日本全国のライダーの皆さん、今回は2022年新型国産バイクモデルをご紹介します!二輪免許を取得したばかりのライダーも、買い替えを検討しているライダーも、ぜひ、購入のご参考にしてください。世界的にも「壊れにくい」といわれ、その信頼性から販売数を右肩上がりに伸ばしてきた国産バイクの最新装備にも要注目です。
ホンダ・カワサキ・スズキ・ヤマハなどの国産車編
世界的に親しまれる「スーパーカブ」のホンダ、「Ninja」など唯一無二の名車を送り出してきたカワサキ、「HAYABUSA」「KATANA」シリーズでバイクマニアに語り継がれ進化を遂げているスズキ、ロングセラーの「SR400」のヤマハなど…歴代の名車の数々をひっさげ、国内バイクメーカーはどのような新型バイクを発表したのでしょうか。小型・中型・大型バイクまで、さっそくご覧ください。
ホンダ
2022年のホンダのトピックといえば、やはりモデルチェンジしたCB250Rの販売開始ではないでしょうか。他にも、アフリカツインをベースとしたスポーツツアラーNT1100の発表など、新旧入り混じる魅力的なラインナップとなっています。
CB250R
CB300Rに引き続きモデルチェンジされることになったCB250R。コンセプトは「ネオスポーツカフェ」。DOHC4バルブの水冷4ストローク単気筒エンジンに更新したことにより、新排出ガス規制にも適合しているほか、SFF-BP、スリッパークラッチの装備も追加しています。
- 販売時期:2022年7月21日販売開始
- 車両サイズ:全長2,020mm・全幅805mm
- 排気量:249cc
- 車両タイプ:ネイキッド
NT1100
アドベンチャーモデルの「CRF1100Lアフリカツイン」をベースに、最新スポーツツアラーとして海外で先行販売していたNT1100が、満を持して国内販売されます。アフリカツインの大排気量エンジン搭載でパワフルな走りを実現。シンプルながら洗練されたスポーツデザインが目を引くモデルです。
- 販売時期:2022年3月17日国内販売開始
- 車両サイズ:全長2,240mm・全幅865mm
- 排気量:1,082cc
- 車両タイプ:スポーツ
CRF1100Lアフリカツイン
ホンダの代表的なアドベンチャーモデルとして人気のCRF1100Lアフリカツインは、2022年にモデルチェンジされることに。NT1100同様、1082cc・2気筒エンジンを搭載、アンドロイドオートにも対応しており、ライダーの長距離ツーリングをサポートします。
- 販売時期:2022年4月21日販売開始
- 車両サイズ:全長2,310mm・全幅960mm
- 排気量:1,082cc
- 車両タイプ:ツーリング
PCX
長年愛され続けるホンダのスクーター「PCX」シリーズも、2021年には新設計エンジンを搭載するなどフルモデルチェンジされており、2022年にはカラーバリエーションを変更して販売。これまでの3色展開に、新色が加わり5色展開となります。
- 販売時期:2022年6月23日販売開始
- 車両サイズ:全長1,935mm・全幅740mm
- 排気量:124.8cc
- 車両タイプ:スクーター
PCX160
PCXより小型の軽二輪PCX160も2011年にフルモデルチェンジ、2022年にはカラーバリエーションを変更して販売されます。これまでの2色に「フォギーブルーメタリック」と「マットギャラクシーブラックメタリック」が追加となります。
- 販売時期:2022年6月23日販売開始
- 車両サイズ:全長1,935mm・全幅740mm
- 排気量:156cc
- 車両タイプ:スクーター
カワサキ
カワサキでは定番のNinjaシリーズのモデルチェンジにはじまり、Z900RS、MEGURO K3など、かつての名車を彷彿とさせるレトロモデルが数多くラインナップされています。ベテランライダーにとっては、興味のあるモデルばかりではないでしょうか。
ヴェルシスX250ツアラー
オンロードからオフロードまで遊び尽せる排気量250ccバイク、ヴェルシスX250ツアラー。長距離でも余裕のあるモデルです。2022年2月1日には、ニューグラフィックとして新しいデザインのモデルが販売されています。
