神奈川といえば横浜のみなとみらい、湘南の江ノ島、箱根の温泉地、最近では川崎の工場夜景など、魅力的な観光地がたくさんあるためバイクツーリングでも人気があります。

今回は神奈川のバイクツーリングでおすすめの寄り道スポットを特集します。横浜・川崎の夜景を求め夜の高速道路を駆け抜けたり、三浦半島の海沿いを気持ちよく疾走したり、神奈川にしかないツーリングがライダーを待っているはずです。

神奈川エリアでツーリングを計画する

皆さん、ツーリングは計画してから行きますか?それとも弾丸で走り出しますか?もちろん、弾丸ツーリングには弾丸ツーリングにしかない魅力がありますが絶景を眺めたり、グルメを堪能したり、途中で休憩したりするためにはどのルートを通るのか、どこに立ち寄るのかなど、ある程度計画してからツーリングすることをおすすめします。

ですが、計画を立てながらわくわくするライダーもいれば、計画するのはめんどくさい、もう走りたくてたまらないというライダーもいるはずです。

というわけで、バイクに乗るのは楽しいけど、どこに行くか計画するのがめんどくさいというライダーの皆さんにツーリングに最適な場所を紹介しますので、気に入った場所があれば行ってみてください。

もちろん「バイクが主役」のツーリングです。そのため、観光地に長時間滞在するのではなく、観光と休憩をかねて楽しめるような寄り道スポットに限定してピックアップします。

神奈川エリアで回れるスポットをピックアップ

神奈川は北東部の横浜・川崎エリアの他、西部の箱根などを含む西エリア、中央部の広域にわたる相模原などを含む中央エリア、南東部の湘南を含む横須賀・三浦エリアの4つのエリアに分かれています。

神奈川は東西南北どのエリアにもその地域ならではのスポットが点在しています。まずは、各エリアの特徴や人気スポットについてライダー目線でご紹介しましょう。

西エリア

箱根スカイラインと富士山神奈川の西エリアでは、箱根の温泉地で心身ともにリフレッシュしたり、小田原の風情ある城下町を散策したりできます。特に、箱根周辺は関東屈指のツーリングスポットともいわれており、箱根ターンパイク、芦ノ湖スカイライン、箱根スカイラインなど人気ツーリングルートがあります。

箱根スカイラインは景観の良さはもちろん、カーブが連続しておりバイクでの走り応えも抜群。レストハウスの名物「富士箱根・芦ノ湖カレー」、大涌谷の名物「黒たまご」もご当地グルメとして親しまれています。

中央エリア

相模湖大橋神奈川の中央エリアは相模湖、丹沢、大山など自然が豊かな地域です。相模湖の湖畔ツーリング、丹沢・大山の山岳ツーリングが楽しめます。自然公園で湖畔の景色を眺めるのはもちろん、相模湖周辺の農場に立ち寄りいちごなどの収穫体験をしたり、途中でバイクを停めて大山トレッキングしたりするなど、様々な楽しみ方ができるでしょう。

休日にのんびり自然の中をツーリングしたいライダーにはとてもおすすめのエリアだといえます。また、奥多摩湖から相模湖に抜ける長距離ツーリングルートは首都圏のライダーに人気です。

横浜・川崎エリア

横浜中華街都会的・近代的な観光地である横浜・川崎エリア。横浜の観光地はたくさんありますが、代表的なのはみなとみらい、横浜中華街、山下公園あたりではないでしょうか。

一方、川崎は工場夜景ブームで人気となっています。横浜・川崎エリアは東京からアクセスしやすいので気軽に日帰りツーリングするのもよし、横浜からちょっと足を伸ばして湘南までツーリングするのもよしです。

横須賀・三浦エリア

鎌倉高校前の踏切神奈川らしい海沿いの景観が魅力の横須賀・三浦エリア。鎌倉・湘南エリアも含まれます。鶴岡八幡宮、長谷寺や鎌倉の寺社仏閣、そして湘南の海岸線はライダーに限らず人気の観光地です。

また、横須賀のどぶ板通り商店街でショッピングしたり、三浦半島をぐるりとツーリングしたり、三崎のマグロを堪能したりするのもいいでしょう。

横浜・川崎エリアの寄り道スポット

横浜・川崎エリアには、大桟橋や川崎港など海に面したスポットが多いです。爽快な景色を見ながらバイクで走るのは気持ち良さがあり、普段のストレスも解消できるでしょう。それでは横浜・川崎エリアの寄り道スポットをご紹介します。

みなとみらい〜大桟橋

飛鳥Ⅱ「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」に設置されたオープンデッキは、みなとみらいの夜景のビュースポットとして人気があります。国際客船ターミナルですが乗客以外も無料で利用することができます。大桟橋からは横浜港からみなとみらい、横浜ベイブリッジまで360度見渡せます。

また、夜景×バイクのツーショットの撮影には大桟橋から近い「象の鼻パーク」もおすすめです。首都圏から45分程度なので夜景ツーリングでも帰宅時間が遅くならない目的地だといえます。

