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さてみなさんお待ちかね教習所物語第2話です。
教習所に入所して、はや1月、なんとまだ教習を受けられずにいます。
なぜかって?適性検査を終えないことには教習は始まらないのです。
つまりバイクに乗れないのです。
「何とかこの適正検査を突破しなければ。」、「『適正なし』と判断されたらどうしよう。」そんなことでかれこれ1ヶ月。
そしてついに私は適性検査の門を叩いたのである。
この適正検査とやら、なかなかの強敵だ。
『この絵が何に見えるか』や『Aをたくさん書け』とか
絵は何にも見えないし、Aの書きすぎで手首が取れそうだ。
そして各問題ごとにある制限時間。
全てをやり遂げることはできないのである。
「あ・・・半分も出来てない」
適性検査という難敵は、こうして私のHPを根こそぎ奪い取ってゆく。
知力と体力を使い果たし、「もうダメだ・・・」その時、終了のゴング(チャイム)が鳴った。
「今日のところは引き分けだな」
そして戦いを終えた私はリング(教室)を後にし、晴れ渡る空に向かってこう言った。
「また来るぜ」
いよいよ次回、盛山はバイクに乗るのか否か。