原付バイクのヘッドライトが切れた!どうしたらいい?
通勤通学、スーパーでの買い物にと、日常の足として日々働いている原付バイク。
毎日乗っていると、「急にヘッドライトがつかなくなった!」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
ライトが切れないようこまめに点検したり、替えの電球を積んでおくのが一番ですが、不意に切れてしまうこともありますよね。
そこで今回は、原付バイクのヘッドライトが切れたときの応急処置の方法について解説します。
すぐにできるものから、移動が難しいときの対処法まで紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
応急処置①:ハイビームを使う
バイクのヘッドライトはロービームを使う頻度が高いので、ロービームの電球が先に切れてしまうことが多いです。
ここでは、電球が切れてしまったときにハイビームを使う方法を紹介します。
ハイビームに切り替える
ヘッドライトはロービームとハイビームで切り替えて走行することが可能です。
ロービームとハイビームが一緒になっている電球はもちろん、別々になっている電球もあります。
どちらも使う頻度が高いほうが切れてしまいます。
バイク運転中にヘッドライトが切れたときにはハイ・ロー切り替えボタンを押してハイビームで走行しましょう。
無灯火で走行するのは危険
走行中にヘッドライトが切れてしまうと無灯火になってしまい、前方が見えなくなってしまいます。
無灯火で走行するのは危険で、整備不良で警察に停められてしまうこともあります。
ハイビームに切り替えて走れば無灯火にはならないのでロービームが切れたら落ち着いてすぐにハイビームに切り替えましょう。
あくまで応急処置として使用する
ハイビームに切り替えたらまだ走行可能ですが、あくまで応急処置として考えておきましょう。
ロービームが切れてハイビームのまま走行しているバイクは意外と多いですが、ハイビームが切れてしまったら、無灯火になってしまいます。
もったいなく感じるかもしれませんが、ハイビームだけになったら速やかにバイク屋さんや自分で電球交換をしましょう。
応急処置②:懐中電灯を下げる
電球切れではロービームだけが切れてしまうときや運悪くハイ・ローどちらも電球切れを起こしてしまうことがあります。
そのようなときには緊急手段として懐中電灯などをヘッドライト代わりにして使う方法があります。
ここでは、懐中電灯を使う方法を紹介します。
コンビニや百均などで懐中電灯を購入する
懐中電灯はコンビニや百均などで売られています。
電池が付属しているものを購入して、すぐに使えるようにしましょう。
ホームセンターがあれば多くの種類から選ぶことができます。
懐中電灯をテープなどで固定する
ヘッドライトが切れてしまってハイビームもつかなくなってしまったときは、緊急手段として懐中電灯をテープなどで固定することで、ヘッドライト代わりに使用することができます。
照らす範囲が狭いので注意する
懐中電灯は歩いているときに使うものが多いので照射範囲が狭くなっています。
そのため対処法としては暗くて危ないので良くない方法です。
LEDでよく光るものもありますが、見た目に反して暗いです。
先ほどのハイビームよりもさらに応急処置となるので、この状態では長く走行せずに近くのバイク屋さんやガソリンスタンドまでの走行にしておきましょう。
スマホのライトも使うことができる
スマホホルダーにスマホを固定している人は、スマホホルダーを固定しながらライトを照射することも可能です。
この方法も照射範囲が狭いので注意しましょう。
応急処置③:ロードサービス・出張修理屋さんに依頼する
ここでは、ヘッドライトが切れてしまったときに、ロードサービスや出張修理をしてくれるバイク屋さんに依頼する方法を紹介します。
場所によってはロードサービスや出張修理屋さんを呼ぶ
バイクは車が通れない狭い道や山奥まで気軽にいくことができます。
市街地から離れたところにある場所を走行中にヘッドライトが切れてしまったら大変です。
近くにバイク屋さんやコンビニなどがなければ応急処置もできません。
無灯火で走行するのは前の見出しで紹介したように警察にも停められる可能性があります。
そのようなときには、ロードサービスや出張修理屋さんに連絡をして来てもらいましょう。
修理をするバイク屋さんまでレッカーしてもらう
ロードサービスではその場で交換できないこともあります。
