バイクにガソリン携行缶を取り付けたい!取り付け方を教えて!

ロングツーリングの強い味方、ガソリン携行缶。

タンクの小さい車種に乗っている方の中には、「あと1Lあれば……」という状況を避けるために、携行缶の持ち運びを検討されている方もいらっしゃると思います。

ですが「ガソリン携行缶を取り付けよう!」と思っても、どこに取り付けたら良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、バイクにガソリン携行缶を取り付ける場所と、取り付け方について解説します。

この記事ではガソリン携行缶を取り付けた後の注意点や、オススメのガソリン携行缶についても書いていますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

バイクのガソリン携行缶はどこにつける?つけてはいけない場所は?

便利なガソリン携行缶ですが、どこに設置すればいいのか分からないことがあります。

ここではガソリン携行缶をつける場所、つけてはいけない場所とそれぞれの理由を紹介します。

ガソリン携行缶をつける場所

運転操作を妨げないところ

バイクはハンドルを左右に切ることで運転します。

そのため、ハンドルやハンドル周辺に携行缶を取り付けた状態で運転すると、運転中にハンドルを切ることができなくなります。

また、ハンドルを切っている途中で携行缶に引っかかると転倒や事故を起こしてしまう可能性があります。

ハンドル周辺を避けて取り付けるのが良いでしょう。

高温にならないところ

ガソリン携行缶の内部の圧力は、周囲の温度によって変わります。

エンジンの近くやリアボックスの中に設置すると、携行缶の温度が上がり、ガソリンが蒸発して内圧が上がります。

最悪の場合は、携行缶に亀裂が入ったり、ふたを開けようとしたときに勢いよく吹き出してしまうので危険です。

ガソリン携行缶を付けてはいけない場所

チェーンやタイヤの近く

チェーンやタイヤなどの回転する物の近くには携行缶を設置しないようにしましょう。

回転物に携行缶が当たり、路上に落ちてしまうと周りに迷惑がかかるだけでなく、携行缶に穴が開いて火災につながる可能性があります。

ライディング中に邪魔になる場所

運転中は体を動かしてバイクを運転します。

そのような場所に携行缶を付けていると運転の邪魔になります。

運転に集中できなければ余計なトラブルを起こす可能性があります。

体や腕、足が当たりそうなところには付けないほうがいいでしょう。

バイクにガソリン携行缶を取り付ける方法・手順の解説

ここでは、バイクにガソリン携行缶を取り付ける方法・手順を解説します。

携行缶を取り付ける方法

ホルダーを取り付けて収納する

最初に紹介した取り付けて良いところや悪いところを理解してから取り付けるのがいいでしょう。

ガソリン携行缶は水筒のような形をしています。

革製やベルトで作られたホルダーを取り付けてそこに携行缶を収納することで持ち運びができます。

リアボックス周辺に取り付ける

リアボックスの側面にスペースがあれば携行缶を取り付けることができます。

リアボックスに固定できれば、お尻の近くに取り付けることができ、エンジンや足回りなどの危険なところから遠ざけて取り付けることができます。

ドリンクホルダーが便利

バイク用のガソリン携行缶はホルダー付きのものもありますが、ホルダーがなく、携行缶だけ販売されていることが多いです。

そのようなときにはドリンクホルダーが便利です。

ドリンクホルダーを購入すると取り付け用のステーやバンドが付属しているので、工夫次第でいろいろな所に取り付け可能です。

携行缶を入れるので、革製などの柔らかい素材のドリンクホルダーがオススメです。

ガソリン携行缶を取り付ける手順

①取り付ける場所を選定する

邪魔にならずに、運転しやすい場所を選びましょう。

携行缶の大きさをイメージしながら、どのように固定するかを決めましょう。

②携行缶を購入

先に携行缶を購入してしまうと、固定する場所が制限されます。

取り付ける場所とスペースが決まれば、それに合う携行缶を選んで購入しましょう。

③取り付け後、試乗して確認する

携行缶を固定したら、落ちないか、ズレたりしないかを確認しましょう。

また、実際に試乗に出かけて、携行缶がしっかり固定されているか、給油を想定したときにスムーズに給油できるかどうかも確認しておきましょう。

バイクのガソリン携行缶を運ぶ際のポイント・注意点

