バイクでお出かけできない日は、プラモデルを組んで楽しもう!

雨の日・雪の日や、暑さ・寒さが激しい時期など……バイクでお出かけできない休日を、少し退屈に感じられる方もいらっしゃると思います。

そんなときは、バイクのプラモデルを組み立ててみませんか?

組み立てることに没頭できるので、時間を忘れて熱中できるかもしれませんよ。

そこで今回は、バイクのプラモデルを製造しているオススメメーカーを紹介します。

バイクでお出かけできない日は、愛車のプラモデルを組んで楽しみましょう!

オススメメーカー①:タミヤ

タミヤは世界的に大ヒットとなったミニ四駆を販売しているメーカーです。

ミニ四駆はもちろん、艦船モデルや車、飛行機やバイクなど多くの模型をはじめ、プラモデルを製作するのに必要な道具や塗装剤なども製造、販売しています。

星のマーク(ツインスター)のマークのタミヤは世界的に高い認知度を誇っています。

プラモデルの特徴

タミヤは「初心者にも分かりやすく作りやすい」をコンセプトに、企画から金型までを自社で開発しています。

タミヤのプラモデルはリアルを追及しています。

時には実車の取材やスキャンをして金型を製作するのでパーツの精度がよく、説明書通りに組んでも各パーツがぴったりと合います。

取り扱い車種

タミヤには1/6や1/12の大きさで様々なバイクのプラモデルがラインナップされています。

NINJA H2 CARBONは2014年のミラノショーで発表され、会場を独占したバイクです。

スーパーチャージャーが搭載された998ccのエンジンは205馬力を発生します。

細部にわたって実車を再現しており、マフラーやエキパイなどはメッキを使用しています。

スーパーチャージャーに空気を取り込むダクトや、トレッドパターンがリアルな合成ゴムのタイヤなど、実車さながらのプラモデルです!

