この記事では、季節ごとの選び方や、シーン別・バイクのタイプ別のおすすめコーチジャケットを紹介していきます。
ぜひ、あなたにぴったりの一着を選ぶヒントにしてみてください。
コーチジャケットとは?
コーチジャケットは、もともとスポーツのコーチが着用していたアウターウェアが起源です。
襟付きのデザインにスナップボタン、そして風を通しにくいナイロン素材が使われているのが基本的な特徴です。
気軽に羽織れる軽快さと適度な防風性を兼ね備えているため、秋から春にかけての体温調整に最適な使い方ができます。
理想のコーチジャケット①:防風性・撥水性
バイクライディングでは天候の急変に対応できる機能性が重要です。
突然の雨や強風に見舞われても、防風性と撥水性を備えたナイロン素材のコーチジャケットがあれば安心です。
完全防水ではないものの、軽い雨程度なら弾いてくれるため、ツーリング先での予期しない天候変化にも対応できます。
理想のコーチジャケット②:スナップボタン・裾ドローコード
コーチジャケットはスナップボタンで留まっています。バイク乗車時の実用性を考えると、スナップボタンの利便性は見逃せません。グローブを着用したままでも簡単に開閉でき、休憩時の着脱がスムーズに行えるからです。
また、裾にドローコードがついているコーチジャケットなら、バイク運転中に風の影響でバタつくことがないので快適に乗ることができます。
理想のコーチジャケット③:インナープロテクターやポケット付きで安全
バイク用として使用するなら、安全性も重要な要素です。インナープロテクターを装着できるポケットが内蔵されているコーチジャケットを選べば、ファッション性と安全性を両立できます。
別途購入したプロテクターを自分の好みのジャケットに装着することで、スタイルを妥協することなく安全装備を充実させられます。
理想のコーチジャケット④:反射材が装備されている
視認性を確保するのは、事故防止の観点から非常に重要です。反射材が装備されたコーチジャケットであれば、他の車両からライダーの存在を認識してもらいやすくなります。
特に夕暮れ時や夜間、悪天候、早朝のライディングでは、ライダーの存在が見えにくくなるため、反射材の有無が安全性を大きく左右します。
コーチジャケットがバイク乗りにウケている理由
ここでは、なぜコーチジャケットがバイクライダーの間で人気を集めているのかという理由を紹介します。
バイク乗りにウケている理由①:風を通しにくい
バイク専用コーチジャケットの多くは、優れた防風性能を備えています。ライディング中は全身に走行風を受け続けるため、体温が奪われやすいです。
防風性の高いコーチジャケットなら、この走行風をしっかりとブロックし、体温低下を防いでくれます。
バイク乗りにウケている理由②:プロテクターが内蔵されているものもある
バイク用に作られているコーチジャケットにはプロテクターのポケットがあったり、プロテクターが装備されたりしているものが多いです。
肩、肘、背中部分に薄型プロテクターが内蔵されているモデルなら、カジュアルな見た目を保ちながら安全装備を身に着けられます。
プロテクター用ポケットが設けられているモデルでは、より高性能な別売りプロテクターに交換することも可能です。
ポケットサイズによって対応するプロテクターは限られますが、安全性をさらに向上させることができます。
バイク乗りにウケている理由③:軽量で持ち運びができる
従来のバイク専用ジャケットは重量があり、厚みもあるため携帯性に難がありました。
一方、コーチジャケットは軽量でコンパクトに折りたためるため、バッグやシート下スペースに簡単に収納できます。
気温の変化に応じて気軽に着脱でき、必要な時にサッと取り出して使える利便性は、バイクライダーにとって非常に魅力的だと言えるでしょう。
バイク乗りにウケている理由④:街中に溶け込むデザイン
コーチジャケットの最大の魅力の一つは、そのファッション性です。
バイク用モデルでも豊富なカラーバリエーションやデザインが用意されており、街着としても違和感なく着用できます。
目的地に到着後、観光や街歩きを楽しむ際も周囲に馴染むスタイルを保てるため、ライディングウェアとしてだけではなく、普段着としても活用できる汎用性の高さが評価されています。
季節別おすすめバイカーコーチジャケットの特徴
ここでは、季節別にオススメのコーチジャケットの特徴を紹介します。
夏:最薄手、裏メッシュがオススメ
夏場のライディングは、バイクシーズンの中でも過酷な環境となります。直射日光やアスファルトからの反射熱、さらに走行による風の影響で体力の消耗が激しくなるため、ジャケット選びが重要です。
夏用コーチジャケットには、薄手の生地かつ裏地がメッシュ仕様のモデルが最適です。ベンチレーション機能があれば、さらに快適性が向上します。
また、裏地のメッシュ構造により熱がこもりにくく、体温上昇を抑制できるという利点もあります。
夏には「暑いから半袖で」と考えがちですが、直射日光から肌を守ることで疲労軽減に繋がります。特に高速道路での連続した走行風から身体を保護し、快適なツーリングを実現できるでしょう。
冬:厚手のもの、少し大きめのサイズがオススメ
冬場のライディングでは、走行風により体感温度が大幅に下がります。そのため、厚手のジャケットをオススメします。
特に、裏地にボアやフリース素材を使用したモデルなら、優れた保温性を発揮します。
