バイクの盗難対策はやりすぎでもOK?やればやるほどいいの?
なかなか減らないバイクの盗難事件。
皆さんは愛車にどのような防犯対策を施していますか?
時々「バイクにそこまで気を遣うのも大変だ」「リスクに対してこれほどの対策を取るのはやりすぎではないか」と思ってしまう気持ちは分かりますが、その油断こそが危険です。
そこで今回は、バイクの盗難対策がやりすぎでもOKな理由と、どのような対策を取ればいいのかを解説します。
愛車を盗まれたくない方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
目次
バイクの盗難対策がやりすぎでもOKな理由
ここでは、バイクの盗難対策がやりすぎでもOKな理由を紹介します。
バイクは簡単に盗まれてしまう
バイクの盗難は、素人であれば多少の時間はかかるものの、プロの窃盗団に狙われると簡単に盗まれてしまいます。
大切にしている愛車があっさり盗まれてしまったときのショックは計り知れません。
バイクの盗難件数は毎年1万台前後
バイクの盗難件数は毎年1万台前後で推移しています。
バイクは車と比べて簡単に盗むことができ、車よりも小さいため隠し場所にも困りません。
一度盗難されたバイクは分解されて部品として売られてしまうことが多く、見つかりにくかったり、見つかっても完全な状態ではないケースが多いです。
絶版車や人気のバイクは注意
国産の絶版車や人気のバイクは海外でプレミア価格で取引されていることが多く、窃盗団に狙われやすい傾向があります。
盗難対策をしていてもあの手この手で盗難されてしまったり、盗難未遂に何度も遭遇する例も少なくありません。
このようにバイクは盗みやすく隠し通しやすいため、窃盗団に狙われやすい状況にあります。
盗難件数も1万台前後と多く、決して油断はできません。
だからこそ、盗難対策は必須であり、やり過ぎるくらいでちょうどいいのではないでしょうか。
バイクの盗難対策①:複数ロックをかける
ここでは、バイクの盗難対策として複数ロックをかける方法について紹介します。
複数のロックで時間をかけさせる
バイクのロックにはさまざまな種類がありますが、それらを複数取り付けることで、盗難されるまでの時間を長引かせることができます。
窃盗犯はロック付きのバイクを面倒に感じるかもしれませんが、それでも破壊される可能性は残ります。
しかし、前後ホイールなど複数の箇所にロックを施しておけば、破壊に時間がかかるため手間がかかりそうだと認識され、盗難対策として効果的です。
ディスクロックやアラームディスクロック
ディスクロックはブレーキディスクに固定するタイプのロックです。
ブレーキディスクには穴が開いており、その穴にディスクロックを固定します。
アラーム式の場合は、ロックを外そうとした際に警報が鳴る仕組みです。
ディスクロックはコンパクトなものが多いため、持ち主が付けていることを忘れて走り出してしまい、車体に挟まって部品が壊れてしまうケースがよくあります。
外し忘れを防ぐためには、ロックから伸びるハーネスをハンドル付近につけておくことをオススメします。
U字ロックやワイヤーロック
U字ロックやワイヤーロックはバイクのホイールに通してロックするタイプです。
ホイールに通したうえで周囲にある柱などと一緒にロックする「地球ロック」という方法が有効になります。
ホイールだけでなく、建物の柱やポールなども巻き込んでロックをかけることで、窃盗団に手間をかけさせることができます。
また、前後ホイール両方にロックをかければ、さらに時間をかけさせられます。
ロックの種類によっては長さに余裕があるものもあるため、前後ホイールを連結するのも有効です。
バイクの盗難対策②:バイクカバーをかける
ここでは、バイクカバーをかける盗難対策について紹介します。
大切なバイクを保護・隠す
バイクカバーは、バイクを保護し傷や雨風から守るためのものですが、防犯対策としても有効です。
バイクを覆ってしまうことで外からの視線を遮り、下見をされにくくする効果があります。
高級車や人気バイクは、むき出しで駐輪していると目をつけられやすいため、バイクカバーをかけることをオススメします。
ワイヤーロックと兼用で使う
バイクカバーの前後には、穴があけられている場合があります。
この穴にワイヤーロックを通すことで、バイクカバーと同時にホイールを固定できます。
