「バイクのサイドバッグは危ない」って本当?
バイクの積載量を増やすときによくオススメされるサイドバッグ。
サイドバッグにはオシャレなデザインのものもあり、「カッコよさを保ったまま積載量を増やせそう」という理由で取り付けを検討している方も多いと思います。
ですが、「バイクのサイドバッグは危ない」という意見を見かけて、「本当にサイドバッグを買っても大丈夫なのかな?」と疑問に感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、バイクのサイドバッグが危ないと言われる理由と、サイドバッグを使うのに適した場面・適さない場面について解説します!
オススメのサイドバッグもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
バイクのサイドバッグが危ないと言われる理由
ここではサイドバッグが危ないという理由を紹介します。
リアタイヤに巻き込む可能性あり
サイドバッグは言葉の通り、左右両方もしくは片側にバッグを取り付けます。
リアフェンダーの横にバッグを取り付けますが、そこにはサスペンションのほかにリアタイヤがあります。
サイドバッグの固定が甘く、ベルトが緩んでしまったり、外れてしまったりすると回転しているリアタイヤに巻き込まれてしまい、事故やトラブルが起きてしまうので危険です。
バランスの偏り
サイドバッグはバイクの側面に取り付けるものです。そのため、どちらか片方に荷物を入れすぎてしまうとバランスが崩れます。
バランスが良くないと、バイクの運転や駐輪の際のバランスが崩れてしまい、転倒や事故などのトラブルにつながってしまいます。
サイドバッグは左右均等な重さになるように荷物の量を調整しなければなりません。
マフラーの熱で溶ける
サイドバッグはマフラーの近くに固定されることが多いです。
サイドバッグがマフラーに近すぎると、マフラーの熱で底面が溶けてしまったり、溶けた影響でマフラーに付いて煙が出て嫌な臭いがしてくることもあります。
底面が溶けているのに気づかずに中の荷物が落ちてしまい、無くなってしまうこともありますよ。
マフラーが片面だけでなく左右両方から出ているバイクは左右のサイドバッグに注意が必要です。
横幅が広がる可能性がある
サイドバッグを付けるとバイクの横幅が広がります。
ハンドルやハンドガード、ミラーがバイクの最大横幅になっていることが多いですが、サイドバッグを取り付けることでバイクの後ろ側も横幅が増えます。
いつものように走行していると、他の車や標識などに当たってしまうことがあります。
サイドバッグが便利な場面・サイドバッグを使うメリット
ここではサイドバッグがあると便利な場面・サイドバッグを使うメリットを紹介します。
積載量を増やすことができる
サイドバッグをつけると積載量を簡単に増やすことができます。
バイクはスクーターを除いて荷物を入れるスペースがありません。
また、シート下は電装パーツが多くなってしまい、車検証程度の書類しか入らないようなスペースになっています。
サイドバッグはベルトや紐で簡単に取り付けることができるので、積載がないバイクにはピッタリですよ。
持ち運びができる
サイドバッグは簡単に取り付けることができます。紐やベルトで数分あれば取り付けることができます。
中には、専用のステーがついているサイドバッグもあります。
そのようなサイドバッグにするとワンタッチで取り外すことができるので、バイクから離れるときも持ち運ぶことで中の荷物を守ることができます。
多くのバリエーションがある
サイドバッグは各メーカーが販売しています。
布製や革製のものは多くのサイズやカラーなどの種類があるので、見た目にこだわる人は気に入ったサイドバッグを見つけて購入できます。
無骨なデザインのハードケースと比べて種類も豊富なので、ファッションとして楽しめますよ。
荷物を濡らしたくない、守りたいときに便利
サイドバッグの多くは、防水のものが多いです。
リュックやボディバッグに荷物を入れてツーリングをしているときに、突然雨に降られた場合は中の荷物までびしょ濡れになってしまいます。
サイドバッグは防水性や耐久性があるので、中に入れる大切な荷物を守ることができます。
また、バッグに防水機能がなくても外側からかける防水カバーが付属していることがあるので便利です。
サイドバッグを使うのが適さない場面・サイドバッグを使うデメリット
サイドバッグにはメリットだけでなくデメリットもあります。