そのときにはバイク屋さんまで運んでくれることが多いです。
JAFの会員になれば、20キロまでは無料で搬送が可能です。
会員に入会していなければ、27,700円から1kmごとに830円が追加されていくので高額となります。
JAFではその場でヘッドライト球の交換はしてくれないので、近くのバイク屋さんやガソリンスタンドまで運ぶことになりますが、無灯火で走行するよりは安全ですよ。
また、任意保険にもレッカーサービスがあります。
レッカー業者と任意保険業者のレッカーサービスを合わせれば、無料、または格安でレッカーができますよ。
出張修理をしてくれる業者に依頼する
レッカーサービスもありますが、出張修理をしてくれるバイク屋さんもあります。
バイクが停まっているところからそのような業者が近いときには修理を依頼してみましょう。
出張修理の依頼の場合は、基本的にはバイク屋さんからの距離を計算した出張費と通常のヘッドライト球交換の金額となります。
出張料金は1,500〜6,000円程、ヘッドライト球交換は1,500〜2,000円程となります。
ただし、距離が遠いときや外車などの特殊な車両の場合には、その限りではありません。
最新のバイクに乗っている人は注意
最新のバイクはLEDのヘッドライトになっていることが多いです。
LEDライトは明るいので夜道でも明るく安心して走行できます。
しかし、基本的には交換ができませんので、ヘッドライトが付かなくなってしまったときは、その場で修理ができません。
ヘッドライトのLED基板が壊れてしまったり、スイッチの接触不良など、旧式のバイクとは違った複雑な故障になっていることがあります。
そのようなときには、早めに故障の状況確認を切り上げて、レッカーサービスを利用したほうがスムーズに解決できますよ。
応急処置④:お店で電球を購入して自分で交換する
市街地など店がある場所でヘッドライト球が切れてしまったときには、近くの店で電球を購入して自分で交換するのも1つの手です。
自分で軽く整備ができる程度の人なら、この方法で修理やレッカーを待たずに交換することが可能です。
ここでは電球が購入できるお店と、交換に必要な工具を紹介します。
ヘッドライト球が売っている店
バイク用のヘッドライト球はバイク用品店はもちろん、ホームセンターにもメジャーな種類の電球が売られています。
よく使われる電球は車のヘッドライトと共通になっていることがあります。
そのようなバイクに乗っている人は、カー用品店でも購入することができます。
自分のバイクの電球の種類を調べて購入しましょう。
ヘッドライト球はレンズの外側から覗いたら見えることもあるので、まずは確認してみましょう。
交換に必要な工具を購入する
バイクのヘッドライト球を交換するのには工具が必要です。
車載工具をもっていれば分解することができます。
車載工具を持っていなかったり、車載工具だけでは足りないときには交換に必要な工具も買いそろえましょう。
昔ながらの丸形ランプのネイキッドタイプのバイクなら、ドライバー1本で交換することができますが、フルカウルのバイクや外装が多いバイクは分解するものが多いので、より多くの工具が必要です。
ヘッドライト球の交換や外装類の分解に自信がなければバイク屋さんに交換を依頼しましょう。
邪魔にならない場所で交換する
ヘッドライト球を交換する際には、周りの迷惑にならない場所で交換しましょう。
お店の駐車場で整備を行うことは、スペースを占領してしまったり、他のバイクが駐車できない場合があるため、注意が必要です。
バイク用品店の駐車場であれば、短時間の整備が許可されているところもあるので、責任者に確認してから作業を始めましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はバイクのヘッドライト球が切れてしまったときの対策方法を紹介しました。
バイクのヘッドライトは平成10年4月1日以降に生産されたバイクは常時点灯が義務化されました。
そのため、明るい昼間でもヘッドライトが点灯されています。
車よりもヘッドライトを点灯させる時間が長くなってしまうので、電球切れが起こりやすくなります。
原付バイクは日常の足として便利な乗り物なので、突然のヘッドライト切れは慌ててしまいます。
朝は気づかずに、夜に気づくことも多いです。
冷静になってハイビームに切り替えたり、他の方法でライトを確保しましょう。
今回紹介した応急処置やレッカーサービス、電球の交換方法を理解して、もしものときに備えておきましょう。