ガソリン携行缶には多くの種類があります。

ここではバイクのガソリン携行缶を運ぶ際のポイントを紹介します。

ふたが閉まっているか確認する

携行缶のふたが緩んでいると、揮発したガソリンが漏れ出してきたり、キャップが飛んでしまってガソリンが流れ出す可能性があります。

ガソリンがエンジンの高温部分に触れると火災になる恐れがあるので、ツーリングの出発前にはふたがしっかり閉まっているか確認しておきましょう。

携行缶がホルダーに固定されているか確認する

ふたはもちろんですが、携行缶自体もホルダーにしっかりと固定されているかどうか定期的に確認しましょう。

衝撃などで落下すると火災の原因となったり、周りに迷惑がかかるので注意しましょう。

定期的にふたを開ける、直射日光に当たらないようにある

ガソリンは内部で揮発して圧力が上がります。

そのため、休憩時や高速道路のサービスエリアなどでバイクを駐車したときは、ふたを緩めてプシューといった音をさせながら内部の圧力を抜きましょう。

また、直射日光に当たると揮発が早く進んで内圧が高くなり、携行缶が爆発する可能性もあるので注意しましょう。

オススメのガソリン携行缶・携行缶ホルダーはコチラ!

ここでは、オススメの携行缶、携行缶ホルダーを紹介します。

キジマ ガソリンボトル&レザーホルダーセット900cc

オススメポイント

予備ガソリンの携行に便利な携行缶ボトルです。

キジマオリジナルのレザーのホルダーと結束バンドが付属しているので、これ一つでバイクのフレームなどのパイプに固定できます。

900ccの容量があり、突然のガス欠に使うことが可能です。

入れやすいようにノズルが付属しています。

消防法適合品でUN試験合格済みなので、ガソリンスタンドでも安心して給油してもらうことができます。

キジマについて

東京にあるキジマは1958年創業の老舗バイク用品メーカーです。

国産からハーレーなどの外車まで、さまざまなバイク用品、カスタムパーツを開発・販売しています。

  • 商品名:キジマ ガソリンボトル&レザーホルダーセット
  • 容量:900cc
  • 材質:ボトル 0.8mm鋼板、ノズル  ナイロン
  • ホルダー:本革(ブラックとタンの2色)※消防法適合品、UN試験合格済み
  • 価格:税込12,100円
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

デグナー DH-5A ガソリン携行缶ホルダー

オススメポイント

デグナーのガソリン携行缶ホルダーは1Lまでの携行缶に対応するホルダーです。

取り付けは付属の結束バンドと脱落防止の紐でバイクに固定します。

ホルダーに携行缶を入れたときにボトルネックに革の輪を通すことでボトルの飛び出しを防ぎます。

側面のベルトで携行缶に合わせたサイズに調整可能です。

本革の製品なので革の油分が少なくなった時や雨に濡れてしまった時など、定期的にメンテナンスをしましょう。

デグナーについて

京都にあるデグナーは1987年の創業以来、革製のジャケットやグローブ、バッグなど、幅広いレザー用品を開発・販売してきました。

デグナーでは「革は直して使うもの」という思いを大切にし、お客様に愛用してもらう商品作りを目指しています。

  • 商品名:デグナー DH-5A ガソリン携行缶ホルダー
  • カラー:ブラック/クロコブラック、ヴィンテージブラック、ヴィンテージブラウン
  • 材質:牛革
  • 容量:1Lまでの携行缶に対応
  • サイズ:有効内寸 縦20~28cm×直径7.5~9cm
  • 価格:税込14,960円
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はバイクで使うガソリン携行缶の取り付け方法や注意点などについて紹介しました。

バイクのガソリンタンクは車よりも容量が少なく、中には10L以下や5L以下の小さな容量しかないバイクも多いです。

狭い道や足元が悪いところを走行できるバイクは、ツーリング中にガソリンスタンドが近くにない場所を走る可能性もあり、ガス欠を心配することが多くなります。

そんなときには携行缶が便利です。

1Lまでのものがバイクでの持ち運びに適しており、あと少しガソリンが欲しいときに使うことができます。

携行缶の取り付け位置や取り付け方法、携行缶に入れたガソリンの扱いなどは、火災やトラブルを防ぐために重要です。

今回紹介したガソリン携行缶の便利さと危険性を理解して安全に使いましょう。