バッテリー充電器は繋ぎっぱなしでもOK?

バイクのバッテリー電圧を保つのに重要な、バッテリーの充電器。

特にバイクを長期保管する際は、「繋ぎっぱなしにできたら楽なのにな」と感じる方も多いと思います。

しかし、全てのバッテリー充電器が繋げっぱなしでも大丈夫なわけではありません。

繋ぎっぱなしにすることを想定していない充電器を接続したまま放置した場合、バッテリーが過充電されて膨張してしまうことも……。

そこで今回は、バイクのバッテリーに充電器を繋ぎっぱなしにしても大丈夫な場合と、ダメな場合について解説します!

この記事では繋ぎっぱなしにするときの注意点や、繋ぎっぱなしOKの充電器についても書いていますので、ぜひ最後までご覧ください!

バイクのバッテリー充電器は繋ぎっぱなしでも大丈夫なの?OKな場合とダメな場合を教えて!

ここでは、バイクのバッテリー充電器を繋ぎっぱなしにしていて大丈夫なのかどうかを解説します。

大丈夫な場合

過充電防止機能がついているバッテリー充電器なら繋ぎっぱなしで大丈夫です。

全自動のバッテリー充電器は、バッテリーの診断から充電時間を把握して充電してくれるものが多いです。

全自動のバッテリー充電器は充電が終わると自動停止してくれる過充電防止機能がついているので、繋ぎっぱなしでもバッテリーに負担をかけないため問題ありません。

この充電器であれば例えば半年間など長期間バイクに乗らないときでも繋げっぱなしでOKです。

大丈夫ではない場合

バッテリー充電器の機能を見たときに、自動停止してくれないものはバッテリー充電が終了したら端子を外さないといけません。

高価なバッテリー充電器には自動停止するものがありますが、安価なものにはこの機能がついていないものもあります。

繋ぎっぱなしにしてしまうと、バッテリーが充電され過ぎて使えなくなってしまったり、バッテリー液が無くなったり、最悪の場合は爆発したりと危険な状況になります。

バッテリーの充電が終わる目安はバッテリーの大きさや状態にもよりますが、5〜10時間くらいかかるのでその時間を目安に充電器を外しましょう。

バイクのバッテリーに充電器を繋ぎっぱなしにするときの注意点

ここではバイクのバッテリーを充電器に繋ぎっぱなしにするときの注意点について紹介します。

バッテリーの種類にあった充電器かどうか確認する

バイクのバッテリーには種類があります。

一般的な鉛バッテリーから、リチウムバッテリー、AGMバッテリーなど、内部構造がまったく違うものがあります。

自分のバッテリーがどのような種類のバッテリーなのか、バッテリー充電器がそれに対応したものであるのか確認しましょう。

過充電防止機能がついている充電器を使う

バッテリー充電器の種類によってはさまざまな機能がついています。

その中でも重要な機能は過充電防止機能です。

過充電防止機能はバッテリーの充電状況を監視しながら充電してくれます。

そして充電が完了したときに自動的にバッテリーの充電を終了する機能です。

この機能が無ければバッテリーを繋ぎっぱなしにしておくことができません。

定期的にコンセントの確認をする

バッテリーを繋ぎっぱなしにしておくと便利ですが、数ヶ月や数年など長期間バイクに乗らないときには充電器のコンセント部分を確認しましょう。

コンセント部分にホコリがたまってしまうと、トラッキングによる火災の危険があるので注意が必要です。

バイクをガレージや車庫などで保管するときは、場所の都合上、ホコリが溜まりやすいので注意が必要です。

繋ぎっぱなしOKなバッテリー充電器を選ぶときのポイント

ここでは、繋ぎっぱなしにしてもOKなバッテリー充電器を選ぶときのポイントを紹介します。

バイク用の充電器を選ぶ

バッテリー充電器には車用とバイク用があります。

バイク屋さんに行けば確実にバイク用のものしかありませんが、ほかの店で購入するときには、バイクにも使えるのかどうかパッケージを見て確認しましょう。

車用のものを購入した場合は、バッテリーの充電がうまくいかなかったり、予期せぬトラブルが起こる可能性があるので注意が必要です。

対応バッテリーを確認する

バイクのバッテリーは基本的に鉛バッテリーが多いです。

しかし、ハーレーやBMWなどの外車になるとAGMバッテリーになっていたり、社外品のリチウムバッテリーに交換されていることがあります。

いずれも中の構造が違うので、充電器を繋いでも充電できません。

充電ランプが点灯していても全然充電できていないことがあります。

自分のバイクのバッテリーの種類を確認してから充電器を購入しましょう。

充電電圧を確認する

