ホンダのゴールドウイングは買って後悔しない?買う前にはどこに気をつければいいの?
ホンダが誇る、最高級ツアラーバイクのゴールドウイング。
バイク好きの方の中には、「いつかはこんなバイクを買って乗ってみたい!」と憧れている方や、「お金が貯まってきたから、買うなら最高のバイクを買いたい」と購入を検討されている方も多いのではないでしょうか。
ですが、その分お値段も超高額です。
決して安くはない買い物だからこそ、購入してから「こんなはずじゃなかった……」という思いはしたくないですよね。
そこで今回は、ゴールドウイングに憧れている方・購入を検討されている方向けに、買う前に知っておきたいポイントについて解説します!
ゴールドウイングの特徴をしっかり理解した上で、後悔のない選択をしてくださいね。
目次
ポイント①:超大型バイクなので取り回し・引き起こしが大変
ゴールドウイングの諸元
- 全長:2615mm
- 全幅:905mm
- 重量:390kg
- ※車両データは8BL-SC79、2024年式のものです。
- 公式ホームページ:サイトはこちら
取り回し・引き起こしの大変さ
諸元から分かりますが、全長、全幅、重量ともに最大級です。
この大きさは走行中は安定しますが、自宅や駐車スペースでの取り回しや低速での操作が苦痛になります。
全長も長く重量もある中、ハンドルを切って方向転換をしたり、バックで駐車するとなると、取り回しのコツが必要となります。
取り回し中にバイクを倒してしまうと、バイクを一人で起こすのは大変です。
ウォーキングスピードモード
ゴールドウイングには狭い場所でバイクを出し入れするときに微速に動いてくれる機能があります。
この機能を使えば、取り回しの時に重量級のゴールドウイングでもライダーの負担を軽減できます。
この機能はエンジンをかけたまま使う機能なので、換気ができない場所や、エンジン音が響くマンションの駐車場などでは、使いにくい機能なので注意が必要です。
このようにゴールドウイングは全長や全幅、重量が最大級になっているバイクです。
取り回し時のアシスト機能もありますが、普通の大型バイクとは違うことを理解した上での購入を考えたほうが良いでしょう。
可能ならば、購入前にバイクの押し引きを体験させてもらいましょう。
ポイント②:サイズが大きいので、置けるバイク駐車場を見つけるのに苦労する
駐車スペースの確保
ゴールドウイングは前の見出しでも紹介したように大きなバイクになっています。
全長2615mmのゴールドウイングを置ける駐車場はあまり多くありません。
マンションの駐車場や自宅の駐車スペースを大きく確保しなければなりません。
ゴールドウイングを購入する前にはバイクの大きさを参考にしてバイクを置くスペースを確保しましょう。
ガレージを選ぶ大きさ
ゴールドウイングの全長2615mmはバイク用のガレージでもなかなか入らないサイズになっています。
2500mmを超えたバイクの貸しガレージは探すのに苦労します。
納車後高級なバイクであるゴールドウイングを屋根付きのガレージ・コンテナで保存したいと考えている方は事前に、自宅ガレージに入るのか、近隣にゴールドウイングが入るサイズのレンタルガレージがあるのか調べてみましょう。
リアトランク無しでガレージの選択肢が増える
ガレージが見つからないときにはリアトランク無しのゴールドウイングを購入することをオススメします。
ゴールドウイングには2022年式にリアトランク無しのモデルがあります。
そのモデルは全長2475mmとなり、駐車できる場所やガレージの選択肢が増えます。
現行のモデルでもオプションパーツでリアトランク無しにするパーツがあります。
どうしても置き場の兼ね合いがないときには、リアトランクがないモデルの購入やオプションパーツを使ってリアトランクを取り外し、駐車スペースを確保しましょう。
ポイント③:快適すぎて、人によってはつまらないと感じる
ゴールドウイングの便利な機能
ゴールドウイングには便利な機能が満載です。
好みや場所によってスクリーンの高さを電動で調整する機能があったり、二輪用エアバッグ、ETC2.0、ホールド感がある柔らかいシートなどで長距離ツーリングが楽にできます。
快適すぎてつまらなく感じてしまう
バイクのツーリング時に快適なのは長所ですが、風を感じたり、バイクならではの不便さを楽しみながらツーリングをしたい昔ながらの人にとっては、快適すぎてつまらなくなることもあります。
ウィンドシールドは古い型式のものは調整が効かないので自由に高さが調整できるものと比べて、真夏は風が当たらずに暑さを感じる可能性もあります。
ただ便利に長距離を走行したいのか、疲労感や風を感じながら走行したいのかなど、目的によってはゴールドウイングが合わない可能性もあります。
ポイント④:タイヤ交換の費用・工賃が高い。整備できるショップが少ない
ゴールドウイングは重量級で高級なバイクのため、タイヤ交換費用も高額となっていることがほとんどです。
タイヤの種類によって差がありますが、工賃がゴールドウイングは片方だけでも3~4万円になり、普通のバイクでは1万円くらいなのでかなり高額になります。
バイク屋さんによっては設備がなく、ゴールドウイングの作業ができないことが多くあります。
そうなると整備ができる店まで出向く必要があります。
ゴールドウイング購入前には点検・整備やタイヤ交換などができる店があるのか事前に調べておきましょう。
実際にゴールドウイングを購入した人はどう思ってる?買って後悔してない?
