二輪教習所

前回の記事:【教習日記】大型二輪免許取得までの道のり~教習所2日目~

教習3日目、疲れはあるものの、克服しなければならない課題も出てきて、教習に向かう気持ちもより強くなってきた感じです。
教習2日目、一本橋、クランク、スラロームといったバランス課題に入り、すでにバイクに乗っているとはいっても、大型二輪ってこんなに違うのかと驚かされました。
バイクの重量が変わるとバランスってこんなにも取れなくなるんだと実感。
不合格課題に向かっていかなくちゃなと、自分なりに大型二輪免許取得のポイントをつかめそうな感じです。

今回、教習3日目はバランス項目の特訓と、波状路の克服に挑みました。
バランス項目では教官から、まあじっくり向き合っていけば走りきることができるよと励ましをいただいたこともあり、よっしゃとやる気になり、なんとかコツをつかんだ気がします。

しかし波状路、悪路走行ではまた大型二輪の重さとバランスのとりにくさに悪戦苦闘。
凸凹の悪路に体も腕もギシギシの筋肉痛になりつつ、こちらもまたどう走ればいいかポイントが見えてきて、さらにやる気が出てきました。

この感覚が体に染みついているうちに、サクサクと教習を受けたいのですが、まだ学生さんも多いので早め早めを心がけて予約をとらなくてはと思っています。
教習所予約

教習3日目~バランス項目の特訓~

教習所では技能教習を行う際、予約を取る必要がありますが、今まで意外とすんなり予約が取れていたのかなと思います。
この時期教習所は主に学生さん、特に大学生が多く、大学の授業が少なくなる時期が教習所の繁忙期です。
教習を受けにくると実際、多くの学生さんがいましたし、その時は何も考えずバイク好きなやつが多いのはいいことだくらいに思っていたのですが、予約が取れないんだよねーなんて話をしている人がいてハッとしたのです。
例年、3月は大学生と共に高校生も教習に来るため繁忙期となりますが、昨年の4月、5月は教習所が閉鎖されたこともあり、その影響が今年度にも影響しており予約が取りにくい状況となっていました。
これはどんどん予約を入れておかないと、大型自動二輪の免許を取得するまでにかなりの時間がかかるぞ・・・と思い始めたのです。
しかし技能教習の予約は前日までならキャンセルができるため、一応2コマ入れておいたことが功を奏し、2コマ連続で技能講習が取れたのでラッキーでした!

2コマ連続だったので1コマ目は前回あまりうまくできなかったバランス項目を練習です。
バランス項目の中でも特に自分が苦手なスラロームの特訓をしようと、今回技能教習にあたってくれる教官に自分の苦手部分を説明。
クランクとS字走行にタイムが無かったので何とかクリアできたものの、大型自動二輪の免許では1本橋は10秒以上、スラロームは7秒内とタイムルールがあり、これが何とも難しかったのです。
さくっと進めば3限でクリアできるはずのスラロームが7秒切れた回数が少ないため不合格。
やはり最初から苦手意識をもってしまったのも影響したのかなと考えながら、2日目の状況を詳しく説明したのです。
教官曰く、そんなに力を入れず無理なく行えば走りきることができますよと優しく諭してくれました。
教官によってそれぞれ指導法とか攻略法が違うので、優しい教官の言葉を胸に、焦らずじっくり苦手克服練習ができそうです。
とにかく繰り返し練習しようと、時間一杯までスラロームを練習。
自分の感覚ですが、最初の曲がり方がしっかりできればその後も結構スムーズにいくのでは?という感覚がつかめたような気がします。
バッチリ

教習3日目~オートマ体験~

タイムが安定せず、苦手意識をもって挑んだスラロームも無事合格することができ、次の教習はオートマ車の体験でした。
スラロームが上手く行ったのでここはトントンと進みたいところですね。
オートマ車に乗るときのプロテクターは足首だけ追加があり、それをつけて教習に臨みます。
教習中、バランスを崩して足をつきバイクが倒れてしまったときに供えるための足首ガードです。
今回乗車するのはちょっと古びたスカイウェイブ650、教官曰く、一番難しい車両というオートマ車で、全開も思ったのですが、オートマ車の体験はとにかく脅されるのですよ。
内輪差が大きいので小回りがききにくくクランクなどが難しくなって転倒もしやすい上に、200㎏を超える重量のスカイウェイブ650は、教習生にとってリスク高めのバイクです。
教官としては教習生がけがをしないようにという思いを込めて、オートマ車は乗った感じが違うことやイメージ通り運転しにくいことを説明してくれるのですが、かえって体が縮こまってしまうような気もしますね。
しかしこれも克服しないと次に進めないのですから、頑張るしかありません。

