「アフリカツインはつまらない」は嘘!後悔しないためのポイント解説!
ホンダの優秀なアドベンチャーバイクであるアフリカツイン。
大型バイクの中でもよく名前が挙がる人気車種です。
とはいえ、アフリカツインについて調べていると「つまらない」という評判を見かけ、「本当に買っても問題ないだろうか」と不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、アフリカツインの魅力と、後悔しないためのポイントを解説します。
アフリカツインの購入を検討中の方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
目次
後悔しないためのポイント①:実際に跨って足つきを確認する
ここでは、アフリカツインを実際に跨いで足つきを確かめる重要性を解説します。
アフリカツインのシート高
アフリカツインのシート高は830mmです。
アドベンチャーバイクなので、ほかのバイクと比べるとシート高が高めになっています。
この数値だと足つきが良いとは言えず、身長150〜160cm台のライダーが跨ると相当厳しい状況です。
身長170cmの方が跨っても、つま先立ちのような感覚になります。
体重によってサスペンションが少しだけ沈む
アドベンチャーバイクであるアフリカツインは、ネイキッドやスポーツバイクに比べてサスペンションが柔らかめです。
跨ると多少サスペンションが沈みますが、それでもシート高が気になるライダーは多いでしょう。
シートをずらして低くできる
アフリカツインのシートは、通常より一段低い位置に取り付けられる構造になっています。
その位置にセットすれば、シート高を830mmから810mmまで下げることが可能です。
購入前に跨って足つきの確認をする
紹介したようにアフリカツインのシート高はかなり高めです。
実車を取り扱う店舗などで実際に跨ってみて、足つきが自分の許容範囲に収まっているか確認しましょう。
ブーツの購入
足つきを多少でも改善したいなら、バイク用のブーツをオススメします。
一般的なバイクブーツを履くだけでも数mm〜1cmほど高くなりますし、厚底タイプなら3.5cmほど上げられるものもあります。
足つきに不安がある方は、ブーツで足元を調整することも検討してみてください。
後悔しないためのポイント②:立ちゴケの対策ができそうか確認する
ここでは、立ちゴケ対策を検討する重要性について紹介します。
アフリカツインの重量と重心
アフリカツインの重量は240kgほどです。1000ccクラスのバイクとしては軽いほうではありません。
参考までに、現行のスズキ・カタナ(1000cc)は約215kg、ホンダ・CB1300は266kg程度となっています。
アドベンチャーバイクとはいえ、大型バイクらしくしっかり重量があります。
さらに重心が高いため、押し引きや低速時は転倒しやすく注意が必要です。
倒してしまったら1人で起こせない可能性あり
アフリカツインを倒してしまうと、重量240kgを起こす作業はかなり厳しい場合があります。
サイドバッグやパニアケースが付いていれば完全に真横に倒れない分まだ楽ですが、完全に横倒しになると引き起こしにはコツと力が必要です。
状況によっては周囲の助けが必要になることもあります。
エンジンガードの取り付けを検討する
立ちごけや転倒によるダメージを軽減するために、エンジンガードの装着をオススメします。
エンジンガードや外装保護パーツを取り付けておくと、万が一の転倒で被害を最小限にとどめることが可能です。
ホンダの純正アクセサリーには、ヘッドライト下からサイドまで保護するフロントサイドパイプやエンジン下部を守るエンジンガードなどが用意されています。
左右にパニアケースを取り付けることで、完全に横倒しになりにくく、引き起こしが多少楽になるでしょう。
後悔しないためのポイント③:自分のしたい乗り方と合っているか確認する
ここでは、アフリカツインの特徴を理解し、自分の目的と合致しているかを確認するためのポイントを解説します。
アフリカツインはオンロードがメイン
見た目はオフロード色が強い印象ですが、アフリカツインはいわゆるアドベンチャーバイクであり、基本的にはオンロード走行を想定しています。
過酷なオフロードをメインに考えている方には、アフリカツインは向かないかもしれません。
長距離ツーリングが楽にできる
アフリカツインは低回転から中速域を重視したエンジン特性で、長距離ツーリングを快適にこなせます。
重量がある分、高速道路などの大きな道路でも安定感があります。
ただし、街中でのストップ&ゴーが多い場面では、車重の重さが負担になるかもしれません。
軽い林道なら走破可能
アフリカツインは舗装路の走行を想定していますが、軽い林道や未舗装路程度であれば十分に走行できます。
キャンプ場や絶景ポイントへ続く道が多少荒れていても、ネイキッドやスポーツバイクでは走りにくい場所をカバーできるのは大きな魅力でしょう。
後悔しないためのポイント④:取り回しができるか実際に確認する
ここでは、アフリカツインの取り回しを実際に試す必要性について解説します。
アフリカツインのハンドル位置は高い
アフリカツインは車高が高く、ハンドル位置も高めです。
ネイキッドタイプのバイクはちょうど良い位置にハンドルがあり、押し引きがしやすいのが特徴です。
一方、ハンドル位置が低いセパレートハンドルのスポーツバイクや、アフリカツインのようにハンドルが高いオフロードタイプのバイクは、押し引きに気を使わなければなりません。
特にアフリカツインは、オフロードタイプの中でもハンドル位置が高いため、身長が低い方や力をかけにくい方にとっては、車体の取り回しが難しくなっています。
重心が高い
ハンドル位置だけでなく重心も高いため、押し引きの際にバイクを安定させるのが大変です。
重量も240kgあるので、慣れていないと振り回されるような感覚になるかもしれません。
購入を検討しているときには、実際に店舗などでバイクを押し引きし、取り回しできるかどうか試してみましょう。
後悔しないためのポイント⑤:走れる道路状況の限界を知っておく
ここでは、アフリカツインの走行性能を理解し、対応できる道路状況を把握する重要性を解説します。
基本的にオンロードでの使用を想定している
アフリカツインはアドベンチャーバイクであり、オフロードバイクとは異なります。
軽い林道や未舗装路であれば問題ありませんが、険しいガレ場や本格的なオフロード走行をメインに楽しみたい方には不向きです。
高速道路やワインディングでは快適
アフリカツインは車体の大きさと重量、そして扱いやすいエンジン特性のおかげで、ロングツーリング時の快適性に優れています。
高速道路を長時間走ったり、広めのワインディングを流すようなツーリングスタイルにも向いています。
一方、街中の狭い道路や渋滞が多い環境ではバイクが持つ性能を発揮しにくいかもしれません。
このように、アフリカツインは舗装路での快適性を重視しつつ、軽いオフロードもある程度こなせるバイクです。
ホンダ公式サイトなどの動画を見ると、フラットなオフロードやワインディングを走行している姿が確認できます。
事前に動画などでイメージをつかみ、どの程度のオフロード性能があるのか理解しておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はホンダの人気車種であるアフリカツインについて紹介しました。
アフリカツインはビッグオフロード的な雰囲気で人気を博していますが、実際には車高やシート高、重量によって足つきや取り回しが大変だと感じる声も少なくありません。
また、見た目はオフロード寄りでも、実はオンロードでの長距離走行に強みを持つのがアフリカツインの大きな特徴です。
今回紹介したポイントを踏まえて、足つきや取り回し、そして自分の使い方に合っているかをよく確認し、後悔のないアフリカツインライフを楽しんでください。