250ccバイクの空気圧は、2.00~2.50kgf/c㎡程度が目安

ここでは250ccのバイクの空気圧の目安と空気圧が上がりすぎ、下がりすぎの場合のデメリットを紹介します。

250ccのバイクの空気圧の目安

250ccのバイクは主にギア付きのバイクが多いですが、ビッグスクーターもあります。

250ccのバイクの空気圧の目安は2.00〜2.50kgf/c㎡です。

この空気圧を数値を基準にして、この数値よりも下がりすぎてたり、上がりすぎていたら指定空気圧を確認し、適正な空気圧に調整しましょう。

空気圧が下がりすぎている場合のデメリット

空気圧が下がり過ぎていると、タイヤがいつも以上に潰れてしまうので走行に悪影響が出ます。

タイヤが潰れてしまうので押し引きのときにバイクが重くなり、取り回しが大変になります。

また、タイヤの溝も減りやすくなります。

場合によっては偏摩耗をしてしまい、バーストやパンクの原因になります。

更に、空気圧が低いとタイヤが道路に接地する面積が大きくなるので、より多くのエネルギーが必要になり燃費が悪くなります。

雨の日になると排水が間に合わず、ブレーキが効きづらくなり制動距離が伸びてしまいます。

空気圧が上がりすぎている場合のデメリット

空気圧が上がり過ぎている場合でもデメリットがあります。

空気圧が上がるとタイヤが硬くなりすぎてしまいます。

タイヤが硬くなると、道路にある段差や小さな凹凸をタイヤが吸収できなくなり、バイクが小刻みに揺れたり、乗り心地が悪くなったりします。

また、タイヤが道路に食いつかずに交差点やワインディングなど、バイクを傾けて曲がるときにスリップの危険もあります。

人気の250ccバイクのメーカー指定空気圧一覧(レブル、CBR、Ninja、Vストローム、CL、XMAXなど)

ここでは250ccのバイクのメーカー指定空気圧を紹介します。

メーカー フロント/1名乗車時 フロント/2名乗車時 リア/1名乗車時 リア/2名乗車時
ホンダ レブル250 2.00kgf/c㎡(200kPa) 2.00kgf/c㎡(200kPa)
ホンダ CBR250RR 2.00kgf/c㎡(200kPa) 2.00kgf/c㎡(200kPa) 2.00kgf/c㎡(200kPa) 2.50kgf/c㎡(250kPa)
カワサキ Ninja250 2.00kgf/c㎡(200kPa) 2.25kgf/c㎡(200kPa)
スズキ Vストローム250 2.50kgf/c㎡(250kPa) 2.50kgf/c㎡(250kPa)
ホンダ CL250 2.00kgf/c㎡(200kPa) 2.50kgf/c㎡(250kPa)
ヤマハ XMAX 2.00kgf/c㎡ 2.25kgf/c㎡(225kPa)

※上記表は以下の型式の空気圧を参照しています。

ホンダ レブル250:型式8BK-MC49 2023年式
ホンダ CBR250RR:型式8BK-MC51 2023年式
カワサキ Ninja250:型式8BK-EX250Y 2023年式
スズキ Vストローム250:型式8BK-DS12E
ホンダ CL250:型式8BK-MC57
ヤマハ XMAX:型式8BK-SG70J

