バイク教習中の皆さん!教習は楽しいですか?順調に進んでますか?
「順調です!」
「バイクに触れて楽しい!」
という方もいらっしゃれば、
「全然進まない」
「下手すぎてつらい……」
と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、バイク教習の1段階で詰まっている方向けに、教習を進めるための対処法をご紹介します!
「でもこういう記事って、だいたい上手い人が書いてるんだよな……。自分では役に立たなさそう……」と思われた方もご安心を。
この記事を書いている筆者も、バイク教習がスムーズに進まなかった側の人間です(苦笑)
教習中にありとあらゆる失敗をしてきた人間だからこそ、皆さんの
「できないよ~!!(泣)」
「教官の言う通りにできてたら、苦労しない……」
という気持ちに寄り添った解決法を書けるのではないかと思い、筆を執りました。
バイクの教習がつらくなってしまったときは、ぜひこの記事で紹介した解決法を試してみてくださいね。
目次
お悩み別!バイクの基本操作に慣れるための対処法
まずは、バイクの基本操作のところで詰まっている方向けの対処法を紹介します。
基本操作がしっかりできるようになると、教習の進みが違ってきますよ!
発進の手順が分からない
「発進の手順が分からない」……これ、割と「教習が進まない人あるある」だと思います。
教習所によっては、発進は最初に1回口頭で説明されただけで、あとは実践!という形で進んでいくこともあるんですよね。
ですが、バイクを全く触ったことがない方だと、正直発進の操作は
「すみません、もう1回説明してもらってもいいですか?」
とお願いしたくなること間違いなし。
けれども、教習中はそれができる前提(教官も基本の操作だからできるだろうと思っている)で進んでいくので、
「発進の手順曖昧なんだよな~……」
と思いつつも、口に出せないまま過ごしてしまう方も多いのではないでしょうか。
筆者も例に漏れずそのタイプでしたので、
Youtubeで発進の動画を見ながら、イメージトレーニング
を繰り返すことで、なんとかできるようになりました。
教習2日目で「これはまずい!」と思ったので、教習が終わったあと、エアギターならぬエアバイクで30回ほど練習!
「自分は覚えが悪いな」「発進操作に自信がないな」という方は、ぜひ動画を見ながら、エアバイクに跨ってみてください。
動画を見なくてもできるようになると、達成感がありますよ!
発進時にエンストしてしまう
発進時にエンストしてしまう方は、次の3つを意識してみましょう。
①クラッチをゆっくり繋ぐ
②スロットルをゆっくり回す
③右手の握り方を変える
なぜ発進時にエンストしてしまうのかというと、
・クラッチレバーを急に放している
・スロットルを回し過ぎている
ことによって、エンジンの動力が過剰にタイヤに伝わってしまうからなんですよね。
たとえるなら、流しそうめんのレールに、一気にどんぶり一杯のそうめんを流してしまったといった感じでしょうか。
そんなことをしたら、レールからそうめん(⇒動力)が溢れて、上手く流れなくなってしまいますよね。
そこで、そうめん(動力)の流し方を調節している、クラッチの役割が重要になってきます。
クラッチを急に放すと、どんぶり一杯のそうめんがドバッと。
クラッチをゆっくり放していくと、1人分のそうめんが順序良く流れる……
そんなイメージを持ってもらえると、「半クラッチが大事」「クラッチをゆっくり放そう」と言われる理由が分かってもらいやすいかなと思います。
「クラッチはゆっくりって言っても、具体的にどれぐらいの速さで離せばいいの?」と思った方は、とりあえず3秒かけて離してみてください。
「1、2、3……」と数えているうちに、バイクが自然と前に進みだしているのが伝わってくると思います。
「進みだした!」と思ったら、そのまま右手でスロットルを回して、スピードを上げて発進しましょう!
また、クラッチ操作には問題がないのにエンストする場合は、スロットルの操作が急すぎる可能性があります。
その場合は、握り方を下のような形に変えてみてください。
写真のように、少々斜めにして握ることで手首が動かしやすくなります。
エンストの多かった筆者も、この握り方を教官に教えてもらってから、発進が上手くいくようになりました!
