バイクのハンドルカバーをつけたいけど、危ないと言われているのが気になる…
バイクの防寒対策として、よく挙がるハンドルカバー。
特にバイクで通勤・通学されている方の中には、「寒いからハンドルカバーをつけたいな」と考えている方も多いのではないでしょうか。
ですが、「ハンドルカバーは危ない」「別のアイテムにした方が良い」という声を見て、「ハンドルカバーをつけるのって危ないのかな?」と感じた方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、バイクのハンドルカバーが危ないと言われる理由と、ハンドルカバー以外の防寒対策アイテムをご紹介します。
寒さ対策を行いながら、冬も安全にバイクを運転しましょう!
目次
バイクのハンドルカバーが危ないと言われる理由
防寒対策として便利なバイクのハンドルカバーですが、危険だと言われることがあります。
ここでは、ハンドルカバーが危ないと言われる理由を紹介します。
事故や転倒時にハンドルから手を離しにくい
ハンドルカバーは、入り口や内部が意外とタイトなつくりになっています。
そのため、ハンドルカバーの中に手を入れたり抜いたりする際には時間がかかります。
そのような状態で転倒や事故が起きたときに、ハンドルからとっさに手を離しにくくなるので、バイクから投げ出された時とは違って深刻な怪我につながる可能性があります。
操作がしづらい
ハンドルカバーはスイッチボックスまで覆うように取り付けます。
親指が独立していてスイッチを押せるようになっていますが、慣れるまではウィンカーを出すときにヘッドライトの切り替えスイッチを押し込んだりして間違った操作をしてしまったり、走行風の影響でカバーがレバーやハンドルに押し付けられて運転ミスを起こしたりする可能性が高くなります。
どんなハンドルカバーなら比較的安全?ハンドルカバーを安全に使う方法は?
ここでは、どうしてもハンドルカバーを付けたいという人に向けて、ハンドルカバーを安全に使う方法を紹介します。
操作性がよいものを選ぶ
ハンドルカバーは汎用なものが多く、専用品はめったにありません。
ハンドルカバーを取り付けるときには、スイッチ類やブレーキ・クラッチの操作ができるかどうか、スペースが十分かどうかを確認しましょう。
評価が高いものを選ぶ
ハンドルカバーは多くのメーカーが販売しています。
ネットを見ると、使いやすく、機能的なものが人気で口コミも評価が高いものが多くあります。
ハンドルカバーを選ぶときは、口コミやネットでの意見を参考にして選ぶようにしましょう。
脱落防止対策があるものにする
ハンドルカバーが走行中にズレて落ちると、自分のバイクに絡まったり、後続車に迷惑をかけることがあります。
ハンドルカバーが落ちないように紐がついているものや、タイラップが通せるような穴が開いているものを選び、ミラーなどに固定できるハンドルカバーを選びましょう。
防寒性、防水性があるものを選ぶ
ハンドルカバーは寒い日でもバイクに乗れるように防寒性が重要です。
寒さ対策ができるものを選びましょう。
また、防水加工が施されているものもあります。
防寒性や防水性が高いハンドルカバーを選び、使い勝手の良い快適な運転ができるようにしましょう。
ハンドルカバーのデメリット・使うのに適さない場面
ここでは、ハンドルカバーのデメリット・使うのに適さない場面を紹介します。
ハンドルカバーのデメリット
操作が難しくなる場合がある
ハンドルカバーはレバーやスイッチボックスに被せて装着するものです。
素早い操作や確実な操作をしたい人には、操作性が落ちるのでストレスに感じるかもしれません。
デザイン性にかける
スポーツバイクや高級なバイクになると、見た目にもこだわったデザインになっています。
それにハンドルカバーを取り付けてしまうと、バイクのデザインが損なわれてしまいます。
エンジン外観やカウルなど、見た目を重視しているバイクに乗っている人はハンドルカバーを付けないほうがいいでしょう。
燃費や走行性能が落ちる
ハンドルカバーは風防を付けているのと同じような状態になるので、燃費の低下に繋がる可能性があります。
ハンドルカバーが適さない場面
ハンドルから手を離すことが多いとき
ツーリング中に寄り道が多かったりハンドルから手を離したりする場面が多いと、ハンドルカバーから手を抜き差しするのが面倒になります。
スーパースポーツ系のバイクに乗っている人は、信号待ちや渋滞で体を起こすことが多くなります。
そんな場面でハンドルカバーを付けていると抜き差しするのに時間がかかるので面倒に感じますよ。
バイクの見た目を大事にする場面
バイクの見た目を大事にするカスタムバイクやバイクミーティングなどでは、ハンドルカバーを取り付けるのはあまりオススメしません。
ハンドル周りのカスタムが隠れてしまうのはもちろん、全体的に見栄えも悪くなってしまいます。
高速道路を走行するとき
高速道路は速い速度で走行するため、ハンドルカバーを付けて走行していると抵抗になって速度が落ちたり、燃費が下がったりします。
また、走行風でバタついて走行に支障が出ることがあります。
ハンドルカバー以外にオススメなバイクの防寒対策アイテムはある?