  • 横浜港大さん橋国際客船ターミナル
  • 住所:神奈川県横浜市中区海岸通1-1-4
  • アクセス:首都高速道路奥羽線 横浜公園ランプからおよそ5分
  • 駐車場:有
  • 公式ホームページ:https://osanbashi.jp/

川崎港

川崎港京浜工業地帯は川崎の臨海部に複数の工場が立ち並ぶエリアであり、近年では工場夜景スポットとして人気が高まっています。ツーリングにはカメラを必携というライダーには特におすすめ。

工場夜景のおすすめビュースポットはいくつもありますが、特におすすめなのは川崎港を望む川崎マリエンです。川崎マリエンの展望室からの工場夜景は「日本夜景遺産」に認定されています。日没前に到着したら川崎港の施設を見て回ったり、川崎マリエンから賑やかな港湾を見渡したりするのもおすすめです。

  • 住所:神奈川県川崎市川崎区東扇島
  • アクセス:首都高速道路湾岸線 東扇島ランプからすぐ
  • 駐車場:有(川崎マリエン)

宮ヶ瀬湖の鳥居原園地

宮ヶ瀬湖の鳥居原園地相模原と周辺町村にまたがる宮ケ瀬湖は初夏のアジサイと秋のドウダンツツジで知られている景勝地です。ライダーにも人気のあるスポットで週末になると駐車場にはたくさんのバイクが並びます。

首都圏中央連絡道路(圏央道) 相模原ICから相模湖方面に10分程度と首都圏からもアクセスしやすいです。鳥居原ふれあいの館にはレストランがあるので食事休憩にも活用できるでしょう。

  • 住所:神奈川県相模原市緑区鳥屋1674
  • アクセス:首都圏中央連絡自動車道 相模原ICからおよそ10分
  • 駐車場:有

横須賀・三浦エリアの寄り道スポット

鎌倉と湘南を含む横須賀・三浦エリアには海沿いならではの景観と、海沿いだからこそのグルメがありツーリングにもおすすめです。三浦半島は端から端まで100kmほどなので日帰り三浦半島ツーリングもできます。

特に国道16号は海沿いの絶景ルートなのでぜひバイクで駆け抜けてみてください。それでは横須賀・三浦エリアの寄り道スポットをご紹介します。

三笠公園

三笠公園横須賀の三笠公園は「日本の都市公園100選」「日本の歴史公園100選」にも選ばれている、海沿いの公園です。大日本帝国海軍の戦艦「三笠」が保存・公開されていることでも知られています。

三笠公園には無料のバイク駐車場があることもあり、週末には多くのライダーが訪れている、人気のツーリングスポットでもあります。横浜横須賀道路を利用すれば横浜〜横須賀間は20~30分程度なので、横浜に寄り道してから横須賀に向かうのもおすすめのルートです。

  • 住所:横須賀市稲岡町82
  • アクセス:横浜横須賀道路 横須賀ICからおよそ10分
  • 駐車場:有

秋谷・立石海岸

三笠公園美しい海岸の景観で知られている秋谷・立石海岸からは、遠くに富士山を望むことができます。江戸時代の頃からすでに景勝地として知られており、現在では「かながわの景勝50選」にも選定されています。

横須賀から国道134号は海沿いのルートなのでツーリングにはイチオシです。遊歩道があるので梵天鼻という岩場の岬まで散策してみるのも気持ちいいでしょう。バイク駐車場の他、トイレもあるので三浦半島ツーリングの小休憩ポイントとしてもおすすめです。

  • 住所:横須賀市秋谷3-5
  • アクセス:国道134号を通行、横須賀からおよそ20分
  • 駐車場:有

城ヶ島

城ヶ島の安房埼灯台三浦半島の南端に位置する城ヶ島は周囲長およそ4km程の自然島です。城ヶ島の東端の安房岬の安房崎灯台周辺は釣り場としても知られているとおり、城ヶ島は釣り好きにも人気があるためツーリングとフィッシングを同時に楽しむのもおすすめです。

もちろん、城ヶ島の自然散策をするのもいいですし新鮮な海の幸に舌鼓を打つのもいいでしょう。天気がよければ安房岬から伊豆半島や伊豆大島まで見渡せます。

また、時間に余裕があれば水中観光船から海の底を覗いてみるのもおもしろいです。

  • 住所:神奈川県三浦市三崎町城ヶ島
  • アクセス:横浜横須賀道路 衣笠ICからおよそ30分
  • 駐車場:有

まとめ

神奈川県は海あり山ありツーリングにおすすめのスポットがたくさんあります。東京からのアクセスもいいので日帰りツーリングできるのもポイントです。

箱根スカイラインや芦ノ湖スカイラインなど有名なツーリングルートはもちろん、ご紹介した横浜港 大桟橋、川崎港の工場夜景、横須賀の三笠公園、秋谷・立石海岸、城ヶ島といった三浦半島の景勝地などバイクメインのツーリングにちょうどいい寄り道スポットに立ち寄りながらツーリングしてみてはいかがでしょうか?