「思ったより回しすぎてしまった!」「逆に回転数が上がらない……」というときは、ぜひ上の握り方を試してみてくださいね。
ギアチェンジが苦手・今何速か分からない
ギアチェンジが苦手なときの対処法
ギアチェンジが苦手な方は、次の点に気を付けてみましょう。
・ギアチェンジがやりやすい位置に足を置く
・「アクセルを戻す⇒クラッチを握る⇒シフトペダルを操作」の流れを覚える
初歩的な対処法ですが、ギアチェンジがやりやすい位置に足を置くのは意外と大事なことです。
ギアチェンジが必要な場面で空振りしてしまうと、気持ちも焦ってしまいますしね。
(筆者も何回も空振りしてしまい、大変焦った記憶があります)
足の甲がスッとシフトペダルの下に入れられる位置に置くことで、まずは空振りをなくしましょう!
また、
①アクセルを戻す
②クラッチを握る
③ギアを操作する
の流れを覚えると、ギアチェンジがスムーズにいきますよ。
この辺りの仕組みを理解するには、自転車に乗っているときのことを思い出してもらうと分かりやすいかもしれません。
皆さんは、自転車をこぎながらギアチェンジ(変速)しようとしたとき、嫌な音がして変速ができなかったり、チェーンが外れたりしてしまったことはありませんか?
バイクも自転車と同様、チェーンでタイヤを回して走っている乗り物なので、ギアチェンジのときはタイヤに伝わる動力を切ってあげる(自転車でいうと、こぐのを止める)必要があります。
アクセルを開けたままだったり、クラッチが切れていない状態でのギアチェンジは、バイクに負荷がかかりますから、スムーズに行かなくても仕方ありません。
筆者も実際に、教官に「みんなクラッチも切らずに、ギアをガチャガチャいじりすぎ!バイクを壊す気なの?」と言われたことがあります。
ギアチェンジが苦手な方は、①アクセルを戻す・②クラッチを切る、のを守るようにしてくださいね。
ギアが今何速か分からないときの対処法
「ギアが今何速か」に関しては、教習中はもう、ギアのランプを見ましょう。
「公道に出るときはランプがないから、今からきちんとしておかないと……」
と意気込んでいる方には申し訳ありませんが……
筆者としては、「今何速?」と考えて他の操作がおろそかになってしまうよりは、ちらっとランプを見て確認してしまった方がいいかなと思っています。
筆者が教習を受けていたときには、教習中にもかかわらず4速、5速に突入している方もいました。
その方のように、高いギアに入ったのに気づかないまま、スロットルを開けてしまう……なんてことになると、やはり危ないですからね。
今何速か分からなくなったら、シフトペダルを踏んで1速に戻すか、ランプを見て確認することをお勧めします。
停止線で停止できない・転んでしまう
停止線を超えてしまう・停止しようとすると転んでしまう方は
・リアブレーキも使って止まるようにする
・早めの減速を心がける
ようにすると、綺麗に止まれるようになりますよ。
特に、リアブレーキ(足のブレーキ)を使う癖をつけるのはとても大事です!
筆者も教習がスムーズに行かず悩んでいたときは、ほとんどフロントブレーキ(右手のブレーキ)だけで止まろうとしてしまっていました。
逆に、リアブレーキを使って緩やかに減速するようにしてからは、停止するときに転倒することはほとんどなくなりましたね。
「怖い!」「止まらないと!」と感じると、ついフロントブレーキを強く握ってしまいがち。
ですが、フロントブレーキは効きが強いので、急にレバーをぎゅっと握ってしまうと、バイクが前のめりになってバランスを崩してしまいます。
その結果、「危ない!」と思っているのに止まれない&転倒することになり、バイクへの恐怖が増してしまうことも!
筆者のように、自転車や原付の経験しかない方は、ブレーキというと手の方にすぐ意識が行ってしまい、足で使うリアブレーキのことが咄嗟に思い出せないこともあると思いますが……
マニュアルバイクには足の方にもブレーキがついています!!
「怖い!」と感じたら、右足のブレーキを踏み込んでゆっくり減速しましょう!
一本橋など、課題への対処法
ここまでバイクの基本操作の困りごとについての対処法を書いてきましたが、いかがでしょうか。
教習がすぐ進む方や、教官からすれば「当たり前だよ!」と思われそうなことばかり書いてきましたが……
我々進まない組はその「当たり前」ができないというか、できるようになるまで、すごく時間がかかるんですよね(汗)
ですので、ここから解説する「教習中の課題の対処法」も、教習が進まなさ過ぎて落ち込んでいた過去の私が
「こんな記事が読みたかった!」
と思うぐらい、優しいレベルで書いていきます!
