好きなバイクを諦めない!足つき改善策を一挙ご紹介!
「好きなバイクに乗りたい!」と思ったとき、皆さん気になるのは「バイクの足つき」ではないでしょうか。
もちろん、足つきの良いバイクに乗っている方が「楽」ではあります。
ですが、「どうしてもこのバイクに乗りたいんだ!」というときもありますよね。
そこで今回は、バイクの足つきを良くする方法をお手軽な順に紹介します!
足つきにお悩みの方は、気軽にできそうなところから取り組んでみてくださいね。
目次
バイクの足つきを良くする方法①:ストレッチ・エクササイズを行う
まずはストレッチをして、自分の体の柔軟性を高めましょう。ストレッチはお金がかからないので、お手軽に挑戦できますよ。
ストレッチをする理由
バイクはスロットルをひねりながらハンドルを切ったり、体を前後左右に軽く動かすなど、体全体を使って運転します。
そのため、体が柔らかいとバイクの運転が楽になりますよ。
ストレッチの効果
ストレッチをすることによって、体の可動範囲を広げることができます。
可動範囲を広げて、柔軟性を高めることで良いライディングポジションを取りやすくなります。
良いランディングポジションが取れるようになると、バイクのバランスが崩れた時にもバイクを支えられるようになりますよ。
効果的なストレッチ
足つきを良くするためには、股関節周りや太もも裏、ふくらはぎ、脇腹を中心にしっかりとストレッチしましょう。
体の可動範囲が大きく広がり、身長が伸びたような感じで足つきが良くなります。
ストレッチは1回だけするのではなく、継続することが重要なので、できるだけ毎日行うようにしましょう。
バイクの足つきを良くする方法②:靴にインソールを入れる
バイク用のライディングシューズの中に、厚いインソールを入れることによって、足つきを改善できます。
インソールを入れるメリット
インソールは靴屋さんだけでなく、スーパーやホームセンターなど色々な所で売られています。
安く購入することができるので、気軽に試すことができますよ。
消臭機能付きや洗濯可能なものなど、多くの種類があるので、自分の気に入ったものを見つけることができます。
多くのインソールは、サイズがフリーサイズになっていて、自分のライディングシューズに合わせてカットして使います。
また、厚みも商品によって異なりますが、2〜4cmくらいの中から選ぶことができます。
インソールを選ぶときの注意点
インソールはシューズの中に入れるものです。
シューズは、インソールを入れない前提でサイズを選んでいることが多いので、厚みが大きいインソールを買うとシューズがきつくなりすぎることがあります。
インソールを入れる予定があるのであれば、シューズの購入時にインソールを持っていき、中に入れて試してみるのが良いでしょう。
また、ライディングシューズには足首まで守るハイカットのタイプが多いですが、中にはローカットタイプのシューズがあります。
ローカットタイプのシューズに厚めのインソールを入れると、運転中や歩行中にかかとがちょっとしたことで脱げてしまうので注意が必要です。
バイクの足つきを良くする方法③:厚底ブーツを履く
バイク用の厚底ブーツは、バイク用品メーカーが専用のものを販売しているので、ライダーの足つきの改善にオススメです。
厚底ブーツのメリット
厚底ブーツとは、ソールが高くなっているブーツです。
バイクにまたがった時に、足がつく範囲を広くすることができるので、安心感や安定感が欲しい時に便利です。
インソールのようにシューズの中だけ高くなるのではなく、ブーツ全体の高さが上がるので、無理なく足つきの改善ができます。
また、厚底ブーツを履けば、車種を気にせずに足つきの改善対策ができるのでオススメです。
ハイカットやロングブーツのものが多く、どのバイクやパンツにも合わせることができます。
厚底ブーツを選ぶときの注意点
厚底ブーツは、厚底過ぎると足裏の感触が少なくなってしまうので注意が必要です。
かかとだけでなくつま先の方まで厚底になるので、ギアの操作がしにくくなったり、知らず知らずのうちにリアブレーキを踏みっぱなしにしてしまうなど、バイクの操作に影響が出ることもあります。
厚底ブーツには、メリットが多いですが注意点もあります。
以下の記事で、厚底ブーツについてのより詳しい説明や、オススメの厚底ブーツの紹介をしていますので、合わせて読んでみてくださいね!