ここでは、ハンドルカバー以外にオススメの防寒アイテムを紹介します。
グリップヒーター
スイッチを入れたらグリップが温かくなるグリップヒーターは、見た目は普通のグリップのように使用できます。
ぬるい状態から高温の状態まで好きな温度で使用できるものが多いです。
キジマ グリップヒーターGHシリーズ
キジマのグリップヒーターGHシリーズはグリップヒーターは握りやすい太さになっています。
スイッチ一体式のものやスロットルグリップ一体のもの、インチグリップ用など様々なバリエーションがあるので、ほとんどのバイクに取り付け可能です。
キジマについて
東京にあるキジマは国産・外車問わずに多くのカスタムパーツを開発・販売しています。
いろいろな角度からバイクライフの楽しみを経験・伝達していきます。
- 商品名:キジマ グリップヒーターGHシリーズ
- 品番:GH05、GH07、GH08、GH10
- 価格:税込6,490円~20,900円
- 公式ホームページ:サイトはこちら
電熱グローブ
電熱グローブは、グローブの中に熱線が入っていて、専用電池やバイクのバッテリー電源を使用するグローブです。
グリップヒーターと違い、握っている手のひらだけでなく、手の甲も温かくなります。
グリップヒーターと異なり、寒い時期だけ使うことができるので物持ちがよくなったり、好きなグリップを使ったりできます。
RSタイチ e-HEAT グローブ
タイチのe-HEATはベストやジャケットの他にグローブがあります。
冷えやすくなっている指の間や手の甲部分に発熱ユニットがあるので手の動きを妨げずに温めることができます。
手の甲部分にはスイッチがあり、3段階で温かさを調整できます。
専用バッテリーと車両バッテリーの2通りの使い方ができます。
便利で配線がない専用バッテリー式はショートツーリングにおすすめです。
車両バッテリーを使うときは配線が必要ですが、バッテリー切れの心配がないのでロングツーリングにおすすめです。
RSタイチについて
大阪にあるRSタイチは、モーターサイクルを安全かつ快適に楽しむことができる商品を作り続け、機能性とデザイン性を追求したバイク用品を多数販売しています。
- 商品名:RSタイチ e-HEATグローブシリーズ
- 品番:RST654(カーボンプロテクター装備)、RST655(ハードプロテクター)、RST656(エントリーモデル)
- 価格:税込17,600~24,200円
- 公式ホームページ:サイトはこちら
ナックルガード
ナックルガードは樹脂製のカバーがレバー周りを覆っているパーツです。
グリップヒーターや電熱グローブのように温かくはなりませんが、防風効果があるのである程度の寒さを防ぐことができます。
デイトナ 汎用ナックルバイザー
デイトナオリジナルデザインの汎用ナックルバイザーです。
冬場など、寒さを感じる指先の防風や防寒に効果的です。
別売りのミラーと共締めするタイプのステーを使うと、車両に固定できます。
デイトナについて
静岡にあるデイトナは独自の企画力・開発力を発揮して世界のバイクライダーのニーズに対応する商品・サービスを提供しています。
世界のバイクライダーに支持されるブランドを目指しています。
- 商品名:デイトナ 汎用ナックルバイザー
- 品番:70926
- 価格:税込8,800円 ※取り付けには別売りのステーセットが必要
- 公式ホームページ:サイトはこちら
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はバイクのハンドルカバーの危険性について紹介しました。
ハンドルカバーは防風対策ができ、手の寒さを感じることはなくなりますが、操作性や転倒時など思わぬ形でトラブルになる可能性があります。
安全に操作できるハンドルカバーか、電熱製品などのものを使用して寒さ対策をしながら、冬でも快適にバイクに乗りましょう。