バイクの寿命は走行距離何万キロ?寿命を伸ばすコツを解説!

愛車の寿命、気になりませんか?バイクの寿命を延ばしましょう!

バイク乗りにとって気になる「愛車の寿命」。購入してから時間が経ってくると、自分のバイクに対して「あとどれくらい乗れるのかな?」と思うこともありますよね。

バイクの寿命は一般的に10万キロと言われていますが、乗り方によっては2〜3万キロで寿命を迎えてしまうことも。せっかく買ったバイクなら、なるべく長く乗りたいですよね。

今回は、バイクの寿命と長持ちさせるためのコツについて解説します。バイクの寿命を延ばすコツを知って、愛車と楽しめる時間を増やしましょう!

バイクの寿命は何万キロ乗ったとき?何年経ったら寿命?

バイクの寿命の目安は、走行距離や購入してからの年数で知ることができます。それ以外にも、排気量やエンジンのタイプでもおおよその寿命が分かります。

バイクの寿命は走行距離と購入してからの年数が目安

バイクのエンジンは一般的に車より寿命が来るのが早いです。

走行距離が3万キロ〜5万キロくらいまでいくと何かしらの異常が出ることがあるので、このくらいの走行距離になったらバイクを手放すライダーが多くなります。

(大型バイクは10万キロまでは異常なく走行できることが多いです。)

購入してからの年数は、6年くらいが平均の寿命です。

国産のバイクの場合、新車から10年程は部品を生産してくれることがありますが、10年も経つとバイク自体が劣化してしまっている場合があります。

そうなるとバイク自体を買い替える必要があるため、バイクを手放すライダーが増えるというわけです。

排気量やエンジンのタイプでわかる寿命

バイクの排気量は原付の50ccから大型バイクの1,000ccを超えるバイクまで幅広くあります。

50ccや125ccのバイクは小柄で取り回しもしやすく便利ですが、エンジンの馬力が無いのでアクセルを大きく開けなければなりません。

そうなるとエンジンに負荷がかかるので劣化が進みます。

250cc〜400ccは原付とは違い馬力があるので、余裕のある走行ができます。しかし、高速に乗ったりするとスピードが上がるため、結果的にエンジンの劣化を早めます。

それ以上の大きな排気量になるとエンジンに余裕がある為、アクセルを開けずにエンジンの回転を抑えて走行することができます。

排気量が大きくなるほどエンジンを回さなくても快適に走行できるので寿命が伸びていきます。

また、エンジンのタイプでも寿命に違いがあります。

最近のバイクは4ストロークのエンジンが多いですが、以前販売されていた2ストロークのエンジンは強いパワーが出ます。

その分扱いが難しく、高回転を多用してしまうため、4ストロークのエンジンの半分程の寿命になってしまいます。

バイクの寿命を延ばすコツ①:丁寧な運転を心がける

バイクの寿命を伸ばすには丁寧な運転が重要です。

エンジン始動直後に急発進や全開走行をしない

エンジンには適切な暖機運転が必要です。

エンジンをかけた直後はエンジン内部のオイルや部品の温度が低く、各部に隙間ができてしまいます。

その状態で急加速や全開走行をすると、エンジンの内部の劣化が早くなってしまいます。

エンジンをかけてすぐはマイルドで丁寧な運転を心がけることでエンジンを長持ちさせていきましょう。

高回転を多用した乗り方をしない

バイクは車よりもエンジンが回ります。一般的な車は8,000回転までいけばレッドゾーンに入るのでエンジンは高回転まで回りません。

しかし、バイクは小排気量から大排気量まで10,000回転まで普通に回るものもあります、スポーツタイプのバイクになると15,000回転まで回ってしまうものもあります。

