バイクのナンバープレートの取り付けに必要な道具
バイクのナンバープレートの取り付けに必要な道具は、それほど多くはありません。
ドライバー、メガネレンチやスパナ、モンキーレンチなどです。
取り付け用のネジやナットは、陸運局や市役所でナンバープレートを受け取る際に一緒に支給されるので、別途購入する必要はありません。
車種によっては特殊な取り付け方法もありますが、大抵のバイクは上記の基本工具で十分対応できます。
作業前に愛車の取り付け部分を確認し、必要に応じて適切なサイズの工具を準備しておきましょう。
目次
バイクのナンバープレートの付け方
ナンバープレートの取り付け方①:ナンバーの取り付け個所を確認
ナンバープレートを取り付ける前に実際に取り付ける箇所を確認しましょう。
バイクのナンバープレートは車とは違い、前には取り付けずにリヤフェンダーにのみ取り付けます。
取り付け位置には、位置決め用の突起や目印が設けられている場合があります。
これらのガイドに従ってナンバープレートを正しい位置にセットしてください。
ナンバープレートの取り付け方②:穴を合わせてボルトを入れる
まず、ナンバーの穴とリヤフェンダーに空いている穴を合わせます。穴を合わせたらボルトを2本とも入れていきましょう。
この作業時はナンバーを片方の手で押さえながら、もう片方の手でボルトを入れていきます。
ナンバープレートの取り付け方③:裏側からナットで固定する
ボルトを通したら裏側からナットで固定して締めこんでいきましょう。
フェンダーレスキットやドライブレコーダーのカメラステーなどを同時に取り付ける場合は要注意です。
陸運局や役場で支給されるボルトナットでは長さが不足する可能性があるためです。
取り付け前にボルトがしっかりと長さを確保できているのか確認してから締めこんでいきましょう。
ナンバープレートの取り付け方④:工具で締め付けて緩みがないか確認する
ナットである程度固定できたら、工具を使った本締めに入ります。
表側はドライバー、裏側はメガネレンチやスパナを使って確実に締め付けてください。
締め付け完了の目安は、ナンバープレートを手で動かしても全く動かない状態です。
ただし、過度な締め付けはナンバープレートの変形を招くので注意が必要です。
ナンバープレートの取り付けがうまくいかないときの対処法
ナンバープレートがうまく取り付けられない場合があります。
まずは穴位置のズレを疑いましょう。
穴が合わない場合は、フェンダーやナンバーステーの変形が原因かもしれません。
軽度なズレであれば、慎重に曲げ直して修正できます。
また、ネジが固く回りにくいときにはネジの種類に間違いがないかどうか確認してから、CRCなどの潤滑剤を使用して締めこんでいきましょう。
バイクのナンバープレートの外し方
ナンバープレートの取り外しに必要な工具
ナンバープレートの取り付けに使うものと同じで、ドライバー、メガネレンチ、スパナを用意しましょう。
また、ナンバープレートのネジがサビで固着してしまっている場合に備えて、CRCなどの潤滑スプレーも用意することを推奨します。
ナンバープレートの取り外し方①:安定した場所にバイクを停める
ナンバープレートを外すときには工具で緩める必要があるので、バイク全体に力が働き、バイクが動いてしまう可能性もあります。
坂道や砂利など足元が不安定なところは避け、水平で安定した場所にサイドスタンド、センタースタンドでしっかりと固定されているか確認しましょう。
ナンバープレートの取り外し方②:工具で緩めていく
表にはドライバーを使って固定して裏側のナットを緩めていきましょう。
裏側のナットが緩めにくい場合には表のドライバー側を合わすようにしましょう。
緩める向きはネジに対して反時計回りです。
ナンバープレートの取り外し方③:ボルトを抜いてナンバープレートを取り外す
ボルトが緩んでくると、ナンバープレートにガタつきが生じます。
プレートが落下しないよう片手でしっかりと支えながら、ボルトを完全に抜き取ってナンバープレートを取り外しましょう。
ナンバープレートの取り外しがうまくいかないときの対処法
ナンバープレートのボルトが固くて外れないことがあるかもしれません。その場合、長年固定していたナンバーのボルトはサビで固着している可能性があります。
サビによる固着が原因の場合は、CRCなどの潤滑スプレーを活用しましょう。
ボルトの頭部、裏側のナット、隙間部分に十分に噴射し、数分間浸透させてから再度緩め作業にチャレンジしてください。
作業時に注意すべきポイントがいくつかあります。
まず、無理に力を加えるとボルトが折れる危険があることを覚えておいてください。
また、工具のサイズが合わないとネジの頭がなめてしまい、取り外しが困難になります。
そのため、作業前には必ず工具サイズを確認することが重要です。
これらの注意点を守ることで、安全かつ確実にナンバープレートを取り外すことができるでしょう。
ナンバープレートを外すときの注意点
ここでは、ナンバープレートを外すときの注意点を紹介します。
曲げや加工は禁止
ナンバープレートの故意な変形や加工は法律で禁止されています。
バイクのナンバープレートは目立ちやすい位置にあるため、これを隠そうと曲げたり削ったりする行為は違法とみなされます。
ちょっとした改造のつもりでも、法的な処罰の対象となる可能性があるので絶対に避けましょう。
廃車にしたバイクのナンバーは返納する
廃車や名義変更などで外したナンバープレートは返納しなければなりません。
車やバイクであれば、所定の場所に規定サイズの穴を開けてもらうことで記念品として受け取れますが、再取り付けは不可というような案内も一緒にされます。
ただし、原付バイクは持ち帰り不可なので、認識しておきましょう。
外した状態で公道を走らない
車と違ってバイクは後ろにしかナンバーが付いておらず、簡単に取り外しがしやすくなっています。
整備やカスタム作業で一時的に外すこともあるでしょう。
しかし、どのような理由であっても、ナンバープレートを外した状態での公道走行は違法行為です。
取り締まりの対象となり、重い処罰を受ける可能性があります。
作業後は必ずナンバープレートを取り付けてから走行するよう徹底してください。
ナンバープレートの交換で盗難防止ができる?
