車を所有するには駐車スペースが不可欠ですが、自宅にそのスペースがない場合は、近くで駐車場を探さなければいけません。駐車場の契約には大きく分けて「月極」と「時間貸し」の2種類がありますが、お得に借りるにはどちらを選択すれば良いのでしょうか?
また、バイク乗りの皆さんの中には、愛車を停める場所について悩んだ経験があるという方も多いはず。「バイク専用駐車場」が用意されていればベストですが、「駐車場」または「駐輪場」のどちらかに停めなければいけない場合、あなたならどちらを選びますか?
この記事では、こうした駐車場や駐輪場の「なぜ?」を解決するために、「月極駐車場と時間貸し駐車場のメリット・デメリット」や、「駐車場と駐輪場の違いとバイクを停める場所」について、わかりやすく解説しています。さらに、「バイク専用駐車場の上手な探し方」についてもご紹介していますので、「よく知らないけど今さら人に聞けない」、「バイクを停めるときにいつも悩む」そんな方は、ぜひ下まで読み進めてみてくださいね。
目次
「月極」駐車場の読み方、月極と時間貸しはどちらがお得?
街の駐車場でよく見かける「月極」の文字。「そもそも『月極』の読み方からわからない」という方もおられるでしょう。読み方はゲッキョク?ツキキョク?ツキギメ?ツキキワミ?みなさんはどれが正解かわかりますでしょうか?
正解は…「ツキギメ」です。
月極とは1ヶ月を単位とし、月額を定めて契約すること。つまり、「月極駐車場」であれば、1ヶ月単位で賃料や条件を定めて賃貸契約を結ぶ有料駐車場のことを意味しています。なお、月極駐車場は、コインパーキングなどの時間貸し駐車場と比較されることが多いです。
こちらでは、月極駐車場と時間貸し駐車場のメリット・デメリットをご紹介します。それぞれに特徴がありますので、よく理解した上で、どちらで契約した方がお得なのかを考えてみましょう。
月極駐車場のメリット・デメリット
ひとつの家庭で、車両を複数台保有しているケースはいまや珍しいことではありません。自宅に駐車スペースがない場合、駐車場を借りることになりますが、まず頭に浮かぶのは「月極駐車場」の利用ではないでしょうか。
月極駐車場を契約するメリットは、やはり決まった位置で駐車スペースを一定期間確保できるという安心感にあります。例えば、コインパーキングのような時間貸し駐車場の場合、毎回スペースの空きがあるとは限りませんので、満車の場合は場所を移動しなければいけません。場合によっては、停めたいと思っていた場所から遠く離れてしまうこともあるでしょう。
一方、月極駐車場であれば1ヶ月単位での契約になり、そのまま継続して借りることもできますので、同じ場所で希望する期間だけ駐車スペースを確保できます。また、自動車を購入するには車庫証明が必要になりますが、月極駐車場なら契約条件によっては車庫証明書を取得できますので、愛車をきちんと保管したい場合には月極駐車場がおすすめです。
ただし、月極駐車場を契約する際には、一般的に3~4ヶ月分の賃料が必要になりますので、初期費用としてまとまったお金を用意しなければいけません。また、不動産会社など仲介業者を介した場合は仲介手数料も発生しますので、金銭面でデメリットに感じるという方は多いでしょう。
また、月の途中で解約した場合、賃料が日割り計算されないケースもありますので、契約内容をきちんと把握しておくことが大切です。
時間貸し駐車場のメリットデメリット
コインパーキングのような時間貸し駐車場は、駅前や観光地、ビジネス街など、需要の多い場所に設置されていることが多く、ビジネスやプライベートで少しの間停めたいという場合に非常に便利です。
料金は「30分/○○円」、「60分/○○円」というように設定されており、場所によっては「24時間最大○○円」と設定されていることもあります。時間貸し駐車場は時間割りで支払いができますので安くすみますし、月極のように契約を交わす必要もありません。停めたいとき、停めたい時間だけ利用できる手軽さが最大のメリットと言えるでしょう。
時間貸し駐車場のデメリットは、満車の場合は停めたい瞬間に停めることができない煩わしさにあります。こればかりは時の運になりますので、場所の確保ができないというのが月極との大きな違いです。また、月極のように決まった利用者ではなく、不特定多数のドライバーが利用しますので、当て逃げやイタズラされるリスクが高いですが、防犯カメラなど対策がしっかりしてあるところであれば大丈夫です。
さらに、時間貸し駐車場は何日も連続して駐車できないことが多く、最長48時間というような設定があります。それ以上駐車する場合は管理センターに連絡するか、都度移動が求められることもあるため、看板に書かれた規約についての確認が必要です。
これは、同じ時間だけ利用した場合、どちらが安く利用できるかを考えれば導き出されます。特に都市部では時間貸しの駐車場料金はやや割高に設定されているのが一般的です。よって利用時間が長く、連続して停めておくなら月極駐車場の方がお得ですし、短期間での利用であれば時間貸し駐車場の方がお得になります。
ただし、料金だけではなく利便性やセキュリティーなど、人によって“お得感”が異なります。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、用途や目的に合わせて使い分けをすることが大切です。
「駐車場」「駐輪場」の違いとは、バイクはどちらに停める?
