100均のバイクカバーは使える?
100円ショップに売られている薄めのバイクカバー。
「これ単体で使えるのかな」「破れないか不安」と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
ですが、使い方を工夫すると、100均のバイクカバーでも十分役に立つ場面があるんです!
そこで今回は、100均のバイクカバーの便利な使い方について解説します!
「バイクカバーがすぐ劣化する」「100均のバイクカバーって本当に使えるのかな……」とお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでいってください!
100均のバイクカバーを使うときの注意点
100均のバイクカバーは安く、使いやすくて便利なものです。
ここでは100均のバイクカバーを使うときの注意点を紹介します。
素材が薄い
100均のバイクカバーは、価格が安い分、素材が薄くなっています。
中にはバイクの姿が透けて見えてしまうものもあります。
薄い生地のバイクカバーは、ステップやハンドルなど先端が細くなっている部分に引っかかってしまうと簡単に破れてしまうので、注意して使用しましょう。
防水性はあるが劣化は早い
通常のバイクカバーと同じく水を通さない素材でできているので、雨が降っても自分の愛車を守ることができます。
ただし、生地や縫い目などに耐久性があまりなく、使用頻度が低くても劣化が早いものも多いです。
こまめに様子を見ながら使いましょう。
強風で飛んでいくこともある
100均で売られているバイクカバーは機能性が限定されています。
そのため、バイクカバーが風で飛ばされないようにするベルトや、バイクロックを通す穴がないことが多いです。
バイクカバーが飛んでしまったり、めくれたりしないように、ホームセンターなどに売っているベルトや洗濯ばさみなどを使ってしっかりと固定しておきましょう。
このように、100均のバイクカバーはシンプルで使いやすく、安いです。
手に取りやすく便利なバイクカバーですが、注意点が多いので気を付けて使いましょう。
また、バイクカバーをバイクで走った直後にかけてしまうと、薄い生地が溶けてしまい、エキパイやマフラーに焼き付いてしまいます。
バイクカバーが溶けてしまったときに備えて、こちらの記事を読んで処置方法を学びましょう。↓
バイクカバー・カッパが溶けたときの対処法!エキパイ・マフラーに付いたビニール汚れは落とせる!?
100均のバイクカバーには、こんな使い道もある!
100均のバイクカバーにはメインで使う以外にも別の使い道が多くあります。
ここでは100均のバイクカバーの意外な使い道を紹介します。
バイクカバーの上に被せる
高価なバイクカバーは、撥水・防水が抜群で便利な機能が付いているので、数万円するものもあります。
そのバイクカバーも使い方によっては、短期間で穴が空いてしまったり、バイクに当たる部分の生地が薄くなって性能が落ちてしまうことがあります。
高価なバイクカバーを長くきれいに使うために、その上から100均のバイクカバーを被せることをオススメします。
高価なバイクカバーの劣化を防ぎ、代わりに100均のバイクカバーを買い替えた方が節約になります。
コンパクトにして携帯する
100均のバイクカバーは薄くてあまりかさばりません。
小さく折りたたんでシート下に収納したり、バッグに入れて携帯しておくことで、ツーリング先での雨除けに使うことができます。
黄砂や火山灰よけ
黄砂や火山灰がバイクに降ると、シートだけでなくグリップの隙間など、さまざまなところに付着してザラザラしてしまいます。
バイクが汚れてしまうとモチベーションが下がってしまうので、きれいな状態でバイクに乗れるようにカバーをしておきましょう。
梅雨時期や天気が悪い期間だけ使う
梅雨時期や夏は天気が崩れて雨が突然降ってきたり、断続的に続いたりします。
普段はバイクカバーをしていなくても、この時期だけ使いたい場合やちょっとした雨を防ぎたいときには100均のバイクカバーを使うことで、バイクを余計なサビから守ることができます。
長期保管中に使う
バイクを長期保管していると埃や汚れが付着してしまいます。
屋外ならバイクカバーをしますが、車庫や屋内に入れた場合はバイクカバーをしない人もいるようです。
駐輪場などの屋外ならもちろんですが、屋内保管でも意外と埃や汚れが付いてしまうので、バイクカバーでバイクを保護しておきましょう。
100均のバイクカバーはこんな人にオススメ!
