アメリカンクルーザーの代名詞ともいえる、ハーレーダビッドソン、愛称「パパサン」で親しまれる「XL883アイアン883」など、海外大型バイクに憧れて二輪免許を取得したというライダーは珍しくありません。
実際に、そのようなエピソードをベテランライダーから聞くことも。国産バイクと比較すると、デザイン・エンジン音・乗り心地、すべてが個性的な輸入バイクには、国産バイクにはない魅力がぎゅっと詰め込まれています。
そして、電動バイクも近年では人気が出ており、公共交通機関の手段の変わりとして購入する方が増えています。そこで今回は、2022年新型輸入バイクモデルをご紹介します!
ハーレー・BMW・ハスクバーナなどの輸入車
皆さんは、輸入バイクといえばどのメーカーを思い浮かべますか?有名どころではアメリカのハーレーダビッドソン、ドイツのBMWといったところでしょうか。最近では、スウェーデンのハスクバーナにも注目が集まっています。ライダーの皆さんの気になる海外バイクメーカーはありますか?ここからは、輸入バイクメーカーごとに、おすすめの新型モデルをピックアップしました。
ハーレーダビッドソン
アメリカンバイクの代名詞、ハーレーダビッドソン。有名芸能人の”ハーレー乗り”は数えきれず、メディアを通じて国内ライダーに影響を与えたことは特筆すべきところではないでしょうか。旧モデルの希少価値は高まるばかりですが、一方で、魅力的な新型モデルも多く、コアなハーレーファンも購入を検討するほどです。
SPORT(スポーツ)
新世代スポーツスターシリーズ、それがナイトスターです。ハーレーダビッドソンのスポーツモデルはその他のモデルと比較するとコンパクトなボディとなっており日本人の体格でも乗りやすいことでも知られています。
RH975 ナイトスター
ハーレーダビッドソンのRH975 ナイトスターには、スポーツスターS(排気量1,252cc)のスモールタイプの新開発エンジンが搭載されています。スポーツスターSと比較すると、スポーティーなデザインはなりをひそめ、歴代スポーツスターらしいルックスに仕上がっているあたり、ハーレー乗りにはたまらないモデルではないでしょうか。
- 販売時期:2022年4月13日~
- 車両サイズ:全長2,250mm・全幅836mm
- 排気量:975cc
- 車両タイプ:スポーツ
ADVENTURE TOURING(アドベンチャーツーリング)
ハーレーダビッドソンの新ジャンルとして話題となっているアドベンチャーツーリングは、スタンダードモデルのPan America 1250と、スペシャルモデルのPan America 1250 Specialが発売されています。
Pan America 1250
ハーレーダビッドソン新開発の次世代型エンジン「エボリューションマックスエンジン」搭載、アドベンチャーモデルですがオフロードモデルとしても活用できます。また、ハーレーダビッドソンの最新機能を惜しみなくつぎ込んでおり、過酷な環境でも快適に遊び尽せるモデルです。
- 販売時期:2022年販売開始
- 車両サイズ:全長2,270mm・全幅 –
- 排気量:1,252cc
- 車両タイプ:アドベンチャー
SOFTAIL(ソフテイル)
ハーレーダビッドソンの代表的なモデルともいわれるソフテイルファミリー。いわば「ゴリゴリ」のアメリカンスタイルです。初登場したのは1984年、満を持して2022年の新型モデル登場となります。
FXLRST ローライダーST
ハーレーダビッドソンの人気モデル「ロ―ライダーS」をベースとしたFXLRST ローライダーSTは、ハーレーのファミリーでは最大排気量となる、新型エンジンミルウォーキーエイト117が搭載されており、パワフルな走りを体感できます。
- 販売時期:2022年販売開始
- 車両サイズ:全長2,365mm・全幅 –
- 排気量:1,923cc
- 車両タイプ:スポーツ
TOURING(ツーリング)
北米大陸の長距離走破できるポテンシャルを持つのが、ハーレーダビッドソンのツーリングファミリーです。2022年モデルはパワフルな走行性を特徴とした新型モデルが登場しています。
ツーリング FLHXST ストリートグライドST
ハーレーダビッドソンのツーリング FLHXST ストリートグライドSTは、ハーレーファミリー最大の排気量となるミルウォーキーエイト117エンジンを搭載しながら、軽量化を実現している長距離ツーリングに最適なモデルです。
- 販売時期:2022年販売開始
- 車両サイズ:全長2400mm・全幅 –
- 排気量:1,923cc
- 車両タイプ:-
TRIKE(トライク)
ハーレーダビッドソンの前一輪、後ろ二輪のモデルであるTRIKE(トライク)は、車体を傾けるのではなくハンドルを操作することで曲がるのが特徴です。積載能力抜群なのでロングツーリング向きでもあります。
FLHTCUTG トライグライド ウルトラ
2022年新作モデルFLHTCUTG トライグライド ウルトラは、パワフルなミルウォーキーエイト114エンジンを搭載。カスタマイズで積載量を増やすことも可能。まさに、ハーレーで贅沢なロングツーリングをするためのモデルといっても過言ではありません。
- 販売時期:-
- 車両サイズ:全長2,670mm・全幅 –
- 排気量:1,868mm
- 車両タイプ:-
CVO
ハーレーダビッドソンのCVO(カスタムビークルオペレーションズ)は、ハーレーのスタイルとデザインの頂点ともいえる限定エディションモデルです。
CVO ストリートグライド
CVO ストリートグライドは、ハーレーダビッドソンのクラシカルなシルエットにハイデザインなペイントが特徴となっており、走行しているだけでライダーの視線を釘付けにするCVOだからこその魅力的なモデルだといえるでしょう。
- 販売時期:2022年販売