バイクに乗っていると、「あれ?どこに停めたらいいの?」「ここは停めても大丈夫?」と駐車する場所に悩んでしまうことがありますよね。実はバイクの駐車場所についてハッキリわかっていないというライダーも多く、周りの状況を見ながら停めていたり、なんとなく停めてしまったりしているケースも少なくありません。
「駐車場」とだけ書かれているスペースで、いざバイクを停めようとすると管理員に「ここはバイク禁止」と注意されてしまうこともあれば、大型商業施設やショッピングセンターのように、「バイク専用」と明記されている駐車スペースでも、周りを見渡すとすべて自転車やスクーターばかりで、中型、大型のバイクを停めるのに肩身の狭い思いをすることも。
ライダーにつきまとう「駐車場・駐輪場、どっちに停めたらいいの?」という問題。この疑問を解消し、迷うことなく堂々と愛車を駐輪するためには、まず「駐車場」と「駐輪場」の違いから理解する必要があります。
「駐車場」「駐輪場」の違い
駐車場と駐輪場は、法律によってきちんと定義がされています。駐車場の定義について、駐車場法の「路上駐車場」と「路外駐車場」を参照すると、どちらにも「自動車の駐車のための施設」という文言が入っています。
では自動車の定義とは何か?道路交通法によれば、「原動機付自転車、自転車及び…(中略)…その他の小型の車で政令で定めるもの以外」とあります。つまり、自動二輪車(バイク)も自動車に含まれると定義されていることになり、バイクも路上駐車場や路外駐車場に駐車できると解釈できます。
対して駐輪場の場合は、「自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律」を参照すると、「自転車等駐車場(駐輪場)は、自転車等(自転車または原動機付自転車)の駐車のための施設」という文言が入っています。つまり、駐輪場は自転車または原付を駐輪する場所であると法律ではっきり定義されていることがわかります。
「4輪なら駐車場、2輪なら駐輪場でいいのでは?」と判断してしまいがちです。ですが、こうして駐車場と駐輪場の法律の定義を読み解いていくと、どちらに停めるかがはっきり見えてきます。
バイクの排気量によって停める場所が決まる
バイクならすべて駐車場に停めてよいのかというと、実はそうではありません。自動二輪車は排気量によって普通・大型と区分されており、排気量の大きさによって停める場所が決められています。
50cc以下のバイクは「駐輪場」
道路交通法で定める原動機付自転車とは、50cc以下のバイクを指します。先に説明したように、原付は法で定める「自動車」の定義からは外れていますので、「自動車の駐車のための施設」である駐車場に停めることはルールに反していることになります。「50cc以下のバイクは駐輪場に停めなければいけない」ということを再認識しておきましょう。
50cc以上のバイクは「駐車場」
道路交通法では、
50cc以上~400cc以下のバイクを「普通自動二輪車(普通二輪)」
400ccを超えるバイクを「大型自動二輪車(大型二輪)」と区分しています。
50cc以上のバイクは自動車と同じ扱いとなりますので、原則として駐車場に停めるルールとなっています。
ただし、道路交通法では自動車に区分される125cc以下のバイクであっても、小型であることから原付のように駐輪場に停めるよう誘導されるケースも少なくありません。ですが、法律上ではあくまで自動車扱いとなりますので、本来は駐車場に停めるべき車両であることを知っておくことが大切です。
まとめ
もう「月極」の読み方はおわかりですね?月極駐車場は利用期間が長いほどお得になり、時間貸し駐車場は短時間の利用におすすめです。料金だけではなく、生活スタイルや利便性、安全性などをふまえて、自身にとって最適な方法を選択しましょう。
バイクを停める場所については、50cc以下なら駐輪場へ、50cc以上なら駐車場へ停めるのが原則です。50cc以上でバイク駐車場が見つからないときは、月極駐車場を探して停めるようにしましょう。
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