オススメメーカー②:ハセガワ

ハセガワは1941年創業の、鉄道模型や飛行機のプラモデルで有名な大手プラモデルメーカーです。

プラモデルに詳しい人からは「飛行機のハセガワ」として知られています。

最近はキャラクターや車、バイクなどの様々なプラモデルも製作、販売しています。

プラモデルの特徴

ハセガワは70〜80年代のバイクをプラモデルにしています。

モデルのバイクを徹底取材しているので細かい部分までこだわっており、表面だけではなく見えない所まで忠実に再現されています。

付属するデカールも実車さながらのリアルさです。

パーツの点数が多く、バイクの構造を理解している必要があるので、制作には中級者以上のレベルが求められます。

しかしその分作り甲斐があり、出来上がった時の達成感があります。

取り扱い車種

ハセガワでは、70〜80年代のバイクやレーシングバイクを製作・販売しています。

1988年の世界選手権でエディ・ローソンを3度目の優勝に導いたヤマハYZR500は、実車取材をもとに完全再現されています。

組みやすいパーツ構成と精密感あふれるディティール表現は秀逸ですよ。

また、倒立、正立を選択できるフロントフォークで、バイクの外観を変更することもできます。

伝説と呼ばれる2ストロークマシンのヤマハRZ250も販売されています。

こちらも取材による徹底した作りで、忠実に再現されています。

ヘッドライトやテールランプ鏡面、シートのハンドルがメッキパーツなので高級感がありますよ。

オススメメーカー③:青島文化教材社

青島文化教材社(商標はアオシマ)は、戦艦や飛行機のプラモデルで有名なメーカーです。

SFアニメなどのユニークなプラモデルも数多く存在します。

車やトラック、バイクのモデルも専用のサイトがあるほど規模が大きく、多くの車種がラインナップされています。

プラモデルの特徴

アオシマは、市販バイクのモデルを多数取り揃えています。

バイクの他にもディティールパーツがあり、自分の好きなようにグレードアップさせることができます。

バリが多かったり、合わせ面の処理など組む前の準備に時間がかかるので、上級者向けのプラモデルです。

実車の再現度は低めで、裏面や見えない所はきれいに省かれていますが、中には実車をスキャンして隅々まで再現されているキットもあります。

取り扱い車種

プラモデルでは1996年のSR400、SR500がキット化されています。

特徴的なエンジン、前後ドラムブレーキなどを忠実に再現しています。

スロットルワイヤーやブレーキケーブルは、ビニールパイプで再現しています。

リアサスペンションには金属製のスプリングを使用するなどして、実車に近付けています。

1978年に販売開始されたヤマハSR400は、基本設計を変更せずに長く販売されて愛されていましたが、2021年に惜しまれつつ生産終了しました。

当時から現在まで大人気のカワサキZ750RS(ZⅡ)は、1973年のバイクがモデルになっています。

集合管マフラーや社外オイルクーラー、社外ホイールなど、当時流行したカスタムスタイルをプラモデルで再現出来ます。

オススメメーカー④:フジミ

フジミ模型は1948年に設立され、当初は主に艦船モデルに力を入れたプラモデルを製作、販売していました。

最近の主力商品は車のプラモデルで、スポーツカーやチューニングカーなど数多くのキットを販売しています。

バイクの数は少ないですが、昔のレーシングバイクや白バイなどがラインナップされています。

プラモデルの特徴

フジミのバイクプラモデルは80年代の8時間耐久レース車両や白バイ、原付のモンキーがラインナップされています。

パーツの精度や合わせ面の処理は、モデルによってはズレがあることもあります。それを修正、手直しできる中・上級者にオススメです。

しかし、接着剤や塗装が不要なものや、簡単に作ることができるものも販売されているので、初心者も安心して購入することができます。

取り扱い車種

8時間耐久レースやその他レースで活躍したスズキやヤマハのレーシングバイクを、細かい部分まで再現しています。

CT125ハンターカブや、スーパーカブなどのカブシリーズを簡単に組み立てることができる1/12NEXTシリーズというキットもあります。

バイクのプラモデルを組み立てるのに必要な道具は?家にあるハサミでもOK?

ここではプラモデルを作る為に必要な道具を紹介します!

ニッパー

ニッパーはパーツを切り出すのに必要なものです。

はさみで切ったり、直接素手でネジって部品を切り出すこともできますが、あらぬ方向に飛んでいったり、パーツが破損したりする可能性があるので、ニッパーできれいに切りましょう。

やすり

やすりは凸凹を整えるために使用します。

切り出した部分に残ったプラスチックや、合わせ面の凸凹を整える際に必要です。

ピンセット

細かいパーツ同士を接着剤で付ける時に、素手だと手にくっついてしまうので、ピンセットで取り付けると便利ですよ。

デカールを貼る時にも、掴みやすくなるので便利です。

プラモデルを始める為の最低限の道具は、以上の3点です。

慣れてきてステップアップしたい時は、塗装剤やエアスプレー、接着剤などの道具を徐々に揃えていきましょう。

バイクのプラモデルができあがったら、綺麗に飾ろう!他にオススメの楽しみ方はある?

バイクのプラモデルが完成したら、きれいに飾って眺めるのが楽しみの一つです。

ここではオススメの楽しみ方を紹介します。

好きな所に飾る

自分が好きな所やお気に入りの場所を探して飾りましょう。

ただし、他の人に触られて壊されてしまったり、パーツが欠損して無くなったりすることがあるので、安全な場所に飾りましょう。

プラモデル用の棚を作って置く

プラモデル専用の棚に飾るのもいいですよ。プラモデル専用の棚であれば、色々なバイクを並べて見比べたり、今までの自分の製作の歴史を見ることができます。

また、バイクのネームプレートをつけたりすると展示しているみたいでかっこいいですよ。

背景をつけたり、ジオラマを作ってバイクを設置する

バイクが走っているように見せる為に、背景に道路やサーキットの写真を設置すると臨場感溢れるプラモデルになります。

背景だけではなくジオラマを作ると、模型ではなく実車のような雰囲気になりますよ。

プラモデルのメーカーはバイクのプラモデルだけではなく、ライダーも別売りで販売していることがあるので、レース中の格好やツーリング中の一コマなどを再現して楽しむこともできます。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回はバイクのプラモデルについて紹介しました。

バイクのプラモデルはタミヤやアオシマなどのメーカーが多くのキットを販売しています。

初心者向けから中級・上級者向けなど幅広く売られているので、自分のレベルにあったものを購入することで、無理なく作ることができます。

自分の乗っているバイクや好きなバイクを作ることで、新たなバイク趣味を始めるのもいいですね。

雨の日や梅雨時期などのバイクに乗れない日でも、プラモデルを組んでモチベーションを保ち、バイクへの興味を深めていきましょう。