東京都港区芝浦

港区芝浦は江戸時代には江戸湾、つまり東京湾で収穫された魚で発展してきた漁業の街です。付近には浅瀬が広がり、その豊かな海の恵みが、この芝浦から江戸市中にもたらされていました。芝浦でとれた魚は「芝肴」（しばざかな）と呼ばれ、将軍への献上品にもなっていたようです。さらに遡った戦国の時代においても、海の要衝として水軍基地という役割も果たしていました。

さらに港区芝浦は平成初期のバブル時代と呼ばれた頃、大きなディスコやライブハウスがつくられた場所でした。「ウォーターフロント」として流行の最先端を行く地域。週末になると、流行のファッションに身を包んだ数多くの若者たちが芝浦へと集まり、今とは全く違う様相を呈していた場所です。
現在の港区芝浦は、工場や企業、大小の倉庫が立ち並ぶ商業・工業が中心の街です。道路も多く通っているため、付近には月極駐車場も少なくありません。最近では、工場や大規模倉庫の跡地などで大がかりな再開発が行われ、タワーマンションが次々と建設されています。それに伴う人口の増加は、目をみはるものがあるでしょう。月極駐車場のニーズも、ビジネスのみならず住民を含めて道路の整備と共に高まっています。