……実は教習所の課題は全て基本操作の発展形なので、基本の操作がスムーズにできるようになったら、自然と上手くなることも多いんですよ。
「教習が進まなくて焦っている」という方も、自信をなくさず、この記事を最後まで読んで、自分のペースで教習を進めていってくださいね。
スラロームができないときの対処法
まず前提として、我々進まない組は
「スラロームは転ばなければOK!!」
ということを頭に入れておきましょう。
スイスイとパイロンの間を抜けていく人を見ると、色々と思うところはあるかもしれませんが……
実はスラロームは、最終の卒検でも「通り抜けるのに時間がかかると減点」というだけで、転ばずに走り切れれば、さして問題にはならないのです。
ですので、最初は転ばず、パイロンにも接触せずに通り抜けることができたら、自分を褒めてあげてください。
「それができないから今この記事を見てるんだけど……」という方は、次の3点に気を配ってみてください。
①手前ではなく、1つ先のパイロンを見る
②バイクを傾ける・起こす感覚を掴む
③フロントブレーキは使わない
①手前ではなく、1つ先のパイロンを見る
①についてですが、教習所では基本的に「2つ先のパイロンを見よう」と教わると思います。
しかし、それはスラロームを規定タイム(8秒)で走れる人の話。
我々進まない組は、そもそもスラロームへの進入速度がそこまで速くないので、2つ先のパイロンを見ていると、逆に次のパイロンへの注意がおろそかになってしまいます。
そうなると、パイロンに接触・転倒してしまうので、進入速度が遅い方は、1つ先のパイロンを見てもらったほうがやりやすいのではないでしょうか。
また、直前のパイロンを注視してしまうのはNG!
目線が下がることで、身体が丸まり、スラロームに必要なハンドル操作・体重移動ができなくなってしまいます。
目線は上に上げて、上半身が自由に動く状態を作りましょう。
②バイクを傾ける・起こす感覚を掴む
②のバイクを傾ける・起こす感覚についてですが、これは
「ニーグリップをしっかりして、体重移動でバイクを動かそう」
という意味です。
教官がスラロームのお手本をやってくれるところを思い出してみてください。
教官の身体は、バイクと一緒に傾いていませんでしたか?
スラロームを抜けるときは、ハンドルを操作するだけでは不十分です。
しっかりタンクをニーグリップして、お尻を左右に動かして体重移動させましょう。
「そんなに傾けたら転んでしまうんじゃ……」と思った方もご安心を。
大丈夫です!ニーグリップがきちんとできていれば、案外転びませんから!!
むしろ、ニーグリップさえできていれば、思ったよりバイクは傾けてもまた起こせます。
スラロームにリトライするときは、膝をぎゅっと締めてみてくださいね。
③フロントブレーキは使わない
スラロームでは、フロントブレーキの使用は厳禁です。
進入速度が速いと、「うわぁぁぁ!」となって焦ってしまいますが……
フロントブレーキを使うと、安全に止まるどころか一瞬で転んでしまいます。
「危ない!」「速すぎた!」と思ったら、リアブレーキで調節してください!
一本橋ができないときの対処法
一本橋の奥義
最初に、一本橋に対する奥義を皆さんにお教えします。
それはズバリ、
「一本橋の正面に停車すること」
です!!
「いや何を当たり前のことを言うてるんじゃ」と言われそうですが、個人的にこれはものすごく重要なことだと思っています。
というのも、皆さんもご存じだとは思いますが、一本橋の前の停止線と橋の間って、あんまり距離がないんですよね。
ですので、一本橋の正面から少しズレて停車してしまうと、この短い距離で軌道を修正しなければなりません。
発進してから乗り上げるまでの時間の短さを考えると、ここでズレをリカバーするのは、かなり大変だということがお分かりいただけるのではないかと思います。
また、ズレた位置で停車してしまうと、なんとか橋に乗ることができたとしても、軌道が下記の図のようになってしまうので、橋の上での安定感がなくなります……。
一本橋は橋の正面で止まることさえできれば、後がグッと楽になります。
「橋に乗ったあとのことばかりを考えていて、停止する場所に気を配っていなかった」という方は、まず正面に止めるところから始めてみてください。
途中で斜めに落ちてしまう場合の対処法
途中で斜めに落ちてしまう場合は、ハンドルで進路を調整しましょう。
一本橋に乗った後、「斜めになってしまった!」と思ったら、反対方向にハンドルを切れば大丈夫!!