- 販売時期:2022年2月1日販売開始
- 車両サイズ:全長2,170mm ・全幅940mm
- 排気量:248cc
- 車両タイプ:ツーリング
Ninja H2 CARBON
Ninja H2 CARBONのコンセプトは「全てを超える」こと。そのコンセプトのとおり、Ninja H2 CARBONは業界を騒然とさせたNinja H2をも凌駕するモンスターマシンです。最高出力はNinja H2から30ps以上アップしておりパワフルに加速します。また、Ninja H2と比較すると操作性が向上、乗りこなしやすくなっているのも特徴です。
- 販売時期:2022年4月22日販売開始
- 車両サイズ:全長2,085mm・全幅770mm
- 排気量:998mm
- 車両タイプ:スーパースポーツ
Z900RS
過去のカワサキの名車を彷彿とさせるどこかクラシカルなデザインが魅力的なZ900RS。カワサキの名車Z1を現代に蘇らせたモデルです。Z1を彷彿とさせるパワフルな走りが特徴。2022年モデルでは1975年のZ1同様の新色がラインナップされています。
- 販売時期:2021年9月1日(2022年モデル)販売開始
- 車両サイズ:全長2,100mm・全幅865mm
- 排気量:948cc
- 車両タイプ:レトロスポーツ
MEGURO K3
カワサキそのものは戦後からバイク製造を始めていますが、戦前からバイク製造をしていた「メグロ」を吸収しており、その卓越した技術が受け継がれて現在に至ります。バイク愛好家ではよく知られていますが、実は「メグロ」のバイクは「神バイク」ともいわれており、復活を望む声も多かったといいます。
そうして半世紀ぶりに蘇ったのがMEGURO K3です。メグロの直系技術を惜しみなく注ぎ込んだモデルで、そのデザインはカワサキらしさもありますが、かつてのメグロの名車を彷彿とさせるものです。
- 販売時期:2021年10月29日(2022年モデル)販売開始
- 車両サイズ:全長2,190mm・全幅1,130mm
- 排気量:773cc
- 車両タイプ:スポーツ
Z650RS
カワサキ名車復刻シリーズの第2弾として、Z900RSに続いてZ650RSが販売されました。ベースはZ650。Z1、Z2を彷彿とさせる外装で仕上げられています。並列2気筒エンジンながらも往年のネイキッドモデルのような走りを実現しており、長年カワサキの名車に慣れ親しんだライダーも納得の1台です。
- 販売時期:2022年4月28日
- 車両サイズ:全長2,065mm・全幅800mm
- 排気量:649cc
- 車両タイプ:ネイキッド
スズキ
個性派ぞろいのスズキのバイク。2022年の新作にはスズキの伝説的な人気モデル「HAYABUSA」と「KATANA」のニューモデルの姿もみられ、ベテランライダーからビギナーライダーまで注目したい「とがった」モデルがそろっているといえるのではないでしょうか。
GSX-S1000GT
「GSX-S1000F」から生み出された、これまでにはないコンセプトのスポーツツアラーがGSX-S1000GTです。さらに、「GSX-R1000」に搭載されている大排気量の水冷4サイクル直列4気筒エンジンによるパワフルかつスムーズな走りが特徴です。
- 販売時期:2022年2月17日販売開始
- 車両サイズ:全長2,140mm・全幅825mm
- 排気量:998cc
- 車両タイプ:スポーツ
HAYABUSA
スズキの伝説的なスーパースポーツ「隼」。「Ultimate Sport」をコンセプトに、満を持して「HAYABUSA」として第3世代が販売されます。機能性に優れるだけでなく、HAYABUSA唯一無二の「凶暴さを制す知性」を表現したデザインもポイントです。
- 販売時期:2022年モデルとして6月28日販売開始
- 車両サイズ:全長2,180mm・全幅735mm
- 排気量:1,339cc
- 車両タイプ:スポーツ
KATANA
その名のとおり、日本刀の刀身をモチーフとした先鋭的なフォルムが特徴的なKATANA。2018年に新生KATANAとして現代のスズキの技術力を結集して復活を遂げ、2022年2月にモデルチェンジして国内販売されました。
