PCX125のメーカー指定空気圧は、前輪200kPa(2.00kgf/c㎡)、後輪225kPa(2.25kgf/c㎡)!

PCX125のメーカー指定空気圧は前輪が200kPa(2.00kgf/c㎡)、後輪225kPa(2.25kgf/c㎡)となっています。

荷物を載せた時や2名乗車時には後輪が250kPa(2.25kgf/c㎡)に空気圧が指定されているときがあります。

この指定された空気圧の範囲を下回ったり、上回ったりしたときには空気圧の調整をしましょう。

指定の空気圧に合わせることでメーカーが理想としているコンディションでタイヤを使うことができます。

また、指定空気圧は同じ車種でも年式や型式によって違ってくる場合があるので、自分のPCXの指定空気圧をシート下のステッカーや取扱説明書を読んで確認しましょう。

PCX125のタイヤの空気圧、みんなどうしてる?

ここではPCXのタイヤの空気圧について実際に使っている人の意見を紹介します。

空気圧チェックの頻度

ネットでは空気圧のチェックに頻度が重要だという意見が見られました。

通勤や通学で乗る機会が多いPCXは、ほぼ毎日乗っている人が多いのではないでしょうか。

通勤や通学で使うと空気圧の変動が多く、空気が減りやすいです。

また、PCXなどのスクータータイプはギヤ付きのバイクよりもタイヤが小さかったり、エアバルブの位置が奥まっていたりするので、空気圧の調整が面倒と感じる人も多いのではないでしょうか。

点検や整備の時だけバイク屋に空気圧の調整をしてもらうのでは間に合わないことがあり、最低でも月に1回は空気圧の調整をする人が多いようです。

燃費の低下

いつもの燃費計算を元にガソリンを入れる量や給油タイミングを決めていたのに極端に落ちてしまうという意見がありました。

PCXは燃費が良く、最新のカタログでは1リッター当たり55kmとなっています。

この燃費まではいかない時もありますが、近い数値で走行する人が多いです。

その為、いつもよりも大幅に燃費が落ちてしまったときに空気圧のチェックをすると前輪後輪共に空気が減ってしまっているという人がいるようです。

雨やカーブでタイヤの状態がなんとなく分かる

雨の日やコーナリング中にタイヤが横に滑るような感覚になったり、思うように曲がりにくくなったりするときに空気圧のチェックをすると空気圧が低かったという意見がありました。

空気圧の調整をせずに走行していても毎日乗っていれば、本人は空気圧が減っていることに気付かずに意外と乗り味が分からなくなってしまいます。

通勤・通学であれば雨でも乗ることがあります。

その時に乗り心地が悪くなったのを感じて、その後すぐに空気圧のチェックをする人が多いようです。

他の125ccバイクの空気圧はどれくらい?PCX、アドレス、グロム、スーパーカブ、ダックスなどの空気圧をご紹介

ここでは参考として他の125ccのバイクの指定空気圧を紹介します。

メーカー フロント/1名乗車時 フロント/2名乗車時 リア/1名乗車時 リア/2名乗車時
ホンダ PCX125 150kPa(1.50kgf/c㎡) 150kPa(1.50kgf/c㎡) 200kPa(2.00kgf/c㎡) 250kPa(2.50kgf/c㎡)
ホンダ スーパーカブC125 200kPa(2.00kgf/c㎡) 200kPa(2.00kgf/c㎡) リア225kPa(2.25kgf/c㎡) リア 280kPa(2.80kgf/c㎡)
ホンダ GROM(グロム) 200kPa(2.00kgf/c㎡) 200kPa(2.00kgf/c㎡)
ホンダ DAX(ダックス)125 200kPa(2.00kgf/c㎡) 200kPa(2.00kgf/c㎡)

※上記表は以下の型式の空気圧を参照しています。

PCX125:8BJ-JK05 2023年式
スーパーカブC125:型式8BJ-JA71 2024年式
GROM(グロム):8BJ-JC92 2024年式
DAX(ダックス)125:型式8BJ-JB04 2023年式