オススメ厚底ライディングブーツ特集!低身長でも好きなバイクを諦めない!
バイクの足つきを良くする方法④:あんこ抜き(シートのスポンジを削る)
ここまではライダー自身の足つき改善の方法を紹介しましたが、ここからはいよいよバイクに対策を施していきます。
あんこ抜きとは
バイクシートの「あんこ」とは、シートの中に入っているスポンジ(ポリウレタン)のことです。
そのあんこ(スポンジ)を削って、足つきや乗り心地を改善する方法があんこ抜きです。
バイクに座るシートの部分は厚みや形、硬さは様々あります。
あんこを削って、自分好みのシートに仕上げることで、自分専用のシートができあがります。
シートのあんこ抜きのメリット
シートのあんこ抜きはカスタムというよりも、足つき改善の為にすることが多いです。
シートは横幅があったりスポンジが硬かったりして、シート高と自分の足つきを比較できない時があります。
いざまたがってみたら、つま先だけでバイクを支えることになってしまうということもあります。
そんな時、シートのあんこ抜きをすることでスポンジの高さを低くしたり、角を取ったり、前に座る位置を変えたりすることができるので、足つきの大幅な改善が見込めます。
シートのあんこ抜きの注意点
あんこ抜きをする際には、スポンジの厚みに注意しなければなりません。
シートのスポンジを削り過ぎてしまうとクッション性が悪くなって、ツーリング中にお尻がすぐに痛くなってしまいます。
また、お尻の位置だけでなく腕や膝の位置も下がってしまい、運転の操作に支障が出ることもあります。
シートのあんこ抜きをする際は、やり過ぎないように注意しましょう。
また、ノーマルよりもあんこ抜きされているローシートがオプションで販売されているものもあるので、確認してみましょう。
バイクの足つきを良くする方法⑤:サスペンションを調節(ローダウン)
バイクには前後にサスペンションが付いています。
これを調節したりサスペンション周りのパーツを交換したりすることで足つきの改善ができます。
サスペンション調節のメリット
サスペンションにはプリロードを調整できるものがあります。
「プリロード」とは、サスペンションのスプリングにかかる初期荷重のことで、サスペンションのスプリングの状態を示しています。
このプリロードを低く設定することで、またがった時にバイクが沈みます。
そうすると、結果的にローダウンになるので、足つきの改善が見込めますよ。
また、リアのサスペンション周りでよくある部品ですが、サスペンションが付いているリンクをローダウン用の部品に交換することで車高を下げることができます。
プリロードを調整しただけでは、厳密にはローダウンとはなりませんが、サスペンションのリンクを交換するとまたがらなくても車高が下がるので、しっかりとローダウンされます。
サスペンション調節の注意点
サスペンションは、どのようなライダーが乗っても、ある程度最適にバイクに乗ることができるように、車高やセッティングがされています。
プリロードは、バイクの取扱説明書を見ると調整の仕方が載っているので、それをもとに自分の好きなように調整ができます。
しかし、サスペンションを安易に調節すると、バイクのバランスが崩れてしまったり、最適な乗り心地にするために走る度に調整をしなければならなくなったりと、かえって面倒なことになる場合があります。
また、ローダウンのリンクに交換するとバイクの車高が低くなります。
その結果運転のフィーリングが変わったり、ノーマルのサイドスタンドでは車高の変化に対応できずにバイクが直立してしまい、不安定な姿勢でバイクを支えたりすることになります。
このように、バイクの足回りの調節によって車高を下げると、バランスが崩れる場合があるので注意しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はバイクの足つき改善策を紹介しました。
バイクの足つきは、ライダーの皆さんが特に気にする部分ですよね。
ストレッチやインソールなど、お金があまりかからない方法から試すのがオススメです。
それでも足つきに不安が残るライダーは、バイク用の厚底ブーツで足つきの改善を目指しましょう。
他にもバイクのシートのあんこ抜きや、サスペンションの調節などでさらに足つきが良くなります。
ですが、サスペンションのローダウンやシートのあんこ抜きは工賃も高く、乗り心地や操作性に影響を及ぼす可能性があるので、できれば最後の手段と考えておきましょう。
今回紹介した対策を試していただき、あまり出費をしなくて済むような足つき改善策を取り入れてみてくださいね!