バイクの電圧は12Vの車両がほとんどです。

充電器を選ぶときには12Vのものを選びましょう。

古いバイクの中には12Vではなく6Vになっているバイクもあります。

12Vと6Vを間違ってしまうとバッテリーが壊れてしまうことがあるので、自分のバイクの電圧が何Vなのかを確認しておきましょう。

バッテリー容量の確認

バッテリーはサイズのほかに容量も確認する必要があります。

原付で3Ah(アンペア)、250cc~1000ccで8~12Ah、ハーレーやBMWなどの外車で30Ahのものもあります。

充電器のバッテリー容量が自分のバッテリーの容量を満たしているかを確認しておきましょう。

サルフェーション除去機能があるものにある

バッテリーは使っているうちに放電が進み、バッテリー内部のマイナス電極板に硫酸鉛が付着し年月をかけて固まる現象が起こることがあります。これをサルフェーションといいます。

硫酸鉛は電気を通さないので、充電しても回復しないことがあります。

硫酸鉛を分解、除去してくれる機能があるものにしましょう。

トリクル充電機能があるものにする

トリクル充電機能がついていると、バッテリーが満充電になっても、小さな電流を流すことによってバッテリーの電圧を最適に保ってくれます。

繋ぎっぱなしの状態からすぐに使えるので便利な機能ですよ。

繋ぎっぱなしでも大丈夫なオススメのバッテリー充電器はコチラ!

ここでは繋ぎっぱなしで使用できるオススメのバッテリー充電器を紹介します。

デイトナ ディスプレイバッテリーチャージャー

オススメポイント

デイトナのバッテリーチャージャーは、バイクから自動車までのバッテリーの充電が可能です。

フロート充電方式で充電完了時は自動で充電がストップし、電圧が下がってくると自動で充電を開始します。

またサルフェーション除去機能がついているので、バッテリーが劣化しているときには最大で24時間30分サルフェーションを除去してから充電を開始します。

その後は一定の電流で充電を行います。

リペアチャージや定着チャージを経た後、バッテリーの良否判定を行います。

繋ぎっぱなしにしているときにはバッテリーを監視し、自己放電で電圧が落ちた場合は自動で充電を開始します。

コンセントを繋げば充電ができますが、コンセントを外した状態でバッテリーの端子を繋げば電圧測定のテスター機能を使うことができます。

デイトナについて

静岡県にあるデイトナは1947年の創業以来、バイク文化の創造へのチャレンジを続けている会社です。

独自の企画力、開発力を発揮して世界のライダーのニーズに対応した商品を作ることで世界のライダーに認知されるようなブランドを目指しています。

  • 商品名:デイトナ 91875 デイトナ ディスプレイバッテリーチャージャー
  • 対応バッテリー:2.3~28Ah 開放型、密閉型、ジェルバッテリー(リチウムバッテリーは不可)
  • 出力:DC12V
  • 価格:税込16,280円
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

テックメイト オプティメイト4 クアッドプログラム

オススメポイント

テックメイトのオプティメイト4クアッドプログラムは4〜60AhまでのAGM、GEL、12V鉛バッテリーの充電が可能です。

また、この充電器では2~15Ahまでの12.8V/13.2Vのリン酸リチウムバッテリーの充電も可能です。

屋内屋外共に使うことができるように充電ケーブルは耐候性のあるものになっています。

サルフェーション除去機能や過充電防止機能があるので繋げっぱなしに最適です。

また、極めて低い電圧まで下がってしまったバッテリーでも0.5Vから時間をかけて回復充電ができます。

テックメイトについて

ベルギーに本社があるテックメイトは、1994年に草刈り機用バッテリー充電器の開発をきっかけに設立されました。

オプティメイトユーザーの信頼度、満足度は非常に高く、他の充電器には無い機能を提供して他社充電器との差別化を図っています。

  • 商品名:テックメイト
  • 対応バッテリー:4~60Ahの鉛、AGM、GELバッテリー 2~15Ah、12.8/13.2Vのリチウムバッテリー
  • 価格:税込16,500円
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はバイクに繋ぎっぱなしOKな充電器について紹介しました。

今回紹介したようなバッテリーに充電器を繋ぎっぱなしにするときの注意点や選び方のポイント、オススメの商品を参考にして、自分の使い方にあったバッテリー充電器を使いましょう。