりは、取捨選択して省スペース化をしてみましょう。

長時間のツーリングでは、メイクも自分自身もヨレヨレになってしまって、「化粧直しどころではない」となってしまうので、最低限これだけは直したいというアイテムを持ち運ぶと化粧直しを短時間で終わらせることができますよ。

まとめ

今回は、ツーリング中のメイク崩れ対策を紹介しました。

いかがだったでしょうか。ツーリングとメイクは正直相性が悪いです。しかし、事前にしっかり時間をかけて準備しておき、フェイスカバーなどで対策をしておけば、メイク崩れを最低限に抑えられますよ。

落ちにくいアイメイクや頬の三角ゾーンをメインにすれば、ちょっとしたテクニックで華やかさが変わります。

今までメイク崩れを諦めてしまっていた女子も、ノーメイクで走っていた女子も、メイクの楽しさとツーリングの両方の楽しさを手に入れてしまいましょう。