ツーリングの楽しみといえば、地元のグルメを堪能することですよね。美しい空気や景色はもちろんですが、特産品が立ち並ぶ道の駅に立ち寄らないのはもったいないことです。今回は、関東でおすすめしたい道の駅をご紹介します。また立ち寄りたいなど、個人的に気にいった道の駅を5選、道の駅とは思えないユニークな施設があったところなど、盛りたくさんの情報を提供します。
目次
個人的におすすめな関東の道の駅5選
ツーリングの楽しみの1つでもある、地元のグルメ堪能や伝統工芸などと触れあいができる魅力がある道の駅をご紹介します。
おがわまち(埼玉県)
埼玉県にある道の駅おがわまちでは、地元の新鮮な野菜やフルーツが購入できます。休日には、買い物にやってくる地元の人達で賑わいます。ここから10分程度の場所には、小川町、筑波山、男体山を見渡せる仙元山見晴らしの丘公園があり、全長約200mあるローラー滑り台が人気だそうです。そのためか、道の駅にはカップルや子ども連れの家族姿が多いように思えました。
隣接する埼玉伝統工芸会館では、和紙の紙漉き(かみすき)体験ができます。埼玉県には「岩槻人形」「小川和紙」といった伝統工芸品があるそうで、中でも「細川紙」の紙漉き技術は国の重要文化財とユネスコ無形文化遺産に登録されているそうです。ここでは職人による細川紙の紙漉きの実演が見学できるだけでなく、紙漉き体験ができるのが魅力です。器用な方なので、「紙漉きは楽勝!」とチャレンジしましたが、紙の厚みを均等にするのはかなり難しいです。
- 道の駅:おがわまち
- 所在地:埼玉県比企郡小川町大字小川1220番地
- 電話番号:0493-72-1220
- 定休日(伝統工芸館):月曜日(この日が祝日の場合、会館)、12月29日~翌年1月3日
- 駐車場 :大型:7台 普通車:96台
- 公式ホームページ:http://saitamacraft.com/
なるさわ(山梨県)
ツーリングで訪れるバイカーも多い富士山の麓にある道の駅は、ドライブスポットとしても人気があります。バイクで河口湖インターから、富士・富士宮方面に15分ほどで到着。バイクを止めて振り向くと真正面が富士山の、最高のロケーションです。歩いて3分ほどのところにある、富士眺望の湯ゆらりは日帰り温泉なので、旅の疲れを取るのにもピッタリ。さっぱりしたところで、冷たいソフトクリームといきましょう。
なるさわ名物の、富士さくらソフトクリームはほんのりとピンクに染まって、インスタ映えもバッチリです。富士桜(フジサクラ)から作ったシロップを混ぜ込んでいるので、ほどよい甘みでさっぱり食べられます。富士桜は富士山麓にしか自生していないので、これを食べられるのは道の駅なるさわだけなんです。富士山の美味しい水を使った蕎麦や郷土食の「ビスケットてんぷら」など、ここでしか食べられないグルメもたくさんあります。
- 道の駅:なるさわ
- 所在地 :山梨県南都留郡鳴沢村8532-63
- 電話番号:0555-85-3366
- 定休日:不定休
- 駐車場:大型車17台、普通車263台(うち身体障がい者用6台)
- 公式ホームページ:https://www.ja-narusawamura.or.jp/michinoeki/
とみざわ(山梨)
特産品の筍モニュメントがお出迎えしてくれる、とみざわは郷土料理である馬丼や静岡の富士宮やきそばが楽しめる道の駅です。山梨県で最初にできた道の駅だそうで、南部観光の中心として地元の人たちにも親しまれています。
筍の里だけあり、春には筍を買い求めにやってくる人でいっぱいになります。もちろん、特産品は筍だけじゃありません。山梨県南部の「南部茶」は、まろやかで甘みがあると同時に香りも立つのでリラックス効果もあるそうです。南部茶と筍まんじゅうは相性抜群!見た目が筍なだけでなく、餡に筍の切り身が入っている個性的な味です。他では食べられないので、ここに立ち寄ったらぜひ食べてください。
- 道の駅:とみざわ
- 所在地 :山梨県南巨摩郡南部町福士28507-1
- 電話番号:055‐666‐2260
- 定休日:年始
- 駐車場:普通車54台、大型14台、身障者用2台
- 公式ホームページ:https://michinoeki-tomizawa.jp/
うつのみや ろまんちっく村(栃木)
東京ドーム10個分の敷地に、たくさんの施設が立ち並ぶ栃木のテーマパークが、うつのみやろまんちっく村です。農産物の直売所には新鮮な野菜が並び、レストランや体験農場に温泉まであるので、食べて遊んで疲れを癒して帰れます。クラフトビール工房も併設されているので、バスツアーのルートにもなっているそうです。
工場を見学したら、せっかくなのでクラフトビールをお土産に購入しましょう。ビールはお預けですが、栃木県佐野市のB級グルメいもフライは絶品です。甘いソースはフルーツが隠し味だそうで、美味しいですよ。忘れてはいけない宇都宮餃子や新里ねぎまんなど、お腹いっぱいに食べられます。お腹がいっぱいになったら、アグリスパや湯処あぐりでのんびりしてから帰りましょう。
- 道の駅:うつのみや ろまんちっく村
- 所在地 :栃木県宇都宮市新里町丙254