バイクのナンバープレートは自分でも取り外しが簡単にできるという利点がある反面、盗難されるリスクもあります。
そんな盗難、防犯対策に盗難防止ボルトというものがあります。
ここでは、盗難防止ボルトを紹介します。
ネジの頭が特殊形状のボルト
ネジの頭を特殊なものに交換するだけで盗難やいたずらのリスクを減らすことが可能です。
専用工具がセットで付属しているので、正規の所有者だけが取り外し可能という仕組みです。
これだけで盗難やいたずらのリスクを大幅に軽減できます。
ハリケーンM6盗難防止ボルトセット
M6盗難防止ボルトセットには豊富な長さのラインナップが用意されているため、フェンダーレスキットやカメラステーなど、ナンバープレートと同時に取り付ける部品が多い場合でも対応できます。
ネジの頭は一見するとトルクスのように見えますが、よく観察すると独特な特殊形状になっています。
この微妙な違いが高い防犯効果を生み出しているのです。
- 商品名:ハリケーン M6盗難防止ボルトセット
- 特徴:工具を使って取り付け、取外しが可能
- 種類:15mm、20mm、25mm,、30mm、40mm、50mm
- 価格:税込990円~1,100円
- 公式ホームページ:サイトはこちら
JCCロック バイク用 R-C0015
JCCロックの盗難ボルトの取り付けは個人でも可能ですが、一度装着すると特殊な処理によってボルト頭が埋め込まれる仕組みになっています。
そのため、一般的な工具では絶対に取り外すことができません。
取り外し方法は一般ユーザーには公開されておらず、取り外しが必要な際は販売店または整備工場での作業が必須です。
この徹底したセキュリティシステムにより、非常に高い盗難防止効果を実現しています。
- 商品名:JCCロックバイク用 R-C0015
- 特徴:警察車両や公用車にも採用、取り付けはできるが取外しは業者へ依頼
- 価格:全国のカー用品店、バイク用品店に問い合わせる必要あり。
- 公式ホームページ:サイトはこちら
自分で付け外しが難しい・面倒な方へ
ここでは、ナンバープレートの取り外しが難しい、面倒な方向けにオススメの業者を紹介します。
バイク処分.com
バイク処分.comは日本全国対応のバイク処分・回収業者で、どんな状態のバイクでも引き取ってくれる頼もしいサービスです。
不動車、鍵紛失、書類不備といった問題があるバイクでも対応可能な点が大きな魅力です。
ナンバープレートの返納代行も標準サービスに含まれているため、面倒な手続きを一切気にする必要がありません。
ホームページからの申し込みやLINE相談にも対応しており、初回利用でもスムーズに手続きを進められます。
- 公式ホームページ:サイトはこちら
モトメガネバイク買取
モトメガネバイク買取では、他と比べて個人情報を最大2社にしか情報開示をしないため、バイクを高く売却したい人や無駄な営業電話を受けたくない人、安心してバイクを売却したい人にオススメです。
高価買取を目指しつつ、安心して取引したい方に最適です。
売却後の書類手続きやナンバープレート返納も完全代行してくれるため、手間いらずでバイクを手放せます。
- 公式ホームページ:サイトはこちら
バイク買取グーネット
バイク買取のグーネットはオークション形式でバイクを売却することができるサイトです。
バイクの写真をアップロードするだけで出品でき、提示された金額に納得すれば売却成立という手軽さが魅力です。
自宅にいながら出品から売却まで完結し、面倒な書類手続きやナンバープレート返納は事務局が代行します。
忙しい方や手続きが苦手な方にぴったりのサービスだと言えるでしょう。
- 公式ホームページ:サイトはこちら
まとめ
今回はバイクのナンバープレートの着脱の方法や注意点などを紹介しました。
バイクのナンバープレートは車とは違い、後ろ側に1枚のナンバープレートが取り付けられています。
用意した工具で取り付け、取り外しの手順を守れば個人でも簡単に交換することができます。
ナンバープレートの着脱方法、注意点や処分方法などを理解して安心で安全なバイクライフを楽しみましょう。