愛車のKawasaki Ninja ZX-6Rと日本各地の絶景スポットを駆け回っている、ライダーのIzuminです。カメラ片手にバイクを走らせて愛車との走行写真を撮影しています。今回は、Ninja ZX-6Rで走った日本各地の絶景スポットをTOP3をランキング形式でご紹介。絶景スポットにバイクで走りに行きたい、絶景スポットで愛車との走行写真を撮影したい、そんなライダーの皆さんの参考にしていただけるとうれしいです。
目次
愛車Kawasaki Ninja ZX-6Rのプロフィール
旅のお供である愛車の「Kawasaki Ninja ZX-6R」について、まずはご紹介。カワサキのニンジャでも、個性の突き抜けるスーパースポーツの排気量は636ccです。もともとレーシングモデルだったものを、公道用にブラッシュアップした、ニンジャのなかでもレーシング感を全面に押し出したモデルとして知られています。
レーシングらしいスタイリッシュなビジュアルには惚れ惚れしますが、スーパースポーツでありながらツーリング性能の高さも魅力です。まるでツアラーモデルのように乗りやすい、それでいながらカーブをしっかりと曲がり込んで、乗り応えも抜群。なんとも頼もしい私、Izuminのお供です。
第3位 名港トリトン(愛知県)
名港トリトンは名古屋港を横断する名港東大橋、名港中央大橋、名港西大橋という斜張橋の総称。そのうち、名港中央大橋は、日本の斜張橋でも2番目の長さを誇ります。
伊勢湾自動車道の東海IC、名港潮見IC、名港中央IC、飛鳥ICの高速道路区間である名港トリトン。私、Izuminは、伊勢湾自動車道の名港中央ICを利用しているため、旅に出かけるときも、旅から帰ってくるときも、名港トリトンに見送られ、名港トリトンに出迎えられてきました。そのためなのでしょうか、名港トリトンの絶景を眺めていると、旅の始まり、そして終わりを感じずにはいられません。
昼間の伊勢湾にかかる斜張橋も、夜間の四日市の夜景と斜張橋も、絶景橋として知られており、特に、斜張橋を間近に見上げることができる橋のたもとのビュースポットは、土日ともなると、名港トリトンの絶景を背景にして愛車の撮影にいそしむライダーでにぎわいます。もちろん、バイクだけでなくドライバーにも人気のあるスポットで、マイカーをカメラにおさめる姿も珍しくありません。
名港トリトンを走ってみた感想
夜明けとともに始まる旅。私、Izuminは、早朝の時間帯の名港トリトンを走行しながら、旅の安全を願います。そう、夜明けのうすくらがりのなか、聳え立つ名港トリトンに圧倒されながら。この瞬間の高揚感は、絶景を求め、バイクで旅立つライダーだけが得られるものに違いありません。旅の終わりもそうです。近付いてくる名港トリトンを目にしたとき、愛車とともに無事に帰ってこれたという安心感も、言葉にしがたいものです。やはり、私、Izuminにとって、旅の始まりと終わりを、名港トリトンの絶景は、他の絶景にはない特別なもの。そのため、今回は第3位としてご紹介させていただきました。
名港トリトンを走ってみて他のライダーに伝えたいこと
名港トリトンの走行中に目に飛び込んでくる、伊勢湾の海のきらめきや、四日市の街並み。斜張橋からの景色も絶景ですが、よそ見は厳禁です。名港トリトンはバイクで走行すると、想像以上の強い風が吹き付けてきます。軽量の車体は簡単に流されてしまうため、ライディングには特に注意してもらいたいです。
名港トリトンのアクセス情報
・住所 愛知県名古屋市港区・東海市・海部郡飛島村
・アクセス 国道23号(名四国道)、伊勢湾岸道、国道302号から左折してすぐ
第2位 杖立温泉(熊本県)
熊本県阿蘇郡小国町の杖立温泉は、ノスタルジックな雰囲気のただよう温泉街として、県内外に知られています。杖立川の渓谷には温泉宿が立ち並び、絶えず湯けむりがのぼり立つ、開湯1800年の由緒ある温泉地です。
杖立温泉の春の風物詩は、4月1日から5月6日まで開催される「鯉のぼりまつり」です。杖立川の上空におよそ3000匹ものこいのぼりが春風にそよぎます。このような鯉のぼりまつりは、全国各地にみられますが、実は、杖立温泉が発祥の地ではないかともいわれており、私、Izuminが杖立温泉を訪れたのも、ちょうど鯉のぼりまつりの開催期間中のこと。鯉のぼりまつりの光景は忘れることができず、今回、第2位に選びました。
杖立温泉を走ってみた感想
ライダーの聖地ともいわれる阿蘇エリアをツーリングしながら、そのまま杖立温泉に目指すのが、やはりライダーにはおすすめ。人気のやまなみハイウェイ、阿蘇パノラマラインなどを走行して、阿蘇ツーリングを満喫しながら、杖立温泉で疲れを癒すことができます。
温泉を満喫してから杖立川に向かいます。川沿いは涼しく湯涼みがてら散歩するのにもちょうどいいもの。ノスタルジックな温泉街を背景にする鯉のぼりまつりの光景は、なかなか趣のある絶景です。
ちなみに杖立温泉は天然の保湿成分「メタケイ酸」を豊富に含んでいて、女性におすすめの温泉です。女性ライダーの皆さんは、阿蘇ツーリングの途中で杖立温泉に宿泊して、美肌を目指してみるのもいいかもしれません。