さらに、バイクカバーの上からワイヤーロックを通すことでめくられにくくなり、窃盗団が確認するのに時間がかかって面倒になるため、防犯対策として有効です。
バイクカバーの色
バイクカバーの色は一般的にはシルバーのものが多く、バイクカバーをかけたときに目立ってしまいます。
そこで、ブラックのバイクカバーにすると、夜間の風景に溶け込みやすいため、バイクの存在を隠すことが可能です。
持ち主もバイクカバーの中の状態に気づきにくい
バイクカバーをかけることで大切な愛車を隠して守ることができますが、欠点もあります。
バイクカバーをかけていると中のバイクがどうなっているか分からないため、いたずらをされても気づきにくい場合があります。
また、バイクカバーをしていることで新車や高級車が中に隠されていると思われ、逆に狙われてしまうことがあります。
バイクの盗難対策③:バイクの置き場を考える
ここでは、バイクの置き場を考えることについて紹介します。
幹線道路や交通量が多い場所
幹線道路沿いや交通量が多いところでは、周囲から目立つ場所にバイクを置くことをオススメします。
一見バイクが目立ってしまい、盗まれやすい印象を受けるかもしれません。
しかし、人目に付いているほうが窃盗団がバイクを盗むのに時間をかけられず、手を出しにくいため、盗難対策としてはぴったりの場所です。
交通量や人通りの少ない場所
交通量や人通りの少ない道路や住宅街でバイクを駐車する場合は注意が必要です。
このような場所で人目につく場所にバイクを駐輪すると、犯行に及ばれやすくなります。
また、このような場所では夜間の人通りがなくなるときだけでなく、明るい昼間でも堂々と盗難される危険があります。
したがって、交通量や人通りが少ない場所ではバイクを奥の方に置き、バイクの存在をできるだけ隠すことが重要です。
アンカー付きの駐輪場に駐車する
駐輪場にアンカーを付けることで、バイクを地球ロックできます。
アンカーがあれば、駐輪場の柱から離れた場所でもバイクを駐車できるため、使い勝手が良いでしょう。
ガレージにバイクを入れる
バイクの盗難対策の中でも有効な手段は、ガレージの中にバイクを入れることです。
ガレージは雨風からバイクを守りつつ、シャッター付きで鍵をかけて保管できるので、防犯対策をしっかり行えます。
また、中に保管しているときはバイクカバーをかける機会が減り、小さな擦り傷が付きにくい点もメリットです。
弊社では、高セキュリティ物件やバイクガレージ物件を取り扱っています。
気になる方は、下記の特集ページもぜひご覧ください。
特集ページ①:高セキュリティ物件
特集ページ②:ガレージ物件
バイクの盗難対策④:SNSでの投稿に気を付ける
ここでは、SNSでの投稿に気を付ける点について紹介します。
ナンバーは隠す
SNSにバイクの画像を投稿するときはナンバーを隠しましょう。
バイクのナンバーから居住している都道府県や、原付の場合は管轄の市役所が分かるため、ある程度バイクの所在地を特定されやすくなります。
ナンバーのみで置き場所までは特定されない場合もありますが、不要なリスクは避けましょう。
場所が分かる投稿は日にちを空ける
ツーリングをした画像など、場所が分かる投稿は避けるか日にちを空けて投稿したほうがいいでしょう。
当日にバイクで訪れた場所を投稿すると、その情報をもとにバイクを駐輪した時を狙って盗難される可能性が高まります。
ツーリング中ではなく、終わった後や日にちを空けて投稿するほうが安心です。
自宅付近での写真は投稿しない
バイクの画像を撮影して紹介するような投稿は注意が必要です。
自宅の駐輪場や敷地で撮影した画像を投稿すると、そこから自宅やバイクを保管している住所を特定されるおそれがあります。
バイクの盗難や空き巣はSNSの投稿情報をもとに狙われることも少なくありません。
自宅付近での撮影は避け、住所が分かるような投稿は控えましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
バイクの盗難対策やSNS投稿の注意点について紹介しました。
バイクの盗難事件は後を絶たず、特に絶版車や人気車はプロの窃盗団によって簡単に盗まれてしまう例もあります。
このようなバイクの盗難は他人事ではなく、いつか自分のバイクにも降りかかってくる可能性が高いです。
今回紹介した盗難対策やSNS投稿時の注意点を理解し、盗難されにくく狙われにくい対策を実行して、自慢の愛車を魔の手から死守しましょう。