※筆者はこのリカバー法を知らず、1回卒検に落ちました。
ですので皆さんには絶対、これを知っておいてもらいたかったんですよね……。
一本橋は進入した後も修正が効く、珍しい課題です。
「しまった!」と思っても、そのまま落ちなければならない道理はありません。諦めずにあがいてみましょう。
橋の上でふらつく・足をついてしまう場合の対処法
橋の上でふらつく・ふらついて怖くて足をついてしまう場合は、ニーグリップを心がけるようにしてみてください。
「この人さっきからニーグリップばっかり言ってない?」と思ったそこの貴方!
鋭いですね。ニーグリップは実は万能の薬なのです!!(誇大表現)
……ニーグリップだけで全てがなんとかなるわけではありませんが、これで解決できる課題が多いのもまた事実。
特に一本橋に関しては、膝が広がったままだと左右のバランスを崩しやすく、結果としてふらついたり、足をつきやすくなってしまいます。
一本橋を通るときは、「下半身はバイクにぴったり寄り添う」ぐらいの感覚でいた方が、うまくいくことが多いですよ。
騙されたと思って、ぜひ一度試してみてください。
クランクができないときの対処法
今まで数々の教習生の心を折ってきたであろうクランク。
筆者もクランクは苦手です。
免許が無事下りた今でも、クランクのことを思い出すと当時の恐怖が蘇ってきて、嫌な気持ちになりますね。
※筆者はクランクが原因で2回卒検に落ちています。
ですので、ここでは素直に教官に教えていただいたことを書いていこうと思います。
地面の線に沿って進入する
教習所のコースは毎日のように誰かが通っていますので、自然とアスファルトが削れて、色の違う部分が出てきます。
これは前に上手な人が通って行ったことによってできた線なので、それに沿ってバイクを走らせることで上手く渡れるようになりますよ。
ライン取りで悩んでいる方は、通っている教習所の地面を細かく観察してみてくださいね。
目線は次の角を見る
クランクに進入したら、タイミングよく次の角に視線を向けましょう。
進入直後の角を見たまま曲がろうとすると、腕と肩が回らず内向きに転んでしまいます。
ここは目線を向けるのが早すぎ(前輪がクランクコースに進入した辺り)ても、遅すぎ(前輪が1つ目の角の中央に差し掛かっている辺り)てもダメなのが難しいところです。
筆者も目線を移すタイミングを掴むまで、だいぶ苦労しました。
筆者の感覚ですが、だいたいこの辺りに前輪が入ったら次の角を見ると良い場所を図にしてみましたので、どうしても苦手な方は参考にしてみてください。
リアブレーキを使う
クランクもスラローム同様、フロントブレーキは使わないようにしましょう。
低速走行中に前輪がロックしてしまうと、途端に転倒のリスクが高まります。
筆者もクランクが苦手だった人間なので、あの狭い道路を通るときに「怖い!!」と感じる気持ちは非常によく分かるのですが……
※筆者の通っていた教習所のクランクコース。段差が大きいので本当に怖かったです。
ブレーキを握る方が、転んでしまうので逆に危ないんですよね。
クランクに入る前に速度を落としきれなかったり、「速すぎる!」と感じたら、リアブレーキを使って減速するようにしてください。
ハンドルは巻き込むように切る
これも言葉で説明しようとすると難しいのですが、
・角の内側を支点にして、逆側の手をぐいっと押す
イメージでハンドルを切ると、うまく曲がれることが多かったように思います。
こちらもイメージを図にしてみましたので、参考までにお使いください。
※赤の線がハンドルの向きのイメージです
教官から「ハンドルは巻き込むように切ってみよう」と教えていただいてから、曲がるときのコツが少し掴めるようになりました。
ハンドル操作が苦手な方は、ぜひこの点を意識してみてくださいね。
1速で進入する
これは最終手段ですが、クランクは1速で進入してもOKです。
筆者の教習所では、基本的に2速で抜けるよう教わりましたが、卒検では1速で抜けても何も言われませんでした。
※筆者は1速で進入した上に、リアブレーキを踏んで減速することでなんとか合格することができました。どんだけ苦手なんだ。