- 電話番号:028-665-8800
- 定休日:要問合せ
- 駐車場:1,100台
- 公式ホームページ:https://www.romanticmura.com/
たまつくり
霞ケ浦に面した道の駅たまつくりには、ご当地の特産品である「ナマズ」や「鯉」の加工品がズラリと並びます。普段は馴染みがない川魚ですが、鯉の甘煮は甘辛いタレが白いご飯にマッチして止まらなくなります。
フードコートでは、バンズにナマズを使ったなめパックン、ぶたパックン、こいパックン、かもパックンの4種類のご当地バーガーが食べられます。どれも地元産の豚・鯉・鴨を使ったオリジナルで、たくまつりでしか食べられません。フードコートのガラス越しに、霞ケ浦を一望しながら食べるご当地バーガーは最高です。
- 道の駅:たまつくり
- 所在地 :茨城県行方市玉造甲1963-5
- 電話番号:0299-36-2781
- 定休日:年中無休(年末年始を除く)
- 駐車場:あり
- 公式ホームページ:http://www.namegata-koikoi.com/
道の駅の面白いアイデアや商品、他にはないユニークな施設など
ドライブやツーリングの中継スポットとしての役割のある道の駅ですが、中にはそれ以上のコンセプトを備えたものがあります。ここからは、個性溢れるアイデア商品やユニークな施設のある道の駅をご紹介します。
アグリパークゆめすぎと(埼玉県)
こちらは東京ドーム2個分の広さが魅力の農業パークとなっています。農業を通じてふれあいを楽しめるがコンセプトで、季節野菜の収穫やそれを使ったバーベキューができるのも魅力です。広大な芝生広場に遊具などもあるので、休日は家族連れで大賑わいしています。大きな駐車場があるのですが、週末はすぐにいっぱいになるので朝早くから訪れる人が多いそうです。
こちらの、カントリー農園では季節の野菜を収穫する体験ができます。じゃがいも・にんじんやトマト、小松菜に大根や白菜まで色々育てられているので、時期を変えて参加する人も多いそうです。新鮮な野菜を自分で収穫すると、食の大切さやありがたみを実感できること間違いありません。
- 道の駅:アグリパークゆめすぎと
- 所在地 :埼玉県北葛飾郡杉戸町大字才羽823-2(町道Ⅰ級11号線/埼葛広域農道)
- 電話番号:0480‐38‐4189
- 定休日:水曜日、年末年始
- 駐車場:あり
- 公式ホームページ:http://www.pikaru.co.jp/
八ッ場ふるさと館(群馬県)
八ッ場と言えば「八ッ場ダムカレー」が有名です。味も見た目も最高で、インスタ映えすること間違いなし!通常のご飯にカレーをかけるカレーではなく、カレー皿がダムのようにカレーをせき止めているんです。この容器は、売店でも購入できるのでおみやげにも喜ばれます。活気あふれる八ッ場市場では、地元の野菜や特産品がところ狭しと並んでいます。中でもおすすめしたいのが高原花豆で、栄養価も高く肥満予防や美肌効果があるそうです。
この花豆は、高地でなければ育たないので都心部では口にできません。塩花豆は、さっぱりした甘さが魅力です。この他にも、八ッ場オリジナルのお土産がたくさんあるので、立ち寄ってください。また、Yショップ(コンビニ)での焼き立てパンはツーリングのおやつにおすすめです。一回りしたら、天然温泉の足湯でゆったりしてからバイクを走らせましょう。
- 道の駅:八ッ場ふるさと館
- 所在地 :群馬県吾妻郡長野原町大字林1567-4
- 電話番号:0279-83-8088
- 定休日:要問合せ
- 駐車場:あり
- 公式ホームページ:http://yambamichinoeki.com/
ららん藤岡(群馬県)
ららん藤岡は、家族で楽しく過ごせる場所として遊園地が併設されています。料金も100円とリーズナブルで、観覧車やメリーゴーランドなどわくわくする乗り物がたくさんあります。お子さんとタンデムツーリングを楽しみたいパパやママに強くおすすめです。藤岡IC・PAに隣接しているので、ふらっと立ち寄れるのも魅力です。
遊園地以外にも、夏は水遊びができますし冬はイルミネーションなど様々なイベントが催されています。撮影スポットもたくさんあるので、デートやお子さんとの思い出を記録する場所としてもおすすめします。グルメプラザ南館には、観光物産館などがあるので地元の野菜や特産品が購入できますし、グルメプラザ北館ではグルメを堪能できます。
- 道の駅:ららん藤岡
- 所在地 :群馬県藤岡市中1131-8
- 電話番号:0274-24-8220
- 定休日:要問合せ
- 駐車場:あり
- 公式ホームページ:https://www.laranfujioka.com/
まとめ
ソロでもツーリング仲間やお子さんとのタンデムにも、楽しめる道の駅をご紹介しました。
関東にある道の駅は独特なお土産を売っているお店や景色がいいところなど、ツーリング中に寄ると気分転換になる場所が多いです。さらには面白いユニークな建物がある場所に立ち寄ると思い出に残ります。ちょっといつものツーリングに一工夫加えたいと思った時に今回の情報を元にプランを立てて、充実した走行を楽しみましょう。