ホンダのPS250みたいなバイクって他にある?
発売から数年も立たないうちに生産終了してしまった、ホンダのPS250。
当時はあまりヒットしなかったようですが、今になってミリタリー風なデザインが再評価されて静かな人気を呼んでいる、個性的な魅力の詰まったバイクです。
ですが、販売台数が少ないこともあり、当のPS250を今買おうにも「中古価格が高くなっていて手が出せない……」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回はホンダのPS250のような、フレームが出た独特なデザインのスクーターバイクを4つご紹介!
PS250に似た個性的なバイクを探している方、バイク選びで個性を出していきたい方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
目次
PS250みたいなバイク①:Sonic Crafty VESGRIDE(ソニッククラフティ ベスグライド)
オススメポイント
Sonic Crafty VESGRIDEはホンダの250ccのスクーターのフュージョンをベースにSonic Craftyが手がけたオフロードスクーターで、オリジナルコンプリート車です。
フュージョンは人気のビッグスクーターでロングセラーを記録した名車です。
このフュージョンを職人がすべて分解してフレーム+αを加工しながら、一つ一つのパーツを組み上げていっているので中古車ベースですが安心して乗ることができます。
フュージョンの外装はなく、面影を感じないフレームむき出しのスタイルになっているので、見た目はPS250に似ています。
むき出しのフレームには色が塗られていて、サンドベージュ、カーキグリーン、オレンジなどのミリタリー味がさらにPS250感を出しています。
他にもシートの表皮が交換できたり、グリップの交換、サイドバッグのステー取付、その他希望があればワンオフの加工などもできるので、自分だけのオリジナルスクーターを製作することができます。
Sonic Craftyについて
2022年に千葉県に設立されたSonic Craftyは、スクーターをベースにフレーム加工やワンオフマフラー、エンジンスワップなどのカスタムをするバイクショップです。
Sonic Craftyでは他に、ホンダのベンリィやレブル、カブシリーズをベースにオフロード風のコンプリートカスタム車を製作しています。
- 車両:VESGRIDE
- 排気量:250cc
- ベース車両:ホンダ フュージョン
- カラー:カーキグリーン、サンドベージュ、グロスブラック、オレンジ、アンヴィル
- シート表皮:約40種類
- 価格:税込786,500円
- 公式ホームページ:サイトはこちら
PS250みたいなバイク②:ホンダ ズーマー
オススメポイント
ホンダ ズーマーは前後極太タイヤ、デュアルヘッドライトの装備で、遊び心が溢れる原付スクーターです。
2001年の登場以来、そのデザインの良さで若年層に人気のある車種です。
スクーターですが、カウルが無いネイキッドモデルになっています。
フレームが出ていて骨組み感があるデザインはPS250に似ています。
また、カラーもミリタリーのようなカラーでPS250と似たカラーを選ぶことができます。
排気量は50ccでPS250と比べたら非力なため、スケールダウンを感じてしまうことがあり、人によっては残念に思うかもしれません。
タイヤはほぼ専用のサイズとなっています。
普通の原付スクーターよりは高額となっているので注意しましょう。
また、メットインもなくちょっとした荷物の積載性は良くないのでショルダーバッグやウエストバッグを使うことをオススメします。
ホンダについて
東京都に本社を置く本田技研工業はバイク販売台数、売上高は世界1位となっています。
1946年に創業したホンダではスーパーカブシリーズやCBシリーズを中心にヒット作を多数販売するなど、世界のバイク業界を牽引しています。
また、バイクレースをはじめとしたF1などのモータースポーツに参戦して、ホンダ製のマシンの強さ、技術力や存在感を出しています。
- 車両:ホンダ ズーマー
- 排気量:50cc
- カラー:プラズマイエロー、バージンベージュ、ブラック、カムフラージュグリーン、
- 価格:税込189,000円(当時の新車価格)
- 公式ホームページ:サイトはこちら
