フルフェイスでも髪がぺちゃんこにならない方法を検証!【前編】では、ライダーに話題のairhead(エアーヘッド)を検証しました。フルフェイスのヘルメットは、オープンフェイスやジェットタイプより安全性が高いといわれており、後頭部だけでなく顎まで保護できるのでおすすめです。しかし、髪がぺちゃんこになってしまうなど、身だしなみが気になります。
ということで、ここからは後半戦です。ヘアゴム(2種類)、ヘアピン4本、マトメージュ、化粧ミストで、フルフェイスのヘルメットでもどれだけ身だしなみをキープできるのか、さっそく検証してみましょう。
目次
検証その2 結んだ髪を崩さない対策 ヘアゴム
バイクとヘルメットとロングヘアは、見た目にもかっこいい組み合わせではないでしょうか。スタイリッシュなヘルメットからロングヘアがなびいているのは素敵です。ですが、ヘルメットを外したときは、髪がつぶれてしまったり、崩れてしまったりして、なかなか身だしなみが決まりません。
ということで、検証その2は「結んだ髪を崩さない対策」です。検証アイテムは2種類のヘアゴムです。
エントリーNo.2 ヘアゴム(2種類)
女性ライダーだけでなく、男性ライダーでも見かけますが、ロングヘアのライダーはひとつに結んでいることが多いように思います。もしかしたらヘアゴムによって、グリップ力が違うのでは?ということで検証してみることに。できるだけ同条件での検証結果となるよう、ゴムの巻き具合はおおよそ同じになるように気を付けています。
では、検証開始!まずは、一般的なヘアゴムからです。
このように、ヘルメットがかぶりやすいよう、低い位置でまとめました。
これならヘルメットに引っかかりませんね。
そして、ヘルメットを装着して大暴れした後がこちらです。
後頭部が崩れてしまっているだけでなく、ゴムの結び目の位置がさらに低くなり、髪がほどけてしまいそうです。顔回りのおくれ毛は、もうほどけてしまっているかもしれません。これでは、ヘルメットをかぶり直したときに邪魔になりそうです。
では、続いてこちらのゴムです。
温泉でも大活躍のスプリングゴム。結び目のあともつかないので、なにかと重宝するアイテムかと思います。さて、スプリングゴムでの検証結果はいかに……?
一般的なヘアゴムと比較すると、全体的に後頭部の崩れが抑えられているうえ、結び目の位置が低くなることもありません。このくらいであれば、ヘルメットを外したときに、手櫛で整えたり、結び直したりするだけで身だしなみを整えられそうです。ただ髪を結ぶゴムを変えただけなのですが、ここまで違うんですね。
検証結果としては、一般的なヘアゴムではなくスプリングゴムであれば、髪がぺちゃんこになったり崩れたりしないので、身だしなみの対策としては「あり」と判断。では、次のアイテムで検証を続けていきましょう。
検証その3 前髪対策 ヘアピン
ヘルメットでは髪がぺちゃんこになるだけでなく、前髪がつぶれてしまったり、あとがついてしまったりするのが気になりますよね。そこで、ヘルメットをするとき、ヘアピンをすることでどれだけ前髪をキープできるのか検証してみたいと思います。
エントリーNo.3 ヘアピン(2本付け VS 4本付け)
ドラッグストアには複数種類のヘアピンがありましたが、立体的なヘアピンではヘルメットの脱着で取れてしまうのでは?ということでフラットタイプのヘアピンをチョイス。また、このヘアピンの検証では、2本付けた状態と4本付けた状態を比較してみます。
使用したのはこちらのヘアピンです。あとが付きにくいので、普段から活用している女性も多いのではないでしょうか?