また、寒暖差に合わせてインナーを追加して防寒対策ができるようにサイズにゆとりをもったジャケットを着用しましょう。冬でも気温によってインナーを増減して調整できるようにすると、ツーリング前の服装選びで迷う時間が減りますよ。
また、バイク用ジャケットの下にコーチジャケットをインナーとして着ることでも防寒対策ができることも覚えておきましょう。
春・秋:薄手~中薄手のジャケットがオススメ
春と秋は朝晩の冷え込みと日中の暖かさという寒暖差が特徴的な季節です。そのため、この時期には薄手から中薄手程度のジャケットが適しています。
突然の雨や風に対応できるように撥水・防水性能や防風効果といった機能があるものがオススメです。
また、突風が起こりやすい季節でもあるのでドローコードなどで裾をしばり、走行中のバタつきを抑えて体力の消耗を防ぎましょう。
シーン別おすすめバイカーコーチジャケットの特徴
ここでは、シーン別にオススメのバイカーコーチジャケットの特徴を紹介します。
通勤・街乗り
通勤や街乗りでは、職場や街中でも浮かないシンプルなデザインが理想的です。
無地またはワンポイント程度の控えめなジャケットを選ぶことで、バイクを降りた後も自然に街に馴染みます。
具体的には、ビジネスカジュアルスタイルの黒系統のジャケットのようなものが最適でしょう。
また、通勤時の突然の雨に備えて、撥水性能を持つモデルを選んでおくと安心です。
ナイトツーリング
夜間のライディングでは視認性という観点が最重要です。背中や裾部分に反射材(リフレクター)が装備されたジャケットを選びましょう。
バイクのテールランプやヘッドライトは点灯していても、四輪ドライバーからライダーの存在が認識しにくい場合があります。
特に、後続車両からの視認性向上のため、しっかりとした反射材が複数箇所に配置されたモデルが安全です。
ロングツーリング
ロングツーリングに行くなら、軽量で持ち運びがしやすいジャケットがオススメです。軽量でコンパクトに収納できるジャケットなら、道中で荷物が増えても負担になりません。
脱いだ時にもサッと収納でき、必要な時にすぐ取り出せるという利便性は、長旅において大きなメリットです。
高速道路での長時間走行も想定し、裾のドローコードでバタつきを抑制できるモデルを選びましょう。
雨が降る予定があるとき
雨天時の対策として、高い撥水性を持つジャケットがオススメです。
また、レインコートとの重ね着を想定し、通常よりもワンサイズ大きめを選ぶと着脱がスムーズになります。
イベントに参加
バイクイベントや、団体でのツーリングに参加するときには、柄が入ったバイク感があるジャケットがオススメです。
バイク好きが集まる場では、自分の個性やセンスをアピールできるアイテムを身に着けることで、より親しみやすい印象を与えられるでしょう。
バイク別おすすめバイカーコーチジャケットの特徴
ここでは、バイクのスタイル毎にマッチするオススメバイクコーチジャケットの特徴を紹介します。
アメリカン・クルーザー
アメリカンやクルーザータイプには、重厚感のあるデザインが理想的です。
無地のブラックまたは背面に大きなプリントやロゴが入ったモデルが、バイクの持つどっしりとした存在感とマッチします。
厚手の生地やボアライニングを使用したジャケットなら、バイクの重厚さに負けない存在感を演出できます。
アメカジスタイルとの相性も抜群なので、デニムやレザーブーツと組み合わせることで統一感のあるコーディネートもオススメです。
ネイキッド
ネイキッドバイクには、シンプルで洗練されたデザインが適しています。
無地の黒や紺などダークトーンのジャケットを選び、ロゴは控えめなサイズにとどめることでスタイリッシュな印象を保てます。
また、ネイキッドバイクでは比較的高いスピード域での走行も想定されるため、安全性を考慮してインナープロテクター対応モデルを選択することをオススメします。
オフロード・スクランブラー
オフロードや、スクランブラータイプのライダーにはアウトドア系のジャケットがオススメです。
舗装路以外での走行も想定されるので、撥水能力は高いものが良いでしょう。
リップストップ調やコットン生地のジャケットであれば、アウトドア系統のスタイルを演出できます。
スポーツ
スーパースポーツやセパレートハンドルなどのスポーツタイプのバイクでは、上述したネイキッドよりも、さらに細身のシルエットのジャケットがオススメです。
丈が短いデザインのジャケットを選ぶと、前かがみのスタイルとマッチします。
また、スピードが出るバイクなので、裾や袖はドローコードで抑えることができるジャケットにしましょう。
スクーター
スクーターでは実用性があるものがオススメです。具体的には、撥水性、携帯性、視認性(反射材装備)の三要素を備えたジャケットが理想的です。
スクーターのシート下収納スペースを活用できるよう、コンパクトに折りたためるモデルを選びましょう。
脱いだ時にサッと収納でき、必要な時にすぐ取り出せる利便性を備えているかという観点で見極めるといいと思います。
まとめ
今回は、バイク乗りにオススメなコーチジャケットを季節やタイプごとに紹介しました。
コーチジャケットは軽くて羽織りやすいのでバイク乗りにも重宝されます。防水、撥水、反射、プロテクターが装備されているコーチジャケットは頼れる相棒です。
コーチジャケットの各オススメを参考にして、自分にピッタリなコーチジャケットを購入しましょう。