「卒検に受かる気がしない……」そんなときの解決策!
バイク教習の最後を飾る卒検。皆さん、準備はバッチリですか?
これからバイクの卒検に挑む方の中には、
「卒検に全然受かる気がしない……」
「明日卒検で不安になっている……」
という方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで今回は、バイクの卒検に受かる気がしないときの対処法を7つご紹介します!
バイクの卒検は気持ちを楽にして挑むのが大切なので、自分に合った方法で心を落ち着かせるためにも、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
目次
バイクの卒検に受かる気がしないときの対処法
ではさっそく、バイクの卒検に受かる気がしないときの対処法を紹介していきます!
対処法①:深呼吸をする
まずは落ち着くために、深呼吸を試してみましょう。
「卒検に受かる気がしない……」と不安な気持ちになってしまうのは、意識が今ではなく未来にフォーカスされてしまっているからです。
一旦この先のことである卒検のことを意識の遠くに置いて、気持ちをリラックスさせるために、深呼吸してみましょう。
深呼吸するときは、鼻から5秒以上かけて息を吸って、口からゆっくり息を吐くようにしてみてください。
鼻から吸うことで自然と呼吸が深くなり、気持ちを落ち着けることができますよ。
深呼吸は卒検の直前でもできますので、やり方をマスターしておけば、受ける直前になって気持ちが落ち着かなくなったときの備えにもなります。
今の落ち着かない気持ちを鎮めるためにも、ぜひ一度深呼吸を試してみてくださいね。
対処法②:教官に習ったことを復習する
教習で習ったことを復習するのも、受かる気がしないときの対処法として役立ちます。
卒検とはいえ、普段の教習とやることは変わりません。
規定タイムなどの制限が加わったりはしますが、課題でやること自体が急に変わったりはしないので、教習で教官に言われたことがそのまま役に立ちます。
よく言われることとしては
・一本橋では膝を締める(ニーグリップする)
・急制動ではエンジンブレーキを使って減速してから、リアブレーキとフロントブレーキを使って停止する
・スラロームを抜けるときは1つ(2つ)先のパイロンを見る
・クランクではハンドルを巻き込むように切る
などですね。
どうでしょうか。皆さん教官から言われたことを思い出せましたか?
教官も皆さんを卒検に合格させるために色々なアドバイスをしているので、卒検の前に思い出しておかないと損ですよ。
教習中に言われたことをしっかり思い出してから、卒検に挑みましょう!
対処法③:普段走っているコースをよく思い出す
普段走っているコースをよく思い出すのも、有効な対処法です。
というのも、教習所の卒検のコースは当日発表となっていますが、実は普段走っているコースの一部を変更したものであることが多いです。
※一部違うことはあっても、全く違うコースを指示されることはほとんどないと思います。もしそうだったとしたら、卒検に合格できる人はほとんどいなくなってしまうでしょう。
ですので、普段走っているコースをしっかり思い出して復習するだけで、卒検対策になるんです。
教習で走ってきたコースを思い出して、どこでウインカーを出すのか、どの順番で課題を通り抜けるのかなどを、一度おさらいしてみましょう。
おさらいするときは、細かい部分まで思い出すのがコツです。
ウインカーを出す場所だけでなく、左右確認をしなければならないところもしっかり頭に入れておいてくださいね。
実際の卒検では思ったよりも細かいところまで検定員の方にチェックされるので、しっかりおさらいしておいて損はありません。
卒検に向けて、普段走っているコースのおさらいをしてみてくださいね。
対処法④:苦手な課題のポイントを予習する
苦手な課題のポイントを予習するのも、受かる気がしないときの対処法として役立ちます。
「受かる気がしない」と不安になってしまうとき、心には苦手な課題の難しいところがひっかかったままになってはいないでしょうか。
そうした苦手な気持ちを抱えたまま放置してしまうと、不安がさらに大きくなってしまいます。
ですので、放っておかずに立ち向かいましょう!