このように、バイクの指定空気圧は車両ごとに決められています。

中には1名乗車時と2名乗車時とで空気圧が分けて指定されているバイクもあります。

PCXや他のバイクもそうですが、同じ車種でも型式・年式によって指定空気圧が異なることがあるので、実際に空気圧の調整をするときは自分のバイクの指定空気圧を確認しましょう。

バイクのタイヤの空気圧は高い方がいい?空気圧を高くする・低くするときのメリット、デメリット

バイクのタイヤの空気圧にはメーカー指定空気圧が設定されています。

しかし、中には空気圧が高い方が良いという情報もあります。

ここでは空気圧を高くしたり、低くした場合のメリット・デメリットを紹介します。

空気圧が高い場合

メリット

空気圧が高いと、タイヤと地面が接地している面積が少なくなるので、バイクを軽いエネルギーで動かすことができます。

その為、燃費が良くなります。

また、バイクを軽い力で動かすことができるので楽ですよ。

バイクの保存時にも空気圧を高めにしておくことで、次にバイクに乗るときに空気が完全に抜けることを防ぐことができます。

デメリット

空気圧が高くなっていると、タイヤが硬くなり、たゆまなくなります。

そうなってしまうと道路や段差などからの衝撃を吸収できないのでバイクが揺れたり、自分の体まで振動が伝わってきたりして乗り心地が悪くなります。

また、タイヤのたわみを利用できないのでグリップ力が減り、交差点やコーナーなど、バイクを傾けて走らせるところではスピードを落とさなければ転倒してしまう危険があります。

空気圧が低い場合

メリット

タイヤの空気圧が低い場合は、道路との接地面積が増えるので道路からの衝撃をタイヤが吸収します。

その為、乗り心地が良くなります。

また、空気圧が低くなるとタイヤがたわむので道路に食い込み、グリップ力が上がるので、交差点やコーナーをスムーズに通過することができます。

デメリット

空気圧が低くなるとタイヤがたわみますが、それが原因でタイヤの溝が減るスピードが速くなったり、偏摩耗をしてしまいます。

最悪の場合はタイヤがバーストしたり、パンクをしたりする可能性が高くなります。

また、タイヤの接地面積が増えるのでバイクが重くなります。

その為、バイクの押し引きが重くなったり、重くなったバイクを動かすエネルギーが必要になるので燃費が悪くなります。

空気圧が高い時と比べてタイヤ交換時期が早くなります。

このように空気圧が高い場合と低い場合でメリット・デメリットがそれぞれあります。

基本的にはメーカー指定空気圧で調整をしましょう。

夏と冬で空気圧を変えるという人もいますが、いずれも指定空気圧で問題ありません。

しかし、空気圧の調整をしていない期間が長い人や後ろに荷物を多く積む人は空気圧を高めにした方が良い場合もあります。

自分が走る環境、ステージを選んで空気圧の調整をしましょう。

タイヤの空気圧についてより詳しく説明した記事があるのでそちらもご覧ください。

バイクのタイヤの空気圧は低め・高めのどっちがいい?メリット・デメリット解説!

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はホンダPCXの空気圧について紹介しました。

通勤や通学に便利で人気なPCXの指定空気圧は、フロント200kPa(2.00kgf/c㎡)、後輪225kPa(2.25kgf/c㎡)となっています。

この数値を目安として空気圧の調整をしましょう。

他のPCXオーナーの声を見ると、点検が遅れてしまい空気圧が早めに減ってしまっていたということが多いようです。

そのようなことにならないように、空気圧が低い・高い場合のメリットやデメリットを理解して、空気圧の重要さを確かめましょう。

簡単に見えてとても重要な空気圧ですが、今回紹介した記事を読んでPCXの空気圧の点検、調整を自分でできるようになり、バイクをより長持ちさせていきましょう。