ちょっと古びたスカイウェイブ650のセンタースタンドを入れるところは、自分の体重をぐっとこめれば何とかなったのですが、外すときこそが恐怖でした。
少しバランスを崩すだけでちょっと一瞬で車体が向こう側に倒れそうになります。
うわっと思いながらなんとか引っ張って体勢を整え、何とか外せましたが冷や汗ものでした。
センタースタンドを入れるとか外すというところで冷や汗ではこの先が思いやられると思いながら、恐る恐る走行に入ります。
バイクに乗って教習所内でクランク、スラロームなどおっかなびっくり走りましたが、パイロンは倒すしぐらつくし、ここでも冷や汗全開。
でも最初は重くて大変、転んだらどうしようと思って乗っていましたが、内輪差に慣れてきて大回り気味に走ればいいんだなと感覚がつかめてからは、とても快適なバイクだと思いました。
重量があるので走り始めて安定すると、どっしりと走ってくれる感じがします。
検定コースの一部も予習できたので、オートマ車教習は教官に脅され冷や汗もかきましたが、意外とできた方じゃないか?という感想です。
教官

教習3日目~悪路走行体験~

教習3日目はなんと・・・悪路走行、波状路も体験しました。
路面が凸凹しているので見るからにまともに走れないことはわかりますが、実際走ってみて大型って悪路でこんなにも中型と違うんだと思い知らされた経験です。
こうした道をマニュアル車で走行した場合、エンストするリスクが高くなるため、そのリスクに対応するための教習だと思うのですが、今回はオートマ車での走行なのでエンストはありません。
凸凹にバイクも体もバランスを崩して、中型よりもバランスがとりにくいこと、また走行しにくいことを実感できました。
以前中型免許の検定の際、同時受験で大型を受けていた方が、この悪路走行の課題で不合格となったところを見ていたので、これはしっかり練習しない合格できないぞと思いましたね。

今回はオートマ車での教習でしたが、これから先、マニュアル車で悪路走行の練習もするでしょうから、合格のためのポイントとして覚えておくべき部分です。
勿論マニュアル車とオートマ車の走行テクニックの違いもあるので、マニュアル車で波状路を走る練習も重要ですよ。

バイク教習の項目とコツをおさらい

大型二輪免許の教習は普通自動二輪の教習とほぼ同じですが、大型二輪免許の場合、波状路という教習があります。
既にバイクの運転をする人はわかると思うのですが、ニーグリップが重要で、普段の生活で使わないような筋肉を使うの操作しにくいと感じる部分です。
日々、肉体労働をしている人でもバイクの運転は普段使っていない筋肉を使っていることが多くて、どうしてこんなところが筋肉痛なんだろう?と思ったらバイクだっていうことがよくあります。
中型でもそうですから重量がアップする大型バイクならなおさらですし、大型自動二輪の免許をとるための教習ですから、余計に不自然な力が入って筋肉痛になったりします。
コツとポイントを覚えると次第に慣れてくると思いますが、普段使わない筋肉を使うからこそ大型自動二輪の運転は難しいのです。
次の教習まで気を付けたいポイントをしっかり理解していきましょう。

気を付けたいポイント

今回の教習で得た、自分なりに様々な課題を克服するコツ、ポイントをまとめてみました。

  • 1本道・・・慣れるまで時間を気にしすぎないことがポイント まずはバランスよく乗ることを意識することが大切
  • 坂道発進・・・リアブレーキをがっちりかけて音を怖がらずアクセルを多めに回してギアを繋ぐこと
  • S字・・・今から走る道をしっかり見て確認してから走ること
  • クランク・・・今から走る道をしっかり見て確認してから走ること コーナーは内輪差を考えて外側寄りを走行する
  • スラローム・・・アクセルワークは常に早め 上半身に意識を向けるのではなく下半身をうまく使い重心を移動してバイクを傾けるようにする
  • 波状路・・・体に力が入っていると衝撃をまともに受けてしまうため力をぬき、肘・膝を使い衝撃をうまく吸収する
  • 急制動・・・加速するタイミングをどこにするか自分でポイントを決めておく 目印をつけてもよし

こんな感じですが、こうして気を付けたいポイントを自分なりにまとめてみると、自分が意識していない苦手分野とか、よくないくせなんかも見えてきます。
毎回、教習の後、こうして気を付けたいポイントを書きだしておくと、次回の教習で教官に聞きながら復習することもできますね。
教習までの期間が少しあいたりすると、次回聞こうと思っていたことも忘れていたりするので、大型自動二輪免許をさくっと最短でとりたい人こそ、ポイントの書き出しは大切ではないかと思います。
復習

まとめ

スラロームもなんとか克服し、波状路にもチャレンジし、一通りの教習を体験して教習3日目が終了です。
さて次はいよいよ、これまで教習で受けてきた内容を問題なく吸収できているか、第一段階のテスト「みきわめ」になります!
いよいよですね。
免許取得まで残り8時間、みきわめに1発合格できるか不安ですが頑張ります。

次回の記事:【教習日記】大型二輪免許取得までの道のり~教習所4日目~