漕がなくてもモーターの力で進む、便利なモペット。
法律上は原付扱いと分かっていても、形は自転車に似ているので、「どこに停めたらいいの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、モペットが停められそうなところを4つご紹介!
停めてはいけないところもあわせて紹介しますので、マナーを守って、正しいところに停めるようにしてくださいね。
目次
モペットが停められそうなところ
ここでは、モペットが停められそうなところを4つご紹介します。
場所①:原付用のバイク駐車場
モペットは法律上、原付扱いになりますので、原付用のバイク駐車場に停めるのが、最もトラブルになりにくいと思われます。
モペットはタイヤが太いものも多いので、自転車の駐輪場に停めるのは難しいですが……
原付用のバイク駐車場なら、ラックではなく平面なことが多いので、安心して停めることができますよ。
時間貸しの原付バイク駐車場にモペットを置くときは、他のバイクと同じく、チェーンを前輪のホイールに通して駐車しましょう。
場所②:マンションの平面式駐輪場
住んでいるマンションやアパートなどの駐輪場が平面式の場合は、マンションの管理会社にモペットを置いても良いか、相談してみるのも1つの手です。
自分のモペットの見た目や、どれだけのスペースが必要なのか(幅など)を説明して、置けるかどうか交渉してみましょう。
交渉の結果、置くことが許可されたら、駐輪場内では押し歩きなどのマナーを守ることを心がけてください。
モペットは一見自転車のような見た目をしていますが、実際は原付バイクと同じ程度のスピードが出ますので、駐輪場内でスロットルをひねってしまうと大変危険です。
そのような危険な行為をしてしまうと、駐輪場の他の利用者さんの中から、モペットを置くことを快く思わない人が出てくるかもしれません。
置く許可を管理会社にもらっても、他の住民の方からの反対の声が上がった場合、許可が取り消されてしまうことも十分ありえます。
「モペットは自転車ではなく、原付バイク」という意識を持って、マナーを守って駐輪場を使うようにしましょう。
場所③:バイク用の駐車場
普通のバイク(中型バイク)用の駐車場も、駐車場の管理会社・オーナーさんとの交渉次第では、モペットを置かせてもらえる可能性があります。
バイク駐車場を見かけたら、管理会社やオーナーさんに「モペットを置いても良いですか?」と問い合わせてみましょう。
管理会社やオーナーさんと交渉するときには、モペットがどんな乗り物なのかや、法律上は原付扱いでナンバーが交付される(ので、持ち主がすぐ特定できる)ことを説明できると、話が進めやすいかもしれません。
駅前の中型バイク用のコインパーキングも、モペット置き場として利用できると思われます。
(モペットは法律上原付扱いになりますので、駐車枠をはみ出すなどのマナーの悪い置き方をしない限り、駐車しても問題ないのではないでしょうか)
また、当社のバイク駐車場時間貸しサービス「いつでもニリーン」では、バイク用の時間貸し駐車場を、モペット置き場としても提供しております。
会員登録と車両ナンバー等の入力を行うだけで、バイク用の駐車場をモペット置き場として利用できます。
予約制となっておりますが、当日予約も可能ですので、出先での置き場所にお困りの際はぜひご利用くださいませ!
場所④:パーキングメーターがあるところ
意外に思われるかもしれませんが、モペットもパーキングメーターを利用することができます。
「パーキングメーターって、車しか使えないんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが……
実は、バイクもパーキングメーターを利用することができます。
バイクもパーキング・メーターやパーキング・チケットを利用することは可能です | 日本二輪車普及安全協会
モペットは法律上原付バイクの扱いとなりますので、バイクの仲間ということになり、パーキングメーターを利用することが可能です。
ですが、モペットは普通のバイクと比べて車体が細く、小さいので、センサーが車両を検知しづらいかもしれません。
※センサーが検知しない場合は、パーキングメーターを利用することはできません。
利用する際は、できるだけ車体の大きいところをセンサーに寄せて、検知が途切れないようにした上で、ハンドルやフレームなどの目立つところにパーキングチケットを貼り付けましょう。
モペットを置いてはいけない場所
ここからは、モペットを置いてはいけない場所について解説します。
NGな場所①:ラック式の駐輪場
ラック式の駐輪場にモペットを停めるのは、避けた方が良いでしょう。
ラック式の駐輪場は元々、普通の自転車を停めることを想定して作られています。
そのため、バッテリー付きで重量のあるモペットを入れてしまうと、ラックが傷んだり、壊れたりする原因になってしまいます。
モペットを停めたのが原因でラックが壊れたと判明した場合、ラックの持ち主(マンションの管理会社や、駐輪場の管理者)から、修理費を請求されてしまうかもしれません。
自分の持っているモペットのタイヤの幅が小さく、ラックに入りそうでも、安易に「入れていい」と判断するのは、やめておいた方が賢明ではないでしょうか。
NGな場所②:マンションの共用部(通路・廊下など)
マンションの共用部である通路や廊下には、許可なくモペットを置いてはいけません。
自分としては「自転車みたいなものだから、ちょっとぐらい……」と思っていても、他の人からすると通りづらくて迷惑、なんてこともありますよ。
共用部は自分だけの場所ではないので、私物を置くのは控えましょう。
また、一見何もないように見える場所でも、
・避難器具の降下地点
・消火栓の前
・緊急時の避難経路(非常口の前など)
のように、そもそも物を置くこと自体が法律違反になってしまう場所に指定されていることもあります。
そのような場所にモペットを置いてしまうと、建物の管理人さんに撤去されたり、放置自転車と間違われて処分されてしまうかもしれません。
置き場所に困っていたとしても、マンション内の空いていそうな場所に適当に置くのではなく、管理会社などに相談して、適切な場所に駐車するようにしましょう。
NGな場所③:自転車置き場の空きスペース
自転車置き場の空きスペースにも、モペットを勝手に置いてはいけません。
「ここなら自転車と近いし、置いてもバレないだろう」と思っていても、意外と誰かが見ています。
自転車置き場のそばに置いた場合、普段自転車を使っている別の人が「バッテリー付きの変な自転車がある……」と真っ先に気づくでしょう。
加えて、建物の管理人さんも放置自転車には目を光らせていることが多いので、無断で駐車するとすぐ見つかってしまいます。
最近の建物には監視カメラがついていることもありますので、誰が無断で停めたかは、建物の管理会社には丸わかり……なんてことも、十分ありえますよ。
他の住民の方や、管理会社とのトラブルを避けるためにも、モペットを置く場合は事前に相談するようにしましょう。
また、駅前などにある時間貸し駐輪場の空きスペースにモペットを駐車した場合、料金を払っていませんので、単純に無断駐車となります。
「ラックに入らないから」は、空きスペースに停めていい言い訳にはなりません。
どうしても駐輪場の空きスペースに停めたい場合は、駐輪場の管理人さんに相談するなどして、適正な料金を払って利用するようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、モペットを置けそうな場所・置いてはいけない場所について解説しましたが、いかがでしょうか?
モペットの置き場に困ったら、まずは住んでいる建物の管理会社に相談してみてくださいね。
また、出先で「どこに置いたらいいんだろう?」と思ったときは、当社の時間貸しバイク駐車場サービス「いつでもニリーン」を、ぜひご利用くださいませ。
「いつでもニリーン」で提供している置き場のほとんどは、元々バイク用の平面スペースなので、タイヤの太いモペットでも問題なく停めていただけます。
お出かけ先でお困りの際は、一度置き場が近くにないか、「いつでもニリーン」で検索していただけますと幸いです。