- 車両サイズ:全長2,435mm・全幅 –
- 排気量:1,923cc
- 車両タイプ:-
BMW
高級感あふれるエンブレム、その出で立ちに惹かれるライダーも多い、ドイツのBMW。BMWというと「高級外車」のイメージがあるかもしれません。ですが、実は自動車製造より先にバイク製造をしていたヨーロッパの老舗バイクメーカーでもあります。
さて、BMWの2024年新作モデルは、K1600シリーズから4種類、登場します。新モデルには新型エンジンが搭載されています。最大トルクの増大により、加速力がアップされ、パワフルな走りをみせてくれるでしょう。
BMW K1600GT
BMW K1600シリーズのスタンダードK1600GT。BMWらしい気品を兼ね備えたスポーツデザイン、大型バイクらしいダイナミックな走行性に俊敏さも兼ね備えています。
- 販売時期:2022年4月22日
- 車両サイズ:全長2,310mm・全幅 –
- 排気量:1,648cc
- 車両タイプ:スポーツツアラー
BMW K1600GTL
BMW K1600GTのハイクラスモデルとなるのがK1600GTL。人口工学に基づいた、ライダーの快適性を追求した1台となっています。
- 販売時期:2022年4月22日
- 車両サイズ:全長2,489mm・全幅 –
- 排気量:1648cc
- 車両タイプ:スポーツツアラー
BMW K1600B
BMW K1600Bは特徴的なバガー・スタイルのクルーザーモデルです。低めのリアセクションとなっています。
- 販売時期:2022年4月22日
- 車両サイズ:-
- 排気量:1,648cc
- 車両タイプ:スポーツクルーザー
BMW K1600 Grand America
K1600BのハイクラスモデルであるK1600 Grand Americaは、K1600B以上の装備が備わっており、K1600シリーズでも、特にラグジュアリーな仕様となっています。
- 販売時期:2022年4月22日
- 車両サイズ:-
- 排気量:1,648cc
- 車両タイプ:スポーツクルーザー
ハスクバーナ
スウェーデンのハスクバーナは、近年、日本国内でも人気のあるバイクメーカーのひとつとなっているといえるのではないでしょうか。2022年の新型モデルには魅力的なストリートモデルが勢揃い。ハスクバーナの独特なデザインのバイクで街中を駆け抜けたくなること必須です。
ヴィットピレン401
現行モデル以上に先進的なビジュアルに刷新された、ヴィットピレン401。WP製サスペンションを装備して、足回りの強化も図られています。ちなみに、排気量373ccなので普通二輪免許でも乗ることができるモデルです。
- 販売時期:2022年3月販売開始
- 車両サイズ:1,357mm※ホイールベース
- 排気量:373cc
- 車両タイプ:ストリート
701 Supermoto
ハスクバーナ―の701 Supermotoには、排気量692.7ccの水冷単気筒SOHC4バルブエンジンが搭載されており、パワフルな走行性を実現。ストリートのみならず、オフロードでもサーキットでも楽しめます。
- 販売時期:2022年3月販売開始
- 車両サイズ:1,475mm※ホイールベース
- 排気量:692.7cc
- 車両タイプ:ストリート
電動バイク編
世界的なバイクのトレンドとして急上昇しているのが電動バイクです。日本人にとってはあまり馴染みはないかもしれませんが、2022年も各国のバイクメーカーから個性派モデルがデビューしています。今回は、中国・台湾のバイクメーカーから販売されている電動バイクを2種類、ご紹介します。
【光陽工業】キムコF9
電動バイク先進国のひとつ、台湾の光陽工業の「キムコF9」は特徴の電動バイクです。小型バイクのような電動バイク離れしたルックスが特徴的。最高速度110km/hを実現した、電動サイクルでもパワフルなモデルだといえるでしょう。
- 販売時期:国内販売未定
- 車両サイズ:-
- 排気量:-
- 車両タイプ:電動バイク
【NIU】MQiGT
電動バイク先進国・中国のNIUの電動バイクMQiGT(エムキューアイジーティー)は、日本国内では原付二種にあたるため”ニケツ”も可能。最高時速は70km/h、航続距離は80kmと、電動バイクではハイスペックモデルです。
- 販売時期:国内販売中
- 車両サイズ:-
- 排気量:-
- 車両タイプ:電動バイク
原付バイク車種を紹介
ライダーにとっての日常生活の相棒ともいえる原付バイク。ここでは原付二種クラスに相当する輸入車を2台、ピックアップしました。
【ベネリ】125S
イタリアでは「ちょっとそこまで」気軽に乗れるバイクをラインナップするバイクメーカーとして親しまれているベネリ。125Sは原付二種とは思えないほど、最新鋭のメカニズムがつぎ込まれたハイクラスなモデルとして注目されています。念のための補足ですが、原付二種は排気量50〜125ccの小型バイクで、小型限定普通車二輪車の免許がなければ乗れません。
- 販売時期:国内販売未定
- 車両サイズ:-
- 排気量:125cc
- 車両タイプ:原付二種
【SYM】JET X125
台湾のバイクメーカーSYMの新型モデルJET X125はスポーツチックな原付バイクです。見た目同様のスポーティーな走行性で小型スポーツバイクのようなライディングを体感できます。
- 販売時期:国内販売未定
- 車両サイズ:-
- 排気量:124.6cc
- 車両タイプ:原付二種
まとめ
今回は、最新の新型輸入バイクをご紹介しました。やはり、ハーレーダビッドソン、BMWなど、海外ビッグバイクは全ライダーのあこがれではないでしょうか。輸入バイクの乗り心地ってどうなんだろう?と思っているライダーも多いかもしれません。試乗できるモデルもあるようなので、まずは乗っていただければと思います。