- 販売時期:2022年2月25日
- 車両サイズ:全長2,130mm・全幅820mm
- 排気量:998cc
- 車両タイプ:スポーツ
Vストローム1050
90°VツインDOHC4バルブエンジンのパワフルな走りが特徴のVストローム1050。アドベンチャーモデルの先駆けともいえるVストロームの最新型です。走破性と安定性を兼ね備えた、街乗りにもツーリングにも活用できるモデルです。
- 販売時期:-
- 車両サイズ:全長2,265mm・全幅870mm
- 排気量:1,036cc
- 車両タイプ:スポーツ
SV650 ABS
スズキのコンパクトネイキッドスポーツSV650 ABS。2022年モデルではかつてのスズキのネイキッドモデルを彷彿とするようなクラシカルなデザインながら、スポーツモデルらしい力強い走りを併せ持ちます。
- 販売時期:2022年1月26日販売開始
- 車両サイズ:全長140cc・全幅730cc
- 排気量:645cc
- 車両タイプ:ネイキッドスポーツ
ヤマハ
2022年のヤマハの新型バイクには、ヤマハらしいクラシカルなネイキッドから近代的なビックバイクまで幅広くそろっています。特に、販売20周年を迎えるFJR1300AS/Aは、生産終了となるので、購入するかどうかはさておき、一度は目にしておきたいところです。
FJR1300AS/A
ヤマハのツーリングカテゴリーの最高峰となるFJR1300AS/Aは1297cc並列4気筒エンジンを搭載のパワフルなビックバイクです。そして20周年モデルの販売を持って生産数量となります。2022年モデルはFJR1300AS/Aの最後のモデルとして注目を集めています。
- 販売時期:2022年2月10日
- 車両サイズ:全長2,230mm・全幅750mm
- 排気量:1,297cc
- 車両タイプ:スポーツツアラー
XSR700
ヤマハのバイクらしいオーセンティックなデザインが特徴的なXSR700。エンジンには水冷・直列2気筒・フューエルインジェクションを搭載した、操作性の高さが特徴です。アップライトなライディングポジションで比較的誰でも乗りやすい設計となっています。
- 販売時期:2022年4月8日販売開始
- 車両サイズ:全長2,075mm・全幅1,130mm
- 排気量:688cc
- 車両タイプ:ネイキッド
BOLT Rスペック ABS
ヤマハでも個性的なミドルクルーザーだといえるBOLT Rスペック ABS。特徴は空冷・SOHC・フューエルインジェクション搭載60度Vツインエンジンによる軽快な走りだといえるでしょう。リズミカルな低音のサウンドも持ち味です。
- 販売時期:-
- 車両サイズ:全長2,290mm・全幅830mm
- 排気量:941cc
- 車両タイプ:ネイキッド
MT-07
ヤマハの次世代ハイパーネイキッドMT-07は、コンパクトでミニマムなシルエットが特徴です。アクセルのオン・オフで複雑なギアチェンジを繰り返さずとも軽量な車体重量と合わせて軽快な走りを楽しめるので、大型バイク初心者にもおすすめしたいモデルです。
- 販売時期:2022年5月25日
- 車両サイズ:全長2,085mm・全幅1,105mm
- 排気量:688cc
- 車両タイプ:ネイキッド
TRACER9 GT
ヤマハのツーリングスポーツモデルTRACER9 GTは、車体そのものはMT-09と同じながらも、エンジンからフレームまでを刷新。長距離ツーリング向けのモデルとしてトップケース、パニアケースなど、オプションも充実しています。
- 販売時期:-
- 車両サイズ:全長2,175mm・全幅1,430mm
- 排気量:888cc
- 車両タイプ:スポーツツーリング
まとめ
今回は、2022年の新型国産バイクモデルをご紹介しました。日本全国のライダーの皆さん、気になるバイクはあったでしょうか?カワサキ、スズキの復刻モデルは、バイクの買い替えは検討していなかったベテランライダーも気になってしまったかもしれません。気になったバイクがあれば、ぜひ試乗車に乗ってみてください。