PS250みたいなバイク③:DAELIM B-bone(デイリン ビーボーン)
オススメポイント
DAELIM B-bone(デイリン ビーボーン)は海外(韓国)メーカーのバイクです。
剥き出しになっているパイプフレームやステップの様子がPS250と似ている作りになっています。
シートのデザインやシート下がスカスカになっているデザインはズーマーにも似ていますよ。
排気量は125ccでPS250と比べると小さいですが、時速100km/hを出すことができるので街乗りを充分にこなすことが可能です。
カラーがブラックとホワイトの2色しかないので、PS250のようなベージュなどのミリタリーカラーを意識するのであれば塗装が必要となってきます。
DAELIM(デイリン)について
DAELIM(デイリン)は1962年の創業以来、自動車市場で活躍している韓国のバイクメーカーです。
50cc〜125ccの原付バイクを中心に年間30万台以上を生産しており、東南アジアのバイク業界をリードしています。
日本でも大阪にあるD-PROJECTで正規取り扱いがあります。全国にネットワークがあり、北海道から沖縄まで数多くのバイク屋さんで購入、メンテナンスを受けることが可能です。
また、海外メーカーのバイクですが、保証が1年間、走行距離無制限で付帯しているので安心して乗ることが可能です。
- 車両:DAELIM B-bone FI
- 排気量:124cc
- カラー:ブラック、ホワイト
- 価格:税込368,000円
- 公式ホームページ:サイトはこちら
PS250みたいなバイク④:ホンダ モトラ
オススメポイント
ホンダのモトラは、1982年に販売が開始され、PS250よりも前にホンダから販売されているバイクです。
モトラはモトコンポというバイクの派生車種です。
同じ横型エンジンの50ccエンジンを積んでいました。
モトコンポはハンドルなどをコンパクトに折り畳むことができ、車に詰めるというコンセプトのものでした。
対してモトラはモトラに何でも積めるヘビーデューティのバイクでした。
モトラがモト+トラックでモトラになるというように、ノーマルの状態で前後に大量の荷物を積載することが可能です(原付の最大積載量は30kgまで)。
この前後に荷物が積めそうなパイプフレームのつくりは、後のズーマーやPS250に大きく影響を与えている部分です。
モトラはデザイン性が優れており、「HONDA」の社名ロゴをエンボス成形したABS樹脂製のサイドパネル、複雑な形状をしている前後フェンダーなど、低年式のバイクにしては凝った作りをしています。
PS250のサイドパネルは、そのような成形はしていませんが、形は同じような雰囲気となっています。
モトラは年式が古く、最終年式でも1987年式(昭和62年式)となっているので電装系(バッテリーは6V)の故障や、外装部品の欠品など、部品供給がほぼストップしている状態です。
そのため、PS250よりもさらに維持が大変なので覚悟が必要になります。
また排気量が50ccなので、ある程度のパワーを求めている人には不向きかもしれません。
ホンダについて
東京都に本社を置く本田技研工業はバイク販売台数、売上高は世界1位となっています。
1946年に創業したホンダではスーパーカブシリーズを中心にヒット作を多数販売するなど、世界のバイク業界を牽引しています。
- 車名:ホンダ モトラ
- 排気量:50cc
- カラー:ポポグリーン(モトラグリーン)、メイズイエロー(モトライエロー)
- 価格:165,000円(当時の新車価格)
- 公式ホームページ:サイトはこちら
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はホンダPS250に似たバイクを紹介しました。
2005年の販売から2年間のみ生産されたバイクがPS250です。
この時代に必須なメットインがないなど、独自の路線を歩いていたバイクのため、短命となってしまいましたが、パイプフレームがむき出しでミリタリー風なデザインが今となってはおしゃれなものとなり、静かなブームが到来しています。
中古車市場でのPS250は、全国でも非常に台数が少なく、その中でいい個体に巡り合うことは困難に等しいです。
そこで、今回紹介したホンダPS250に似ているバイクの特徴や機能を参考にして、バイク選びを楽しみましょう。
そして自分が気に入った個性的なバイクに巡り合いましょう。