ここでは、サイドバッグが適さない場面やサイドバッグを使うデメリットを紹介します。
他車に接触する可能性がある
バイクは車よりも車体が小さいので、狭い道を走ることができます。
バイクでそのような狭いところを走行する場面が多いときにはオススメしません。
サイドバッグによって違いますが、大きなサイドバッグを左右に取り付けた場合は、バイクの横幅が増えるので注意が必要です。
バイクのスタイルに影響する
サイドバッグを取り付けるときには、リアタイヤに巻き込まれないようにステーを同時に取り付けることになります。
ステーを取り付けると車体とサイドバッグの間に隙間が空いてしまいます。
バイクはデザインやスタイルを重視して設計されていることが多いので、バッグやステーを取り付けることによってバイクが格好悪くなってしまうことがあります。
荷物でバイクの左右のバランスが崩れる
サイドバッグに入れる荷物が少なかったり、偏ったりするとバイクの重量バランスが崩れてしまうので、転倒の恐れがあります。
荷物が偏らないように入れるか、荷物が少ない時はサイドバッグではなくリアボックスなど、バランスが崩れにくいところへの収納が良いでしょう。
マフラーをカスタムしているバイク
マフラーを社外品のものに交換しているバイクは、マフラーが純正よりも位置が上に上がっていたり、高級なマフラーにしていることがあります。
サイドバッグが専用品であっても溶けてしまうことがあるので、マフラーの位置や材質が変わっているバイクには注意が必要です。
どんなサイドバッグなら大丈夫?バイクにサイドバッグのオススメ商品紹介
ここではバイクのおすすめのサイドバッグを紹介します。
デイトナ DHS-25 サドルバッグ 10L
オススメポイント
シートに載せて使うシートバッグと同じような強度を持つ、ポリエステル1680デニール生地が採用されています。
フラップや前面、側面の生地の間にウレタンの芯を入れているので、型崩れがしにくいです。
側面にはパルステープが付いているので、デイトナの別売りポーチを取り付けて増設できます。
容量は10LでA4サイズになっているので、使い勝手が良いですよ。
デイトナについて
静岡県に本社を置くデイトナは、1947年創業からバイク用品やカスタムパーツを開発・販売しています。
独自の企画力と開発力を発揮して、世界のライダーのニーズに応えていき、世界中のライダーに支持されるブランドを目指しています。
- 商品名:デイトナ DHS-25 サドルバッグ
- カラー:ブラック、グリーン
- 容量:10L
- サイズ:高さ280mm、幅350mm、奥行100mm
- 最大積載量:2kg
- 価格:税込9,900円
- 公式ホームページ:サイトはこちら
デグナー SB-100 レザーサドルバッグ 8L~15L
オススメポイント
本格的な牛革を使ったサドルバッグになっていて、車両側は耐久性を持たせるために樹脂製となっています。
容量は8Lの薄さで使用できますが、荷物が多くなったときは、拡張して15Lまで使用できます。
底面は斜めに作られており、バンクしても道路に擦らないようになっています。
また、バイクが動いているときに中の荷物が飛び出さないようにフラップが取り付けられています。
本革なのでメンテナンスが必要ですが、デグナーが動画サイトでメンテナンス方法を紹介しているので分かりやすいですよ。
デグナーについて
京都にあるデグナーは1987年に創業し、バイク用のジャケットやグローブ、バッグなどの幅広いレザー用品を開発・販売してきました。
デグナーは「革は直して使うもの」という思いを大切にし、お客様に愛用してもらう商品作りを目指しています。
- 商品名:デグナー SB-100 レザーサドルバッグ
- カラー:ブラック、ブラウン
- 容量:8L~15L
- サイズ:高さ350mm、幅400mm、奥行100~170mm
- 価格:税込59,400円
- 公式ホームページ:サイトはこちら
まとめ
今回はバイク用のサイドバッグについて紹介しました。
サイドバッグは簡単に積載量を増やしたり、多くのバリエーションの中からオシャレでバイクに似合うものを選ぶことができます。
しかし、荷物の量や偏りによってバイクのバランスを崩してしまったり、格好が悪くなってしまうなどのデメリットもあります。
今回紹介したサイドバッグの便利な場面や適さない場面などを理解して、サイドバッグを購入するかどうか決めてみましょう。