ここでは100均のバイクカバーを使うのにオススメの人を紹介します。
バイクをそのままにしておきたくない人
バイクをそのまま野ざらしにするのが嫌で、とりあえずバイクカバーをかけて保管したい人にオススメです。
高価なバイクカバーは雑に扱いにくいため、時間をかけて丁寧に被せたり、ベルトで縛ったりする必要があり、バイクカバーを被せるのが面倒になってしまいます。
とりあえず雨風を防ぐための割り切ったバイクカバーなら100均のものが良いですよ。
また、紫外線や埃からバイクの劣化を守るための覆いとしても使うことができます。
バイクカバーを消耗品と考えている人
バイクカバーは高価なものでも安価なものでも、使う場所や頻度によって、すぐに劣化して買い替えになることがあります。
バイクカバーを短期間で使い捨てのような感覚で使いたい人には、コスト的にも100均のバイクカバーがオススメです。
バイクカバーを2重にして使う人
バイクカバーを2重にして使う人は、100均のバイクカバーを高価なバイクカバーの上からかけると良いでしょう。
高価なバイクカバーを守るために、100均のバイクカバーは最適です。
劣化しても100均のものなので、修繕しながら粘って使う必要がなく、すぐに買い替えることができます。
100均のバイクカバーと、コレを組み合わせると便利!オススメアイテムをご紹介!
ここでは、100均のバイクカバーと組み合わせて使えるオススメのものを紹介します。
クリップや洗濯ばさみ
100均のバイクカバーはシンプルな構造です。
そのため、余計な機能はついておらず、使いやすくなっています。
しかし、安価な分、バイクカバーに補強ベルトがついていないので、強風や天候が悪い時にバイクカバーがめくれて破れてしまったり、飛んでいったりします。
それを防ぐために、バイクカバーを洗濯ばさみやクリップで挟んで固定することで、バイクカバーとその中のバイクを守ることができます。
ベルト
クリップや洗濯ばさみと同じで、ベルトを使うことでバイクカバーを守ることができます。
100均のバイクカバーは通常のバイクカバーとは違い、中央付近にベルトがついていないことが多いです。
ベルトがついていないと、風でめくれあがったり、剥がれたりしてしまいます。
ホームセンターや100均などで売られているラッシングベルトや荷締めベルトを使うことでバイクを守ることができます。
耐熱のバイクカバー
バイクをしっかりとしたカバーで守っている人は多いです。
高価で耐熱性に優れたバイクカバーは、バイクに乗った直後でもマフラー部分で溶けずに便利です。
その上から100均のバイクカバーをかけることで、高価で耐熱性のあるバイクカバーの表面の劣化を防ぐことができます。
高価なバイクカバーを単体で使ってもよいのですが、表面が紫外線で薄くなってきたり、縫い目から雨漏りをしてしまうことがあります。
高価なバイクカバーを長期間使えるように、上からかける100均のバイクカバーを消耗品として使っていきましょう。
ブルーシート
ブルーシートはさまざまなサイズや色があり、ホームセンターなどで販売されています。
ブルーシートには厚みがありますが、厚くなるほど重くなります。
そうなると風で揺れたときにバイクに傷をつけてしまうので、薄めのタイプにしましょう。
また、ブルーシートは地面に固定できるように、隅の方などにハトメの穴が開けられています。
バイクを覆えるくらいの大きさのものにしたら、バイクの下にも潜り込ませることができます。
バイクのサビの原因となっている地面からの湿気を防ぎ、バイクをきれいに保ちます。
また、バイクの下からブルーシートを包み始めることで、さらに湿気を防ぐことができます。
ブルーシートを下から包んだときにはハトメ穴を使ってタンクやシートの上で簡単に固定します。
その後、100均のバイクカバーを通常通り上からかけることによって、バイクをしっかりと守ることができます。
ブルーシートも比較的安価なので古くなってきたら思い切って新しくしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は100均のバイクカバーの特徴や使い方について紹介しました。
100均のバイクカバーは安く買うことができますが、薄いため工夫をしないと簡単に破れてしまいます。
洗濯ばさみやクリップ、ベルトなどを追加することでバイクカバーの機能を向上させることができます。
また、通常使用するバイクカバーの上からかけて補助的に使ったり、出先で使うために携帯したりもできます。
100均のバイクカバーでも、このような工夫次第で便利な場面が多くあります。
今回紹介した100均のバイクカバーのメリットや注意点、便利な使い方を理解して、バイクの保管に100均のバイクカバーが必要かどうか、今のバイクカバーと一緒に使うのかを判断していきましょう。