苦手な課題のポイントの予習をする際にオススメなのが、ポイントを解説してくれているYoutube動画を見ることです。
発進の手順に不安がある方は、発進の手順の動画を。
スラロームや一本橋などの課題に不安がある方は、教習所のチャンネルなどがコツを紹介している動画をと、それぞれの課題に合った動画を見るようにしてくださいね。
また、教習所のチャンネルの中には、卒検用の通し走行動画をアップロードしているところもあります。
そのような動画で予習しておくと、「明日はこういうことをするんだな」と、卒検の雰囲気が分かりますので、緊張を和らげるのに役立ちますよ。
最近は卒検の課題のコツなどを丁寧に解説してくれている動画も増えていますので、そのような動画を活用して、卒検の不安に立ち向かいましょう。
対処法⑤:温かい飲み物を飲んでリラックスする
卒検の前日、受かる気がしなくて憂鬱なときは、温かい飲み物を飲んでリラックスするのも一つの手です。
卒検ではメンタルの具合がかなり合否を左右します。
そのため、卒検前日にリラックスして過ごせているかどうかは、実は意外と大事なところなんです。
合宿所近くの自販機や、コンビニなどで温かい飲み物を買ってきて、意図的に気持ちを緩める時間を作ってみましょう。
温かければどんな飲み物でも基本的にはOKですが、コーヒーやカフェオレなどのカフェインを含む飲み物を飲む場合は、飲む量に気を付けてくださいね。
カフェインを含む飲み物を寝る前に大量に飲んでしまうと、今度は睡眠に悪影響が出てしまいます。
眠りが浅いと翌日の卒検にも差し障ってしまいますので、飲むタイミングと何を飲むかに関しては少し気を遣うようにしましょう。
何も心配なくリラックスしたい、というときはいっそ白湯(ただのお湯)がオススメです。
白湯には特別な成分は何も含まれていませんので、単純に「温かくて気持ちいい~」という感覚だけを受け取ることができます。
卒検の前の日は、温かいお気に入りの飲み物を飲んでリラックスして、翌日に備えましょう。
対処法⑥:好きな音楽を聴く
好きな音楽を聴くのも、卒検の前の緊張をほぐすのには有効な手段です。
不安を吹き飛ばしたいなら明るい曲を、リラックスしたいなら癒し系の曲を聴くといいですね。
「音楽を聴くだけ?」と思われそうですが、案外曲のパワーは侮れません。
この記事を書いている筆者も、卒検の直前で緊張が高まりすぎてどうしようもなくなったときに、お気に入りの曲に助けられて気持ちを落ち着けられた経験があります。
意外と音楽の持つ力は大きいので、卒検の前日や直前に不安な気持ちになってしまったときは、お気に入りの曲を聴いて気持ちを切り替えるのがオススメですよ。
また、卒検に向けて不安な気持ちがあるときは応援ソングを聴くのもいいですね。
応援ソングの歌詞に、今までの頑張りが報われるような気持ちになること間違いなしです。
「卒検に受かる気がしないな……」と落ち込んでしまいそうなときは、好きな音楽を聴いて気分転換しましょう!
対処法⑦:頼れる誰かに応援してもらう
頼れる誰かに応援してもらうのも、受かる気がしないときの対処法として有効です。
このとき、できれば既に免許を持っている人に応援してもらえるといいですね。
免許を持っている人からの応援は素直に心強くなれますし、「早くこっちの世界においでよ!」といった気持ちを感じて心が温かくなることもあるのではないでしょうか。
免許を持っているバイク仲間の先輩、今まで面倒を見てくれた教官などに励ましてもらうと、自信に繋がりやすいのでオススメです。
バイクの免許を持っている人が身近にいない場合は、信頼できる人に応援してもらいましょう。
親や兄弟、友達のように、自分が信頼している人から応援してもらうのは、案外心強いものですよ。
根拠のない応援でも、信頼している人から言葉を寄せてもらうだけで、気持ちは楽になります。
頼れそうな人がいる場合は、卒検の前日に連絡を取ってみて、「不安だから励ましてほしい」と伝えてみましょう。
相手の方もきっと、皆さんから頼られたことを嬉しく感じて、「頑張って!」や「応援してるよ!」などのメッセージをくれるのではないでしょうか。
ここまでバイクの卒検に受かる気がしないときの対処法を7つ紹介してみましたが、いかがでしょうか?
1つ1つの対処法は小さなことですが、いくつか組み合わせることで気持ちの安定に繋がってきます。
全部できなくてもいいので、できそうなところからぜひやってみてくださいね!
