バイクのブレーキホースを自分で交換したい!やり方を教えて!

内部が劣化する前に行いたい、ブレーキホースの交換。

劣化以外にも、「ブレーキタッチを変化させたいから、ゴムからステンメッシュのブレーキホースに交換したい」という理由で、交換をお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ですが、ブレーキホースの交換って、「どんなホースを選べばいいか」「ホースを交換した後のエア抜きができない」など、意外と「どうしたらいいの?」と思うポイントが出てくる作業でもありますよね。

そこで今回は、バイクのブレーキホース交換のやり方と、いつブレーキホースを交換すべきかについて解説します!

ブレーキホース交換を自力でやってみたい方は、ぜひ最後までご覧ください!

バイクのブレーキホース交換のやり方

ここでは、バイクのブレーキホース交換の方法を紹介します。

①ブレーキフルードと工具類の準備

ブレーキホースの交換の際に、ブレーキフルードが抜けてしまうので、ホース内に充填、エア抜き用に必要なため準備します。

自分のバイクのブレーキフルードの種類をマスターシリンダーのフタにある注意事項を見てから選びましょう。

また、ブレーキホースの交換やエア抜きでは必要なものが多いので、ある程度の種類の工具類はそろえておきましょう。

②マスターシリンダーのフタを開ける

まずはブレーキマスターシリンダーのタンクのフタを開けましょう。

純正のマスターシリンダーはフタがネジ止めされているので、ドライバーでしっかりと力を入れて緩めましょう。

また、スポーツタイプのブレーキマスターシリンダーになると、本体とフルードが入るサブタンクが別体式になっています。

その場合は、ペットボトルのキャップを回すように緩めましょう。

③ブレーキフルードを排出する

タンクに溜まっているブレーキフルードはスポイトで吸い取ってすべて排出しましょう。

ブレーキレバーを握り、キャリパーにあるブリーダーボルトを緩めることでホースにあるフルードもある程度排出されますが、完全には抜けないので注意しましょう。

また、ブレーキフルードは劇薬なのでバイクの塗装類を溶かしてしまいます。

フルードが飛ばないようにタンクやカウルなどをしっかり養生しておくことをオススメします。

④ブレーキホースを緩めて外す

フルードをある程度抜いたらブレーキホースを外しましょう。

ブレーキホースのバンジョーボルトを緩めると、ブレーキフルードがにじんでくるのでウエスや使わないタオルなどでしっかりと受け止めましょう。

キャリパー側を緩めるときもブレーキフルードを受け止めて、ブレーキパッドにかからないようにしましょう。

⑤ブレーキホースを取り付ける

新しいブレーキホースを取り付けるときには、純正のものならマスター側とキャリパー側で新品のワッシャーを使い、バンジョーボルトを締め付けましょう。

社外品ならば、純正と同じ場所の締め付けとジョイント部分の締め付けをすることもあるので、それらもしっかりと締め付けましょう。

⑥ブレーキフルードを入れてエア抜きをする

ブレーキフルードをマスターシリンダーのタンクに入れていきます。

エア抜き中はブレーキフルードが締め付けたバンジョーボルトやジョイントから漏れ出てきていないかチェックしておきましょう。

エア抜きのチェック

エア抜きは時間がかかります。

エア抜きがうまくいくと、ブレーキレバーを握ったときに奥まで握りこめなくなっていたり、ホイールの回転をしっかりとブレーキしてくれます。

タンクを見たときにも空気が上がってこなくなります。

エア抜きができていないと、ブレーキレバーの感触がないままグリップにくっついてしまうときがあります。

また、ホイールを回してブレーキ操作をしたときにブレーキが効きにくくなっていることがあります。

タンクをみると気泡が上がっていることもあります。

バイクのブレーキホース交換のコツ

ここでは、ブレーキホース交換のコツを紹介します。

ブレーキ回りの養生をする

ブレーキフルードは劇薬です。

作業中にフルードが飛び散ってしまうと、塗装が簡単にはがれてしまいます。

スクリーンやメーターなどに飛んでも、溶けて変形することがあります。

ブレーキフルードが飛び散ったり、流れ出ても大丈夫なようにしっかりと養生をしておきましょう。

ブレーキフルードの種類を確認しておく

ブレーキフルードにはDOT3やDOT4、DOT5などの種類があります。