使用しているヘアピンは2本です。このように、きっちりと両サイドで固定します。
フルフェイスのヘルメットをかぶり、さっそく大暴れ。
不安が的中……ヘルメットを脱ぐときにヘアピンが1本、外れてしまいましたね。
確かに、ヘアピンで固定していた分け目部分はくっきりしてしまっていますが、ヘルメットによるあとなどはないようです。
前髪のスタイルも、まっすぐにおろしていたり、どちらかに流していたり、センターパートだったりします。まったく同じ結果になるとは言えませんが、崩れるか崩れないかといえば崩れないということがわかりました。
続いて左右2本、合計4本のヘアピンを付けてみます。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、両サイドで2本ずつ前髪とこめかみの髪を固定しています。2本より4本、しっかり固定されるので、これはほとんど崩れないのでは?と期待しながらの検証です。
どうしてこんなことになってしまったのでしょう?前髪だけでなく後頭部が大爆発しています。ヘルメットのあとだけでなく、ヘアピンのあともついているように見えます。4本付けると2本付けたとき以上に崩れてしまうという、驚きの結果になりました。
では、検証結果をまとめてみましょう。ヘアピン2本付けも4本付けも、どちらも「なし」という結果となりました。検証結果から、ヘアピン2本は「あり」ではないのか?と思われたのではないでしょうか。確かに、見た目としてはヘアピンを2本付けたときは「あり」だとは思いました。しかし、2本でも4本でも、実はヘルメットの脱着時に髪の毛が引っ張られて痛かったので、ヘアピンはしないほうがいいという結果となったのです。
フラットなタイプのヘアピンなので大丈夫かとは思いますが、先端の鋭利なヘアピンだと危険もあるかもしれません。ヘアピンで頭皮に傷が付くなんてこともあるかもしれません。やはり、ヘアピンは、身だしなみ以前に付けることをおすすめしません。
検証その4 髪型を崩さない対策 マトメージュ
スタイリングアイテムでしっかり髪をまとめてしまえばいいのでは?ということで、お次の検証はutenaのマトメージュとなります。就活生にも人気のまとめ髪用のスタイリング剤です。あほ毛にもおくれ毛にも使える万能アイテムですが、ヘルメットとの相性はどうでしょうか?
エントリーNo.4 マトメージュ
マトメージュで髪をまとめてからスプリングゴムでひとつに結んで、さっそく検証してみましょう。
まとめ髪用のスタイリング剤なので、ひとつに結んだだけですが綺麗な仕上がりですね。あほ毛もおくれ毛も目立ちません。普段使いもしたくなってしまいます。
では、ヘルメットをかぶって大暴れするとどうなるでしょう?
これは、いい結果が出ました!マトメージュすごいですね。確かに、結び目の位置がずれてはいますが、両サイドからホワホワした毛が飛び出さずに綺麗なまま、まとまっていますね。ヘルメットを外してからこのままの状態で出歩いても恥ずかしくないでしょう。
前編では「髪ぺちゃんこ対策」としてairhead(エアーヘッド)が素晴らしい検証結果となりましたが、今回の後編では「髪が崩れない対策」として、マトメージュがおすすめできるという結果になったといえますね。
検証その5 化粧
最後の検証は、特に女性ライダーにとって気になる「化粧」です。本来であればヘルメット着用時はノーメイクがいいのですが、そういうわけにもいきませんよね?長距離ツーリングでは、コンビニで買い物したり、道の駅に立ち寄ったり、レストランで食事をしたりするはずです。やはり、ちゃんとメイクはしておきたいところ。
では、フルフェイスのヘルメットをかぶったとき、どうすれば化粧崩れを防げるのでしょうか?最後の検証は化粧ミストです。
エントリーNo.5 化粧ミスト
エントリーNo.5 化粧ミストは、化粧が落ちないと話題のアイテムです。もちろん、ヘルメットをかぶることは想定してない商品ではありますが、使っていないのと使っているのとでは、やはり違いがあるかもしれません。
さて、検証方法はこちら。まずは、手でこする。そして、化粧落としシートで3回拭くというものです。
①手でこする
スプレーなしの場合
スプレーありの場合
メイクをしただけの状態でも、メイクをした後にスプレーをした状態でも、あまり変わりませんね。手で擦るだけでは、わかりやすいほどの化粧崩れにはならないようです。最近のメイクアイテムが優秀だということでしょうか?
では、気を取り直して、化粧落としで検証してみましょう。
②化粧落としシートで3回拭く
スプレーなしの場合
スプレーありの場合
スプレーをしていない状態で化粧落としシートで3回拭いたのに対して、スプレーをした状態で化粧落としシートで3回拭いたほうが、メイクが落ちているというより、ほとんど取れてしまっていることがわかるかと思います。
フルフェイスのヘルメットでは、どうしても額のクッションや頬のパットがこすれて、ファンデーションが落ちてしまいがちです。ヘルメット装着時にメイクをするのであれば、メイクをしてから化粧ミストをスプレーするのがいいかもしれません。ヘルメットの内側のクッションやパットにもファンデーションやチークがつきにくいのもうれしいですね。
検証結果としては、ヘルメットのメイク崩れの対策として化粧ミストはおすすめでいるといえるでしょう。
まとめ
フルフェイスのヘルメットをしていても、できる限り、ヘルメット装着前の身だしなみを維持できるのか、そのための対策について、今回は前編・後編にわたって検証を行いました。では、前編・後編を通して、最強のアイテムの組み合わせを発表。
今回検証した最強の組み合わせは「airhead(エアーヘッド)+マトメージュ+スプリングゴム」という結果になりました。メイクをするのであれば、化粧ミストをするのもおすすめです。
前編で検証したairhead(エアーヘッド)は3000円台で購入できるので、検討してみてください。何度も使用できるので、衛生面も安心で経済的な面で考えても負担が少ないです。
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