アクセルを開けて走行するのはバイクの醍醐味の1つですが、いつもそのような高回転でエンジンを酷使してしまうと、寿命が一気に縮んでしまいます。

日常的にアクセルを開けすぎないように注意しましょう。

走行時乱暴な運転をしない

タイヤやチェーン、ブレーキパッドなどの消耗品も「急」が付く運転をすればするほど擦り減ってしまいます。

エンジン同様、これらのパーツも冷えているときは本来の力を発揮できません。

こちらもウォーミングアップの意味で、乗り始めは特に丁寧に運転してバイク全体を慣らしていきましょう。

バイクの寿命を延ばすコツ②:保管状況を良くする

バイクはエンジンが剝き出しで、外装パーツも塗装された部分や樹脂の部分が多いです。保管状況が悪いとすぐにサビが出たり、艶が無くなってしまいます。

バイクの寿命を延ばすために保管状況を見直していきましょう。

バイクカバーをかける

バイクを屋外で保管しているライダーは多いかと思いますが、屋外にずっと置いておくとバイクの劣化が早まります。

チェーンやサスペンション、ハンドルなど金属部分の劣化は数か月で劣化してしまいます。

樹脂パーツや外装のパーツは、紫外線が当たることによって、樹脂の劣化や塗装部分の色落ちが進行します。

そうならないよう、バイクカバーをかけるようにしましょう。

カバーをかけることで湿気を防いだり、紫外線や外気との接触を避けることができるので、部品の消耗を大幅に遅らせることができます。

バイクガレージや屋内保管にバイクを入れる

バイクを停める場所に余裕があるライダーは、バイクガレージを設置したりして屋内で保管するのもいいですよ。

バイクを屋内に保管すると、外に保管するよりも寒暖差を抑えることができたり、雨に当たらずにバイクを守ることができます。

エンジンが温まった状態のままガレージに入れると結露や湿気の心配もありますが、乾燥機をかけたり、換気をすることでバイクを良い状態で保存することができます。

屋内保管では外装パーツの腐食やサビ、色落ちがかなり防げるので走行距離を重ねてもきれいなバイクを維持できます。

バイクの寿命を延ばすコツ③:こまめにメンテナンスする

バイクの寿命を伸ばしていく為には定期的なメンテナンスを受けることが重要です。

定期点検をうける

バイクは車よりも劣化のスピードが早いので定期的な点検を受けましょう。

車検がないバイクは特に、メンテナンスをおろそかにしていると、バイクの状態が分からないままになってしまいます。

バイクに付属するメンテナンスノートを見ると6ヶ月毎に点検が必要と書いてあることが多いです。

車検のあるバイクはもちろん、車検のないバイクは特に点検を意識して受けるようにしましょう。

定期的に乗る

バイクを趣味で乗っているライダーは、バイクに乗る暇がなく放置してしまうことがあります。

長期間バイクに乗らないとエンジンオイルが重力で一番下に落ちてしまい、サビや腐食が進んでしまいます。

バイクのエンジンは剝き出しなので、最低でも1ヶ月に1度はエンジンをかけて近所を軽く走行するなどして内部の状態を保ちましょう。

エンジンをかけるだけのライダーもいますが、それではエンジンオイルの劣化を早めてしまうので、少しでも走行するようにしましょう。

オイル交換やチェーン清掃、洗車をする

バイクに乗っていなくてもエンジンオイルは劣化していきます。

短時間しかバイクに乗らなくても劣化していくので、エンジンオイルは走行距離を気にして交換しましょう。

走行距離が伸びていなくても、最低でも1年に1回は交換するようにしましょう。

チェーンはメンテナンスをサボってしまうとすぐに腐食が進行してしまいます。ツーリングから帰ってきたらすぐに、もしくは乗らなくなる前には清掃・給油をしておきましょう。

また、バイクに汚れが付いた状態で置いておくと腐食の原因になるので、早めに洗車をしておきましょう。

コラム:バイクの点検を習慣化するには?

バイクはパーツの消耗が激しいので、バイク屋さんに依頼するだけでなく、自分でもメンテナンスをしなければなりません。

しかし、ついついバイクに乗る時間がなくて放置してしまったり、メンテナンスの方法を調べるのが面倒になって後回しになってしまうことがあります。

バイクのメンテナンスは時間がかかるので全てを一気にしようと思うと大変です。まずは簡単なことから始めていきましょう。

洗車はバイクを洗って拭くだけなので始めやすいです。まずは洗車をバイクが汚れているときやツーリングの後にするように習慣化していきましょう。

洗車に慣れてきたらチェーンメンテナンスを自分でするようにしていきましょう。

チェーンメンテナンスは手が汚れてしまったり、時間がかかってしまったりなどの理由から敬遠してしまう方も多いと思います。

そんな時は動画を見たり、バイク屋さんのチェーンメンテナンスの方法を参考にしたりするといいですよ。

バイクを購入したお店によっては6ヶ月ごとに点検の案内ハガキが送られてくるので、毎回点検を受けるようにしましょう。

自分自身で簡単なメンテナンスができるようになるとその後もメンテナンスをやる気が起きるので、最初の一歩を踏み出しましょう!

まとめ

いかがだったでしょうか。今回はバイクの寿命を伸ばす方法について紹介しました。

バイクは車と比べて小排気量でもパワフルで、全てのパーツが傷みやすいです。

その為、定期的なオイル交換などのメンテナンスをすることによってバイクをきれいな状態で維持することが重要です。

ライダー自身でもバイクの保存方法を見直したり、自分でできるメンテナンスをして、バイクの寿命を伸ばしていきましょう!