また、杖立温泉では、伝統料理の「甘玉子」をモチーフにしたプリンを、各温泉施設などで販売しています。もちろん、テイクアウトして食べ歩きすることもできます。
杖立温泉を走ってみて他のライダーに伝えたいこと
私、Izuminのおすすめは、杖立温泉の路地裏にたたずむ雑貨店&mama’sぷくぷくのカタラーナです。表面はパリッ、内側はシャリッ、カタラーナらしい食感と濃厚な玉子の風味を楽しめる、ハイレベルな一品。杖立温泉の情景もさることながら、雑貨店&mama’sぷくぷくのカタラーナも、とてもおいしくて忘れられません。もちろん、ぷくぷくのカタラーナはぜひ食べてほしいところですが、皆さんも、ツーリングの息抜きにお気に入りの杖立プリンを探してみてはいかがでしょうか。
杖立温泉のアクセス情報
・住所 熊本県阿蘇郡小国町下城
・アクセス 九州自動車道 日田ICから国道212号を通行して30分程度・
雑貨店&mama’sぷくぷくの営業情報
・住所 熊本県阿蘇郡小国町下城杖立3366
・営業時間 10:00~18:00(不定休)
第1位 ビーナスライン(長野県)
私、Izuminの絶景スポット第1位は、高原の観光道路、ビーナスラインです。蓼科山は女神にもたとえられることがあり、ビーナスラインの由来にもなっています。高山植物の咲き乱れる夏も、紅葉に彩られる秋もおすすめ。年間を通して、関東からも関西からもライダーがツーリングを訪れており、駐車場にはさまざまなナンバープレートのバイクを見かけます。
ビーナスラインは美ヶ原から八島ヶ原湿原、霧ヶ峰高原、そして車山高原、白樺湖、蓼科高原から茅野まで抜ける、全長およそ88kmの観光道路で、いくつもの絶景スポットが点在しています。
特に、私、Izuminのお気に入りはビーナスラインでも「もっとも美しい高原」といわれている、標高1925m(山頂部)の車山高原です。車山高原の頂上からの眺望は、さまざまな絶景を目の当たりにしてきた私、Izuminにとっても、もっとも美しいということができる絶景に他なりません。
ビーナスラインを走ってみた感想
ビーナスラインに向かったのは夏、雲海を見るため、夜明け前のビーナスラインを走ります。そこは真っ暗な森の中。街灯はひとつもなく、路肩には野生動物の姿も。周囲に目を凝らしながら、まさに「やっとの思い」で霧ヶ峰駐車場に到着。ヘルメットを取り外し、空を見上げてみれば満天の星空が広がっています。都会ではけっして見ることができない星空。お湯を沸かしてコーヒーを淹れて、しばらく星空を眺めながら小休止です。気が付くと、だんだんと東の空が明るくなり始めたので、ゆっくりしているわけにもいかず、その場は急いで片づけ、またバイクで走り出します。
そうして辿り着いた車山高原。そこには、一面の雲海が広がっています。夜明けの空のグラデーションには中央アルプスの山影。「欲張りセット」なんていいたくなるほど、そこには絶景の条件がそろっています。そして、遠くには富士山も。日が昇るまでのわずかな時間、私、Izuminは愛車Kawasaki Ninja ZX-6Rと絶景を眺めていました。
ビーナスラインを走ってみて他のライダーに伝えたいこと
ビーナスラインの雲海シーズンは春または秋、さらに、雲海の出現する時間帯は夜明け前後です。さらに、さまざまな気象条件が揃うと、雲海を見ることができます。つまり、雲海の見られるシーズン、見られる時間帯に車山高原に足を運んだとしても、残念ながら必ず、雲海を見られるわけではありません。
だからこそ、雲海を見れたときのよろこびは格別なもので、忘れられない絶景になるのだと思います。
ひとつだけ忘れないでいただきたいのが、夜の道は非常に危険だということ。私、Izuminも、野生動物の飛び出しに気を付けながら、慎重に運転しました。ビーナスラインに限りませんが、山道には野生動物の飛び出しの危険性がつきまといます。実際に、野生動物との衝突による死亡事故も発生しているのです。私からも、ライダーの皆さんには安全運転をお願いします。
ビーナスラインのアクセス情報
・住所 長野県茅野市北山(車山高原)
・アクセス 諏訪南ICからエコーライン、諏訪ICから国道125号、大門街道を通行して40分程度
まとめ
今回は、愛車のKawasaki Ninja ZX-6Rと日本各地の絶景スポットを駆け回っているライダーのIzuminが、日本各地の絶景スポットTOP3をランキング形式で紹介しました。
第3位は名港トリトン(愛知県)、第2位は杖立温泉(熊本県)、第1位はビーナスライン(長野県)を選びましたが、ライダーの皆さん、いかがだったでしょうか。
改めて、当時の写真を見ながら振り返ってみると、あの時の感動がよみがえります。これからも、Ninja ZX-6Rとともに、絶景を追い求めて全国各地を駆けていきたいという気持ちになりました。
あくまで、私、Izuminにとっても絶景スポットTOP3ではありますが、ライダーの皆さんと愛車との思い出の1ページの参考になるのでしたら、それ以上にうれしいことはありません。