同じ種類のものを使わなければブレーキが効かなくなったり、部品が破損してしまって重大な事故になる恐れがあるので注意しましょう。

バンジョーボルトのピッチやホースのレイアウトを確認しておく

ブレーキホースを社外品にする場合には、バンジョーボルトのピッチやブレーキホースの長さ、レイアウトを確認してから購入しましょう。

バンジョーボルトのワッシャーは新品に

バンジョーボルトにはワッシャーを使います。

ここのワッシャーは、ブレーキフルードの漏れを防ぐため、必ず新品に交換しましょう。

バイクのブレーキホースはいつ交換する?交換のタイミングは?

ブレーキホースは新車、もしくは中古車でも1回も交換されていないことがあります。

ノーマルは耐久性が強く、10〜20年くらい交換されていないバイクもあります。

しかし、ブレーキは非常に重要なパーツでブレーキフルードが漏れだしたら重大な事故になる恐れもあります。

そのため、ブレーキホースは4年位か車検ごとに点検して交換することをオススメします。

ブレーキホース交換後、エア抜きがうまくできなかったときの対処法

ブレーキホース交換時には必ずブレーキフルードのエア抜きが必要です。

このエア抜きがうまくいかないと、ブレーキの効きが弱くなったり、重大な事故につながります。

エア抜きに時間がかかり、ブレーキタッチが出ない場合は、キャリパー側から注射器でフルードを注入することで、マスターシリンダーに空気とフルードが上がってきてエア抜きができます。

▼エア抜きの方法を詳しく知りたい人はこちらの記事もオススメです。▼
バイクのブレーキをエア抜きしても固くならないときの対処法!空気を抜くコツを解説!

オススメのブレーキホースはコチラ!

プロト スウェッジライン ブレーキホース

オススメポイント

スウェッジラインのブレーキホースは、ホースエンドのフィッティングがホースに対して純正同様に永久結合カシメで接続してあります。

漏れが発生する可能性を減らし、安全性を高めています。

また、スカート&ダンパー方式でJIS規格も取得できています。

スウェッジラインのブレーキホースは、キャリパーやマスターシリンダーなど様々なブレーキパーツに取り付けられるように、多くのフィッティングパーツもラインナップしています。

プロト スウェッジラインについて

プロト スウェッジラインは2019年に設立から20年経過しました。

国内生産で安心・安全です。プロト独自の構造を持つブレーキホースのスウェッジラインは現在では500種類以上のバイクのラインナップがあります。

  • 商品名:プロト スウェッジラインブレーキホース
  • ラインナップ:ユニバーサルホース(汎用)、車種専用品など多数あり
  • 価格:種類によって異なる
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

アクティブ グッドリッジ ビルドアライン ブレーキホース

オススメポイント

グッドリッジビルドアラインのブレーキホースは、ステンレスメッシュになっているため、ブレーキング時のダイレクト感が増し、スピードコントロールがしやすくなり、制動距離も短くなります。

他のブレーキホースと比べてシンプルでコンパクトなので、スペースが狭い最近のバイクに最適です。

また、ABS専用のアダプターがあるので、ABSのバイクでもブレーキホースの交換が可能です。

アクティブについて

愛知県にあるアクティブは数多くのカスタムパーツの企画・製造・販売を手がけています。

ストリートユースだけでなく、世界最高峰のオートバイレースをはじめとした国内外のプロチームにも採用されています。

  • 商品名:アクティブ グッドリッジビルドアライン ブレーキホース
  • ラインナップ:ユニバーサルホース(汎用)、ABS車用パーツ、車種専用品など多数あり。
  • 価格:種類によって異なる
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はバイクのブレーキホースの交換方法について紹介しました。

ブレーキホースは消耗品ですが、交換を忘れがちです。

放置して穴が開いたりすると、重大な事故に繋がります。

また、内部の劣化でブレーキタッチが柔らかくなった時やスポーツ走行などでブレーキタッチを向上させたりする目的で交換することがあります。

今回紹介した交換方法やブレーキのエア抜き、オススメのブレーキホースを理解して、自分のバイクのデザインに合うブレーキホースに交換してみましょう。