代表的な車種の指定空気圧を紹介しました。

このように、250ccのバイクは2.00〜2.50kgf/c㎡が指定空気圧のバイクが多いです。

一部のバイクは1名乗車時と2名乗車時で指定空気圧が上がることがあるので、自分のバイクの数値を確認しましょう。

また、同じ車種でも型式・年式によって指定の空気圧が異なることがあります。

空気圧の調整をする場合には必ず自分のバイクの空気圧を確認しましょう。

250ccバイクの空気圧の調べ方・チェックするときの注意点

バイクの空気圧調整は重要です。

バイクは車と違い、パンクしてしまったり、トラブルが起こったりすると転倒してしまうことがあります。

ここでは250ccのバイクの指定空気圧の調べ方・チェックするときの注意点を紹介します。

自分のバイクの指定空気圧の調べ方

バイクには、指定空気圧を記したステッカーが貼られています。

ギア付きのバイクはスイングアームやリアフェンダーなどリアタイヤ付近に貼られていることが多いです。

スクーターはシート下の荷物スペースや足元付近にステッカーが貼られていることが多いです。

高年式のバイクや、足廻りをカスタムすると、指定の空気圧ステッカーが剥がれてしまうことがあります。

そのときは取扱説明書やメーカーホームページを確認しましょう。

タイヤが冷えているときに確認

タイヤの空気圧をチェックするときは、タイヤが冷えているときに確認しましょう。

走行直後などのタイヤの温度が高くなっているときは、熱膨張して空気圧が上昇しています。

メーカーの多くは冷間時の空気圧を基準としているので注意しましょう。

空気圧の確認のチェックの仕方

空気圧はガソリンスタンドやエアゲージで確認することができます。

ガソリンスタンドには車用のエアゲージが多く、エアバルブの位置の関係で真っ直ぐに刺すことができません。

バイクのエアバルブに刺して、差し込み口の角度を変えることができる部品があるので、それを使って空気圧の調整をしましょう。

市販のエアゲージで空気圧を測る場合はバイク用の角度がついてるものにしましょう。

250ccバイクのタイヤの空気、どこで入れる?オススメの空気入れ・エアゲージをご紹介!

ここでは空気圧の調整の仕方とオススメの空気入れとエアゲージを紹介します。

空気圧の調整の仕方

ガソリンスタンドで空気圧を測っているときは、そのままレバーを握れば空気圧の調整ができます。

エアゲージで測り、空気圧の調整が必要なときは空気入れに持ち替えましょう。

空気入れは足踏み式のポンプや電動エアポンプ、自転車用の空気入れがあります。

先端をバイク用に変更して空気を入れましょう。

エトスデザイン YAG400 究極エアゲージ

オススメポイント

エトスデザインのエアゲージは測定値を保持してくれるので、空気圧を簡単に把握できます。

先端部分はバイクでも使いやすいように90°に折れ曲がったり、360°回転するので測りやすくなっています。

ホースはステンレスメッシュの素材が使われていて、膨張を防ぎ、柔軟性があるので耐久性も高いです。

また、空気圧の調整に便利な減圧ボタンもあります。

エトスデザインについて

神奈川県にあるエトスデザインは、海外製のヘルメットを輸入・販売したり、トライアルやオフロード系の用品、オリジナルのメンテナンス用品などを販売しているメーカーです。

特にオフロードやオンロードなど、バイク競技やイベントのサポートをしていて、レース関係やサーキットに足を運ぶ人にはよく知られたメーカーです。

  • 商品名:エトスデザイン YAG-400 究極エアゲージ
  • 測定範囲:4.00kgf/c㎡(400kPa)まで
  • 価格:税込4,290円
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

コルハート 電動空気入れ 充てん君

オススメポイント

コルハートの電動エアポンプはバイク用だけでなく、アタッチメントを変えることで車、自転車、ボールにも使うことができるので便利です。

USBタイプCケーブルで、2〜3.5時間の充電で28分間も連続で空気を入れることができるので、前後タイヤの空気の調整も余裕でこなすことができます。

暗いところでも作業ができるように、LEDライトやLEDディスプレイが付いているので便利です。

コルハートについて

福岡県にあるコルハートは自動車やバイクの用品を開発・販売しています。

ドライブレコーダーやUSBチャージャー、スマホホルダー、LEDヘッドライト、エアポンプなどライダーのモーターサイクルライフを安心、快適に向上させるような用品を生み出しています。

  • 商品名:コルハート 電動空気入れ 充てん君
  • バッテリー容量:2500mAh×2
  • 充電時間:2~3.5時間
  • 重量:480g
  • 連続使用時間:28分
  • 価格:税込6,985円
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

まとめ

いかがだったでしょうか。

空気圧の点検や調整は簡単ですが、忘れてしまっているライダーが多いのではないでしょうか。

原付など小排気量のバイクとパワーはあまり変わりませんが、タイヤの大きさはかなり違います。

今回紹介した適正空気圧や空気圧の調整の仕方を理解して、車検不要で気軽に乗れる250ccのバイクを安心・安全に楽しみましょう。