バイクは基本、低速になるほど操作が難しくなる乗り物なので、教官も2速で進入するよう勧めるのだと思いますが……
「もう本当に無理!!できない!!!」という方は、筆者のように1速進入+リアブレーキを踏んで速度調整、というやり方でもいいのではないでしょうか。
S字ができないときの対処法
ニーグリップを意識する
S字は「バイクを傾けて曲がる」ことが大切な課題なので、ニーグリップが有効になってきます。
というより、ニーグリップがしっかりしていれば、S字のゆるいカーブで転ぶことはあまりないかと。
S字はスラロームと異なり、規定タイムがあるわけではないので、アクセルワークが苦手なら、加速の操作はスルーして、惰性でぬるっと走っても問題ありません。
ニーグリップと、体重移動でバイクを傾けることに集中すれば、S字は自然と上手くなっていきますよ。
できるだけ2速で進入する
筆者の通っていた教習所のコースは、クランクの後にS字という並びだったので、下手な筆者は毎回1速で進入していましたが……
(クランク後にギアチェンジまでする余裕がありませんでした)
バイクは低速だと不安定になる乗り物なので、2速で進入した方がスムーズに渡れると思います。
ある程度スピードが出ている方が、バイクを寝かせてもまた起こしやすいですしね。
ただ、1速でもニーグリップができていれば転ぶことはほとんどなかったので、どうしても苦手だったり、怖い方は1速でも良いと思います。
※とはいえ、筆者は1速でS字に進入したときの方が怖く感じました。やはりできるだけ、2速で進入することをお勧めします。
坂道発進ができないときの対処法
エンジンの音・振動に注意を払う
坂道発進をするときは、エンジンの音・振動に注意を払いましょう。
アクセルをひねって徐々に回転数を上げていくと、エンジンからの音や、振動の仕方が変わってくる瞬間があると思います。
「あっ!音が変わった!」と思ったら、クラッチをゆっくり繋げて、そのままリアブレーキを外して発進しましょう!
クラッチを繋いだら、アクセルは強めに回す
坂道発進をするときは、クラッチを繋いだらアクセルを強めに回しましょう。
普段の発進と違い、坂道発進ではより大きなパワーが必要です。
走り出すときに十分なパワーを与えないと、リアブレーキを外した途端、ズルっと後ろに滑ってしまい、「おっとっと……」と慌てる羽目に。
アクセルを思い切りひねるとエンストしてしまうので、力いっぱいひねってはいけませんが、
・普段の発進より、気持ちやや強めに
ひねっていただければ、流れに乗って坂道をのぼれますよ!
発進するときはリアブレーキを外す
「こんなの当たり前じゃん!」と言われそうな内容で申し訳ありませんが……
教習進まない組の筆者は、よくこのミスをやってしまっていました(汗)
「エンジンの回転数OK!このまま行くぞ!……あれ、なんで上がれないんだ!?」
そんなときは、大抵リアブレーキを外すのを忘れていました。
初歩的なミスではありますが、そんなことをしていると、後ろに別の教習生さんたちの行列ができて、また焦ってしまうんですよね……(遠い目)
坂道発進が苦手な方、うっかりブレーキを外すのを忘れてしまいがちな方は、
「発進のときはリアブレーキを外す!」
と唱えてみるのもアリかもしれません。
まとめ
今回の記事では、1段階の教習が進まなくて悩んでいる方向けに、基本操作・課題への対処法について解説してみましたが、いかがでしょうか。
筆者も今でこそエラソーにこんな記事を書いておりますが、卒検は5回落ちていますし、何なら2回目の教習で「できない組補講コース」(※教官がマンツーマンでついてくれるアレです)に入れられていました。
ですが、そんな筆者でも最終的には卒検に合格し、免許を取得できています。
ですので、今皆さんが「できない!」「無理かも……」と思っていても、心配する必要はありません。Don’t worry!
大事なのは、諦めないことと、できるようになるまで何度もやることです。
諦めなければ、いつか「できた!」「やったぞ!」と思える瞬間がやってきますよ。
この記事が、バイク教習で辛さを感じている方、心が折れかけている方の支えになりましたら幸いです。
(おわり)