ここでは、実際にゴールドウイングを購入した人の意見を紹介します。
ウォーキングモードが便利
ウォーキングモードが便利だという意見がありました。
ゴールドウイングはリバース機能が付いた7速DCTミッションが搭載されています。
ウォーキングモードで駐車スペースや狭いところでの取り回しが楽になります。
走行に関することではなく、この機能がうれしいというユーザーが多いようです。
エンジン音が静かで燃費がいい
エンジン音が静かで燃費がいいという意見がありました。
ゴールドウイングのエンジンは水平対向6気筒で滑らかなフィーリングが持ち味です。
そして、重くて排気量も大きいですが燃費もよく、航続距離は約400km走行できるようです。
機能が多すぎて使えない
スイッチや機能が多すぎて、すべてを使いこなすことができないといった意見がありました。
ゴールドウイングにはセルスイッチやウィンカーなどの運転中に使う機能の他に、オーディオやモード切替など様々なボタンがあります。
便利な機能が多くありますが覚えられず使わなくなっている機能が多いようです。
消耗品の金額が高い
消耗品の金額が高いという意見がありました。
ゴールドウイングは超大型バイクの部類に入ります。
そのため、消耗品の金額は高額になります。
オイル交換やパッド交換、車検整備などの金額も上がりますが、前後でタイヤ交換をすれば10万円を超えてしまうこともあるようですね。
このように、機能を使いこなせなかったり、部品の金額が高いといった意見もありますが、ほとんどの方が満足しているようです。
ゴールドウイングがオススメな人の特徴・オススメできない人の特徴
ゴールドウイングがオススメな人
取り回しが苦にならない人
ゴールドウイングをお店で取り回しできた人や、重いバイクの取り回しに慣れている人であれば、心配なく乗り回すことができるのでオススメです。
部品代や工賃を支払う余裕がある人
ゴールドウイングは部品代や工賃などのコストが他の大型バイクと比べて高額になることがあります。
その金額を支払う余裕がある人はこのバイクを所有していても大丈夫ですよ。
駐車スペースに余裕がある人
ゴールドウイングは車の隙間や狭いところには置くことができない大きさになっています。
ゴールドウイングを購入しても余裕を持って駐車できる場所やレンタルガレージがある人にはオススメです。
ゴールドウイングがオススメできない人
体力がなく、押し引きに自信がない人
ゴールドウイングには押し引きをアシストしてくれる機能がありますが、それでもある程度バイクの押し引きに慣れていることが求められます。
押し引きする体力や押し引きの自信がない人にはオススメできません。
維持費が捻出できない人
ゴールドウイングはオイル交換やタイヤ交換などの整備で高額になることがあります。
必要な維持費が捻出できない人にはオススメできません。
置き場を確保するのが困難な人
都内や市街地に住んでいる人は駐車スペースの確保が困難です。
レンタルガレージや駐車スペースの確保ができないままゴールドウイングを購入しても、置く場所に困ってしまいます。
置き場を確保できない場合はゴールドウイングをあきらめたほうが良さそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はホンダのゴールドウイングについてメリットやデメリットを紹介しました。
排気量1800ccで最大級のツアラーバイクは全長や全幅、重量が凄まじく、押し引きにも技術が求められます。
今回紹介したゴールドウイングのメリットやデメリットを理解したうえで購入を決めましょう。