なぜ卒検に受かる気がしなくなるのか
ここまで「卒検に受かる気がしない」という気持ちになったときの対処法を紹介してきましたが、そもそもなぜ、受かる気がしないという不安に襲われてしまうのでしょうか。
ここからは、考えられる原因と、その対処法について解説します。
受かる気がしなくなる理由①:苦手な課題があるから
卒検に受かる気がしない理由のナンバーワンは、ズバリ「苦手な課題があるから」ではないでしょうか。
苦手な課題を克服できた気がしないまま、卒検に臨まなくてはならない……。
そういった状況がストレスや不安の種になり、「受かる気がしないよ~……」という気持ちを引き起こしてしまうのだと思われます。
次にバイクを触るのが卒検の日、という状況だと、そこからできることは心を整えることぐらいしかなくなってしまいますが、まだ教習が残っている場合は打つ手があります。
それは「きちんと教習を受ける」こと。
教習の時間内で課題に不安が残らないよう、しっかりと練習をしておきましょう。
教習の時間は決まっていますし、複数人で走っている場合は課題にチャレンジできる回数も限られますので、1回1回の課題に真剣に向き合ってみてください。
真剣に課題に向き合ってみると、何かしら得られるものがあるはずです。
失敗してしまった場合でも、「さっき一本橋で失敗したのはニーグリップが甘かったからだな」と分析できれば、次にトライするときに経験を役立てることができますよ。
そうしたことを考えながら教習を受けた方が、身も入りますので、まずはできるだけ真面目に教習に取り組んでみてくださいね。
受かる気がしなくなる理由②:一人で走ることになるから
「卒検では一人で走ることになるから」というのも、受かる気がしなくなる原因として挙げられます。
卒検で走るときは一人なので、同じタイミングで卒検を受ける仲間の視線を一身に浴びることになります。
そうなると、「みんなの前だからしっかりしないといけない」と感じて、余計緊張してしまいますよね。
そうした緊張による不安が、「卒検に受かる気がしない」という気持ちを引き起こしてしまうことも。
「みんなの前でやるから緊張する……」と不安になってしまったときは、「卒検は検定官と1対1でやるものだ」という意識を持つようにしてみてください。
実際のところ、卒検では周りの人が検定中の人に声をかけることは、固く禁じられています。
(卒検中の人に声をかけたと見なされると、声をかけた人も卒検を受ける資格を失いますし、かけられた側の人も失格になってしまいます)
ですので、周囲の人から声をかけられることは、ほとんどないと思っていいでしょう。
「でも、ため息とかが聞こえてきたら……」と不安になる方もいるかもしれませんが、卒検の試験場は広いので、よほど大きな声でなければ聞こえることはありません。
卒検のときは、周りの人にどう思われているかよりも、検定官にどう見られているかの方がずっと重要です。
検定官の方は、きちんと安全に法規運転ができているかを重視しているので、しっかり左右確認をするなどして、ルールを守る気持ちがある姿を見せた方が良いでしょう。
乗車のときの手順を守る、左右確認をする、ウインカーを適切なタイミングで点滅させるなど、検定官の方が「合格!」と言いたくなるような態度を取ることに集中すると、いつの間にか周りの目も気にならなくなっていきますよ。
受かる気がしなくなる理由③:試験と聞くと不安になるから
「試験と聞くと、なんとなく不安になる……」というのも、卒検に受かる気がしなくなってしまう原因の一つです。
教習中とやることは変わらないと分かっていても、「試験」と聞いただけで、気が滅入ってしまうのは「卒検前あるある」かもしれませんね。
そんなときは、少し物の見方を変えてみることをオススメします。
卒検は試験ではありますが、教習2段階のみきわめが良好でなければ受けさせてもらえません。
(良好でない場合は、補習を受けることになると思います)
つまり、「卒検を受けることになる」ということは、教官が「この人は卒検を受けさせても受かりそうだ」と判断したということになります。
そう考えると、「自分には卒検に受かるだけの実力があるんだ!」と思えるようになってきませんか?
受かるだけの実力があるなら、試験も怖くありません。
「試験と聞いただけでなんとなく不安を感じてしまう」という方は、考え方を少し変えてみてくださいね。
まとめ
今回の記事では、卒検に受かる気がしないときの対処法について解説させていただきましたが、いかがでしょうか?
卒検を受けられるということは、既に教官から「この人は卒検を受けさせても大丈夫だ」と思われているということです。
この記事で紹介した方法で気持ちを鎮めて、落ち着いた態度で卒検に臨めば、きっと受かりますよ。
最後に皆さんの努力が実ることを、影ながら応援させていただきます。
ここまで頑張ってきたのだから、きっと大丈夫です。
必要以上に気を張らず、リラックスした態度で卒検に挑みましょう!